たいちょうのへや |
『思い出の場所』 |
せいし通信 1月号 |
あけましておめでとうございます。新型コロナインフルエンザは、まだ終息の気配が見えず、心から新年を祝うことが憚られるような年明けになりました。ワクチンや治療薬の一日も早い開発と接種を受けられる日が待たれるところです。 幼稚園の銀杏の木は、12月中旬にはすっかり葉を落としてしまいましたが、落とした葉の後には、すでに春を待つ新芽が用意されています。今年の銀杏の黄葉は、二度の台風で葉の四分の一ほどが吹きちぎられて、例年のような見事な黄葉とはいえなかったのですが、それでも子どもたちは、落ちてくる葉っぱを?まえる競争をしたり、葉っぱのシャワーを浴びたり、葉っぱで花を作ったりして楽しんでいたようです。 子どもたちにとって、この園歌のサブタイトル(大きな銀杏の木の下で)にもなっている大きな銀杏の木は、心に残るものなのでしょう。先日書類を整理していたら、もう10年以上も前になるでしょうか。小学校3年生の女の子が、作文の時間に書いたものを送ってくれた原稿がひょっこりと出てきました。それは幼稚園を「思い出の場所」として、一年間の生活と、銀杏の木の係わりが心温まる文章で綴られています。 本人の許可を取っていないので心苦しいのですが、もう10年以上前のことでもありますし、本人もすでに二十歳を超えていることでしょうし、許してもらえるものと勝手に心得て紹介したいと思います。(文章の仮名遣いなどは原文のままに記載しています) 「思い出のばしょ」 『わたしには思い出のばしょがあります。ようち園です。 銀杏の木が日本に入ってきて1000年余り、中国には樹齢1000年を超えるものも多数あるとのこと。幼稚園の銀杏の木は樹高約20m、樹齢100年近くは経っていると思われますが、数千年といわれる銀杏の寿命からすると、まだほんの3歳児というところでしょうか。これからも幼稚園の大きな銀杏の木は、子どもたちをやさしく見守りながら、子どもたちとともに成長していくのでしょう。幼稚園が「思い出の場所」として、銀杏の木が思い出の木として、いつまでも子どもたちの心に残ることを願います。 |
理事長 遠山 和良 |
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