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えんちょうのへや |
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光る泥だんごの作り方 |
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土の種類によって、出来上がりの泥だんごの色も変わってきます。 |
中はこんな感じです |
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ステップ |
【 @土台作り A球体作り B仮皮膜作り 】・・・30分 |
【 C皮膜作り 】・・・60分 |
【 D養生(お休み) 】・・・2〜4時間 |
【 E磨き(超皮膜作り) 】・・・60分 |
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<ステップ@> ・・・ 土台作り
泥だんごの中に空気が含まれないように、泥水の中から泥を取り出し、絞って球体にする。
大きな石ころや髪の毛などが混入しないように注意する。 |
※土台となる泥を用意する時は、事前に小石や葉っぱや繊維などの異物を取り除いておく。
その上で水を加えてドロドロの状態にする。
※土台となる泥は、粘土質の泥より、砂と泥が混ざった状態のものの方が良い。
粘土質の土だけで土台を作ると割れやすい。 |
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<ステップA> ・・・ 球体作り
(普通の土をかけて、それをなぞり落としながら徐々に球体を形成していく作業)
A 球に土を振りかけてそれをなぞるように落としながら球の形を形成する。
B 振りかけた土を振り落としてから、あとをなぞってさらにきれいな球体にしていく。 少しずつさらさらの粉のような土に変えていくとよい。
C 吹き飛ばしてみる (振りかけた土が全部吹き飛ぶようになったら終了) |
※振りかけた土を振り落としながら、薄い膜を一枚ずつ球の表面に塗り重ねていく感覚でやると良い。 |
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<ステップB> ・・・ 仮皮膜作り
A 強く擦ることによって粘土質の仮皮膜を球体の表面に出現させる。
B 土を振りかけて、また削るように擦り、仮皮膜を出す作業を何度か繰り返すと良い。 |
※この作業で皮膜の良し悪しが決まるので丁寧にやること。
力を入れすぎると皮膜自体を壊してしまったり、球を割ってしまう危険性がある。 |
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<ステップC> ・・・ 皮膜作り
手のひらにさらさらの粉のような土(粘土質が乾燥したもの)をつけて、それをまぶして擦る。
クレンザーをつけて汚れを落とす感覚でしっかり擦る。 ぶつぶつが出来るので、十字方向に擦って練りこんでいく。 手についた粘土質の汚れはこまめに取る。
手が汚れなくなり、粘土粒が球体に付着する現象が出始めると皮膜作りの終了。 |
※出来るだけ丁寧に繰り返し何度もやったほうがより強く美しい皮膜が出来る。
※皮膜作りは、表面にでこぼこがないように、つるんとしたなめらかな状態になるまで続ける。
そうしないと磨きの時に皮膜を削り取ることになったり、なめらかな光沢が出ない結果になる。 |
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<ステップD> ・・・ 養生 (お休み)
2〜4時間ほど、布にくるんで泥だんごを休ませる。 その間に泥だんごの内部から水分がしみ出して表面がしっとりとなる。 長時間(4〜5時間以上)養生させるならビニール袋に入れる。 |
※ビニール袋に入れて保管する場合は、出来るだけ球全体にビニール袋が密着した状態で保管する。
一部分だけがあたっていると、その部分に水分がしみ出てきて色むらの原因になる。 |
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<ステップE> ・・・ 磨き (超皮膜作り)
水分が表面にもどって、しっとりとした状態のうちに布で磨きをかける。 (浮き出てきた粘土質を均等に削り取るように磨きこんでやる) 布はデニム地のような少しざらっとした感触の布が良い。
連続的に磨かず、休ませながらゆっくり磨き、ゆっくり乾燥させる。 (1分磨いたら 5分休ませる)
よく光るようになり、表面が固くなってきたら、球の表面をなでまわすように磨く。 磨きはどの場面でも休ませながらやらないとひび割れを起こしてしまうので注意! |
※休みから覚めて、しっとりとなった状態のだんごの表面を布で地ならしするようにさっさっと磨いてやる。
あまり力を入れてやると、せっかくできた皮膜の表面層を削り取ってしまう危険性がある。
爪に注意! この段階で爪で表面層に傷つけたり、ぶつけて欠けたりすると修復不可能。
今までの苦労が水の泡・・・ 心配ならば軍手を使用すると良い。
小さな修復が可能なのは<ステップC>の段階まで。
※そのうち球の表面が、ゆで卵のむき身を手に持っているような状態になれば最初の磨きは成功。
後は時間をかけて休ませながら磨きこんでやる。 だんごが乾燥していくタイミングをとらえて磨く。
(間をおき過ぎないこと・長時間休ませるときはビニール袋に保管する) |
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上手に作るとその美しさは10年〜20年と保存されます。
乾燥したら柔らかい布にくるんで保管します。 |
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