えんちょうのへや |
『子どもの文化』 |
せいし通信 作品展特集号 |
“人間が追求する物”の価値理念の根元的なものとして「善さ」という言葉が使われます。 その追求を通して人間が造り出したもの、それが「文化」という言葉で表されます。物質的所産である“文明”に対し、精神的な活動により生み出されたもの、つまり芸術、科学、道徳、宗教や政治(法律)などの総称としてこの文化という言葉が使われますが、せいしの「作品展」は子どもたちの文化が形となって表われたものの集大成です。 子どもたちの一日は、そのすべてが文化的な活動であるといっても過言ではありません。 友だちとおしゃべりして自分を主張したり、教師の質問に答えを探したり、砂場でいろいろなものを形作って遊ぶこと。歌を歌ったり、劇遊びごっこをしたり、絵本を読んだりすること。うさぎをだっこしたり、パンジーの花の色を数えたりすることなど、そのすべてが子どもたち自身を文化的な高みに育てようとする活動であり行動なのです。 もちろん、表現するための技術は子どもたちに生まれながらに備わっているわけではありませんので、教師からの技術の伝達は必要です。 平面の紙から立体を起こしたり、紙粘土をちぎり、土粘土をこねてかたちづくり、絵の具を塗ってボンドでくっつけて ‥‥‥‥‥。
|
園長 遠山 和良 |
せいし通信 バックナンバー |
5月号 6月号 7月号 夏休み号 9月号 10月号 11月号 12月号 |
冬休み号 1月号 |
学校法人 聖使学園
〒830-0023 福岡県久留米市中央町30-5
TEL:0942-32-4971 FAX:0942-32-7678