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最新のサポート事例編
 Windows10でおそい場合
 最新型の新しいパソコンを買ったばかりなのにおそいのはなぜ? セキュリティーソフトが原因
 Windows8.1、Windows10でMicrosoftアカウントサインインで遅くなっている?
 放置していたPC、毎回の使用時間が30分程度のPC
 SSDなのに遅い
 普通のユーザーが遅いと感じるのは、不具合レベル
 良くわかってないのに行うと逆にトラブルの元になる
 自己流解決でネットの罠にはまり、事態はさらに深刻化する




   パソコンがおもい、固まる主な原因と対処法  解説編(本編)
                ●かんたん解説編   ●もっと知りたい詳しい解説編


 
  Windows10でおそい場合 

 
Windows10で遅い場合は、Microsoft公式の以下のページを参考に検証してみましょう。

  参考記事:Windows10でPCのパフォーマンスを向上させるためのヒント

ノートパソコンの場合は、上記と同時に電源管理を「高パフォーマンス」に設定するとパフォーマンスが改善されます。
※パフォーマンスが改善しますが、
その分多少バッテリー消費や電力消費が多くなります。
※普段からACアダプタのみで据え置き使用している場合は設定を推奨します。
 
●Windows10でメモリが4GB、またはHDDを使用している場合は、昨今のアップデートでWindows10自体が非常に重たくなってきています。メモリを増設するのも良いですがHDDの場合はあまり効果がありません。SSDへの移行が改善の最善策と言えます。

●それだけではありません。2018年1月、Intel製CPUに「メルトダウン」「スペクター」と呼ばれる2つの脆弱性が存在することが発覚しました。これらの脆弱性を悪用されると、攻撃者はユーザーの許可なく、CPUの内部情報を盗み取ることができます。

Microsoftは、これらの脆弱性を緩和するためのアップデートをWindows 10に対し行いました。このアップデートは、CPUの動作を制限することで、脆弱性を悪用する攻撃を防ぐことを目的としています。

しかし、このアップデートにより、CPUの性能が低下し、Windows 10の動作が遅くなるという報告が寄せられました。そのためWindows10のパソコンがおそくなっている可能性があります。特に古いPCやバリュータイプのパソコンほど影響は大きくなるでしょう。

  最新型の新しいパソコンを買ったばかりなのにおそいのはなぜ?
 
最 新型のパソコンを買ったばかりだというのになぜか動作が遅いという相談が寄せられています。良く調べてみると、最近のパソコンはCPU内蔵グラフィックスのものが多くなっていることが関係しているようなのです。以前のメーカー製PCはオンボードグラフィックスといってGPUを持たず、グラフィックス機能をチップセットに統合しているようなものが多数を占めていました。

グラフィックスボード(グラボ)などが別途装備されているPCであればグラボがメモリを独自に搭載しているため問題はありません。しかし、統合グラフィックスやCPU内蔵の場合、 グラフィックス機能のメモリはメインメモリと共用する仕様になっているのです。要するにメインメモリから奪うわけです。

例えば4GBの物理メモリを搭載していても、最近では2GBをグラフィックス機能に割り当てるようなPCも出てきています。そうなるとシステムが使用できるメモリ量は残りの2GB以下となって、これではとてもまともに操作できる状況ではなくなってしまいます。

その場合はBIOSやグラフィックスアダプタのユーティリティーソフトでグラフィックスへのメモリ割当配分を変更することが可能な場合もあります。しかし、グラフィックスの最低割当値が1GBでそれ以下にはできないというPCもありますから、システム側への配分が3GB確保できても十分とは言えません。ですから最終的にはメモリの増設が必要になります。要するに新しいIT環境ではRAM搭載量が4GBでもすでに間に合わなくなっているということです。最新型のパソコンを購入する場合はRAMを8GB以上搭載したものを購入するか、あらかじめ増設を検討しておく必要があるわけです。

少し以前のパソコンであればグラフィックスが占有するメモリ量はそう多くないので、中古PCでは4GBでも問題ないものも多いでしょう。ですが、快適なPC環境を求めるなら、やはり今の時代でもメモリ容量は大きいほうが有利になります。

  -----セキュリティー対策ソフトが原因-----

パソコンの初期セットアップ時に、セキュリティーソフトをインストールする方も多いと思います。しかし、Windows10や11には標準でセキュリティー対策機能が備わっています。そのレベルは有料版のセキュリティーソフトと同等かそれ以上です。ですから、Windows10,11は通常であればセキュリティー対策は必要がないといっても良いでしょう。

メーカー製パソコン購入時にプリインストールされているお試し版のセキュリティー対策ソフトは、リソースを占有しますのでPCのパフォーマンスが落ちます。特にCPUが貧弱でHDDモデルのPCやメモリ容量が4GBしかないパソコンは非常に動作が重たくなります。最初から立ち上がってくるセキュリティー対策 ソフトはすぐに削除することをお勧めします。

Windowsの標準機能で十分です。どんなに高額なセキュリティーソフトでもフィッシング詐欺は防ぎきれま せん。安全装備満載の超高級車だからといってどんな事故でも不死身になるとは言えないのと同じで、100%ということはITセキュリティーでもあり得ませ ん。

また、以前からあるようなネットでダウンロードする無料(フリー)のセキュリティーソフトは最近ではトラブルも多く、Windows10の更新時の際にトラブルや問題が出たりする事例が相次いでいます。そのようなものをインストールするくらいならばWindowsの標準セキュリティー機能のままのほうがはるかに良いといえます。これは有償のセキュリティーソフトでも同じことが言えます。

また、それとは別に以下に示すような問題も複合している場合があり、新しいPCを購入後のセットアップ次第でその後のパソコンの動作にも影響が出てきます。

 
  Windows8.1、Windows10でMicrosoftアカウントサインインで遅くなっている!

 
Windows8.1や10でパソコンが遅い場合、起動時にMicrosoftアカウントでログイン(サインイン)し ていることが原因になっている場合があります。WindowsPCのユーザーアカウントは、通常ローカルアカウントで運用しますが、Windows8.1や10ではパソコン新規購入時や新規インストール時などの初期セットアップの際に、マイクロソフトアカウントの作成からサインインへと誘導するようになっています。設定完了後はそのままMicrosoftアカウントでWindowsにサインインして使用する状態になってしまいます。

そ れを回避するためにはセットアップ時にネットに接続しないで作業を進めるのが基本。ネットへの接続を促されても、アカウントの作成を促されてもすべてスキップして無視すればMicrosoftアカウントを登録することなくローカルアカウントのままで完了させることができます。

Microsoft アカウントによるサインイン(ログイン)での運用については様々なトラブルも発生していて、初期セットアップ時のパスワードがわからなくなっていたり、認証用メールアドレスが喪失していたりしてサインアウトができなくなってしまうことがあります。それだけでなく、アカウントの錯誤を招いてOfficeの認証にも影響が出る例が数多く発生しています。

それだけではありません。Microsoftアカウントでサインインするとネット経由で様々なMicrosoftのサービスと接続したり同期をとったりするためシステムが重たくなります。
Microsoftアカウントでサインインしているパソコンは総じて動作が遅い傾向にあり、ローカルアカウントに切り替えると水を得た魚のようにWindowsは軽快に動作し始めます。

基本的にはWindowsのユーザーアカウントはローカルアカウントで使用し たほうが動作が軽くなります。

最近ではYouTubeやブログなどのPC情報でセットアップの方法などが紹介されているようですが、ほとんどがアカウント作成を促す通りに進めていく説明がなされています。基本的にネットの情報は一般的な内容にすぎないものが多く、本当の実態を反映していない物がほとんどです。そんなものを鵜呑みに信じていたら情報発信者や企業などの思うつぼです。

Microsoftは政府機関でもないし、Windowsは公的なインフラでもありません。一企業の言うなりに闇雲にしたがう必要は無いのです。従ったほうが安心などと思ってしまうのは一個人としての自律した思考を放棄してしまう危険な行為です。


読売新聞オンライン 社説 2022年4月15日

欧州のIT規制 健全な競争促す先例となるか
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20220414-OYT1T50269/




※Windows11のセットアップ画面。日本語版なのに日本語がおかしい
Windowsから促される設定や登録にすべて従うことが自分に必要なのかどうかよく考えましょう

Microsoftのコンテンツやツール、Webアプリを使用していなければ、あえてMicrosoftアカウントでサインインする必要はありません。どうしても使用したいMicrosoftの機能やアプリがあれば、アプリごとにサインインして使うようにできます。

ローカルアカウントへの切り替えは「アカウント設定」で可能です。

Officeなども同様でMicrosoftアカウントのサインイン状態で使用すると動作が重たくなります。OneDriveなどを使用していなければ通常の場合サインアウトして使用すると動作が軽くなります。


   -----Windows11のサインイン強制-----

Windows11 では、Homeエディションでセットアップ時にMicrosoftアカウントサインインが強制になっています。Proでも今後強制化されるということのようです。アカウントの管理に気を付けないとパスワードを忘れたとか、確認用のアドレスなどを放棄してしまったというような場合にトラブルになってしまいます。

セットアップ時の上方の控えをしっかり取っておく必要があります。また、強制されたマイクロソフトアカウントによるサインインは設定で後から
ローカルアカウントに切り替えが可能です。少しでもシステムを軽くしたい場合は設定でローカルアカウントに切り替えることをお勧めします。
※セットアップ時にアカウント作成を回避するコマンドがあるようです。

また、MicrosoftではブートドライブのSSD化を呼びかけ始めています。要は動作の遅いHDDを排除するという意味です。今後Windows11のパソコンは快適動作のためにはそれなりのマシン仕様が必要になります。


   使っていなかったPC、長期間放置していたPC、毎回の使用時間が30分程度のPC

 
Windowsは常に最新の状態に保ちながら使用するOSです。長期間使わずにしばらく放置していたPCをいきなりネットに繋ぐと、Windowsのアップデートやセキュリティーソフトの定 義更新、ほかに様々なソフトウェアの更新も始まり、パソコンの動作が途端に重くなります。更新中はパソコンがフル稼働状態になります。更新が終わるまで、作業はしばらく待たなければなりません。

特にメモリが少なかったり、HDDのパソコンでは症状が重くなります。

放 置された期間によっては相当量のアップデートが溜まっています。それらをすべてダウンロードし、インストールを終えるには何度も再起動を繰り返し、何時間もかかる場合があります。また、放置していなくても毎回の利用が30分程度のパソコンも、Windowsの自動更新処理が間に合わず、更新が進んでいない状態になっています。そのため、毎回のように更新作業のリトライが続き、パソコンが重くなってしまいます。

また、最近多いのがネットの回線速度が遅いために更新が間に合わなくなっているパターンです。特にモバイル回線やバックボーンが脆弱なサービスプロバイダなどの回線では、最近のIPv4の速度低下も相まって更新プログラムのダウンロードが間に合わなくなっていることがあります。

パソコンはせめて週に一度は電源を入れて、少なくとも半日程度はネットに接続した状態のまま放っておくことを推奨します。自動更新が正常に適用されます。ライトユーザーのパソコンが重くなる最も大きな原因となっていますので留意しましょう。


  SSDなのに遅い


HDDからSSDにすることで速さを期待したのに、なぜか遅いということはありませんか?

SSDは安価になったとはいえ、まだHDDの価格には及びません。ですから、安価なSSD=容量が少ないということになります。現在の主流は120GB~256GBのようです。Windowsは使用期間が長いほどシステムフォルダ内等のファイルが肥大化していきます。SSDはその仕組み上、空き領域の確保という面ではHDDよりも気を配る必要があります。SSDで必要な空き容量としては全体容量の3分の1以上は必要といわれています。ですから、SSDは空き容量が逼迫してきたら初期化や初期状態に戻しながら使うというのが安定させるための使い方です。

しかし、そんなことは面倒だということで放置しているうちに容量の少ないSSD環境では、どんなに削ってもなかなか空き容量は確保できなくなり始めます。特に120GBというのはあまりに少なすぎです。実質的には110GBしかありません。OS標準のHDDのクリーンナップ機能を使っても大した効果はないでしょう。

Microsoft公式ページ


容量の少ないSSDにはプログラム以外ほとんど何にも保存すべきではありません。そもそも、一時的でもSSDにデータを保存しようという考え方自体が間違っています。SSDはあくまでも高速にシステムを動作させるための目的で使うもので、データ保存用ストレージには全くの不向きなデバイスなのです。

  筆者コラムーーマイベストプロ佐賀


とにかく空き容量は多いほど高速に動作しますから、SSDは大容量のものにして空き領域を常に確保した使い方がベストです。最近のバリューPCは128GBのSSDが大半を占めますが、パソコンを買う際には安いからといってそのようなものに手を出してはいけません。せめて250GBのSSD搭載機種にしてください。

以上のようにSSDを使用していて遅い場合は、思い切って初期化するということが最善の改善策です。面倒な初期化を行いながら使用することは環境の再構築などを考えると現実的には難しいでしょう。その場合はディスクイメージをバックアップしておいて、環境を復元できるようにしておきます。そしてデータはあくまでも外部ストレージに保存するようにしてSSDの長所を活かすようにしましょう。

もうひとつ忘れてはいけないのが、BIOSやストレージに関するドライバなどのアップデートです。SSDを安定して高速稼動させるためにはBIOSとデバイスドライバが最適化されていなければなりません。常に最新のBIOSとドライバへ更新するように心がけましょう。

 

  普通のユーザーが遅いと感じるパソコンは、故障レベル相当

   
パ ソコンが遅くてイラついたり、買い換えたいと思うほど動作が重いのはなぜでしょうか? その原因は上記に挙げたように長期間の使用でトラブルの原因になる物が増えていたり、更新などが正常に適用されてないなど整備が出来ていなかったり、様々な要因で正常に動作できなくなっている可能性があるからなのです。

それだけでなく気が付かない間にマルウェアなどが既に入り込んでいる状態にあるかもしれません。
さらにはHDDに不良セクター(劣化)が発生していてHDDが死んでしまう一歩手前になっていることも十分考えられます。

一般のユーザーが、「ここまで遅いのはおかしいのでは?」と
思う程のパソコンの状態というのは、私たち専門家から言わせていただくと正常には動作していないという判定でほとんど故障レベルなんです。


そこで、思いつくのがネット検索で見つかる便利そうな無料スキャンソフトだと思いますが

Windowsをスキャンする・エラーを修復する・お掃除する高速化する・・というフリーソフトでどうにかなるのでしょうか?

いいえ!ならないばかりか、さらに悪化します!!


そのようなものの多くは、一旦インストールすると起動時に勝手に常駐し、表示が消せない、削除しようとしてもできなくなる、余計に重くなる・・などの症状を引き起こすニセモノ・インチキの迷惑ソフトだったりします。また、ソフトウェア自体は危険性が無くても、インストールの際にマルウェアを同時にインストールするものがあります。

絶対にそのようなものをインストールしないようにしましょう。これらは通常のソフトウェアとして偽装しますのでセキュリティーソフトでは反応しない場合があります。セキュリティーソフトも最近では万全ではありません。

インストールの際に注意が必要なフリーソフトの種類
○動画や音楽のプレーヤー
○動画や音楽ファイルの変換ソフト
○動画編集ソフト
○ディスクライティング系
○PCメンテナンス系のソフト(スキャン系、クリーナー系、セキュリティー系)
○PCツール系のソフト(バックアップ系、HDD修復系、ディスククローン系)
〇デバイスドライバー系
○仮想ドライブ系
○アーカイバ系
○データ復旧系

危険なソフトウェアはQAサイトの回答で異様な推しがあったり、紹介ブログ記事はステマだらけで、そのようなものを信じて「便利な無料ソフトを駆使している自分は賢いから騙されない・・・」などと言っているようでは、あまりにITリテラシーに問題がありすぎます。最近の世知辛いご時世では真っ先に餌食にされてしまうでしょう。

無料という表示、ネットの評価だけではソフトウェアの安全性は判断できません。インストールしようとするソフトウェアの出自やインストール時の挙動などはよく確かめる必要があります。


  良くわかってないのに行うと逆にトラブルの元になる


●通常ではやってはいけないこ と
  1. 仮想メモリの手動設定  (よほどのことがない限りいじらない)かえって遅くなったり不具合が出たりします
  2. ディスクの圧縮(Cドライブが少ないなどの理由) 少なければリカバリでサイズを変更するかストレージの容量アップで対処するのが基本。下手に圧縮すると問題発生時に起動しなくなったり、データが復旧できなくなったりします。
  3. レジストリの修復 何 とかクリーナーなどのお掃除ソフトの中には、必要なものまで削除してしまうものもあり、かえって不安定になったり、アップデートがエラーになる、ソフトが 削除できなくなったり起動しなくなることもあります。過信は禁物です。やたらに導入を勧める自称「詳しい人」には注意してください。
  4. デフラグ   現在のOSはオートデフラグですから、通常行う必要はありません。真夏のエアコンがない部屋でデフラグすると、HDDの虐待になってしまいます。特に、USBメモリやSDカードなどのフラッシュメモリをデフラグしないように。これは虐待を通り越して破壊行為になります。

  自己流解決でネットの罠にはまり、事態はさらに深刻化する

 
フ リーソフトやネット広告詐欺などで出てくるマ イクロソフトのマークやそれらしい表示に惑わされないようにしましょう。日頃からこのような問題の相談先を知っておくことも情報リテラシー向上になります。一億総活躍社会なので自己解決をしたい気持ちはわかりますが、自分が対処できる範囲を超えるものへの自己流アプローチは重大なリスクを伴います。

ドライバソフトをネットで検索した際に、検索ですぐに見つかった!などといって、とんでもないページからでも平然とダウンロードしてマルウェアの被害に遭うリテラシーの低さも問題です。ネットの情報は精査しなければ危険です。そもそも見分ける基準がわからないために何が本当で何がそうでないのかさえ理解できていません。

自己流解決は、自己の理解の範囲内で有効であって、それ以上のアプローチはリスクを高めるだけです。


  





解説編(本編)  令和4年8月28日更新

●かんたん解説編  ●もっと知りたい詳しい解説編





パソコンはイライラするほど余計に
動かなくなるもの

まずは冷静に落ち着くことが
悪化を防ぎます


かんんたん解説編
メモリ容量が足りない・HDDに問題がある 
常駐アプリ(ソフト)が多い
古いセキュリティーソフトが入っている
ウイルス・スパイウェアに感染している
インターネット環境が不備でおそい
アップデートが原因
パソコンの能力以上のことをしようとしている・・・
もっと知りたい・・・ 詳しい解説編
ウイルス・ スパイウェアに感染している
常駐アプリ(ソフト)が多い
ファイル、フォルダの使い方に問題がある
★★★メモリ容量が足りない★★★
アップデートが原因
Windowsのメンテナンスができていない
ハードディスクが遅い
使用環境・用途に対してパソコンの能力が足りていない
ハードウェアの設定ができていない・故障している
ネットワーク転送速度が遅い、安定しない
インターネットが遅い
ウイルスソフトでおそくなる
パソコンの能力以上のことをしようとしている・・・
パソコンの放熱に問題がある
ノートパソコンが遅い


 パソコンがおもい、固まる主な原因と対処法
かんたん解説編

メモリ容量が足りない・HDDに問題がある



●起動時に恐ろしく時間が掛かると言う場合は、ほとんど以下の要因が関係しています。

2
ソ フトウェア的問題
ハー ドウェア的問題
ウイルス感染、マルウェア被害
アプリケーション類の多重常駐
迷惑ニセソフトの常駐
セキュリティーソフトのトラブル
搭載された物理メモリが足りない
HDDにエラーや不良セクタがある
HDDの空き容量が少ない

 メモリ容量の拡張が最優先の解決策

●物理メモリの容量不足は動作が遅い・固まるなどの一番大きな原因になっています。


物理メモリを増設することで遅いパソコンの7割以上は改善が期待できます。

最 近のPCは標準で4GBのメモリを搭載するものがほとんどです。通常なら4GBあれば問題ないのですが、PCの仕様によってはCPU内蔵グラフィックスメモリがメインメモリと共有になっていて、割当量も多くなっています。ですから4GBあると思っていても実はグラフィックス側で1~2GB程度占有する場合があって、システムが利用できる容量が半減することがあります。そのため最新型でもメモリ不足に陥ることが起きます。

メモリが足りないとHDD(ハードディスク)がその足りない部分を肩代わり (スワップ)し始めますのでHDDに負担がかかるばかりでなく他の処理動作にも「待ち」が出て、動きが遅くなりパソコンの動作を不安定にします。

更にHDDの空き領域が少ないことなどが重なれば Windows自体が正常に動作しなくなって、起動しない、固まるなどのトラブルを誘発することもあります。

Core iシリーズなどの高性能CPU搭載のパソコンでもHDD容量が大きいパソコンでも、メモリ不足ではその性能は十分に発揮できません。

 HDDもPCの挙動に関係する

また、HDD(ハードディスク)そのものがおかしくなっている場合、たとえば不良クラスタが発生している、ヘッドや基盤に異常がある場合はメモリを増設しても改善しません。 この場合はHDD交換となります。

起動途中で固まる場合や、英語のメッセージで
「Operating System Not Found」
などの表示が出た場合はファイルシステムが喪失しているかHDD自体に不良クラスタ(バッドセクタ)が発生している可能性があります。

よ ほどPCに詳しくない場合、それ以上操作をするとデータが失われてしまう恐れがあります。電源を何度も入れたり切ったりすると、ダメージがより大きくなってデータが復旧できなくなることがあります。そのような場合は無理をせず専門家に相談しましょう。このような症状は多くの場合、HDDの交換が必要になります。

メモリとHDD(ハードディスク)は別の違うものです!


こちらがメモリ

こちらが HDD(ハードディスク)

こちらがSSD(そのほかM.2がある)

■基板上のスロットに装填して使用するものです。RAM4GBとかRAM16GBと表記されているものです。

■パソコンの画面に見えている内容はすべてこの中にあります。写真やデータなどのファイルはここには保存されません。

■Windowsの主要なシステムも起動したソフトも一旦はメモリの中に読込まれます。容量が少ないとすぐに一杯になってしまいます。

■データを作成したり変更したりした場合はHDDへ保存しないと失われてしまいます。

■パソコンを終了すると表示している内容は消えます。(揮発性といいます)

■Windows本体やプログラム、写真やデータなどパソコンのデータすべてはこの中に入っています。

■500GBとか1T(テラ)とか言っているもの。

■Windowsの起動に時間が必要なのは、ここからシステムやプログラムをメモリへ移しているからです。

■保存すればパソコンを終了させても内容はなくなりません。(不揮発性といいます)


OS 快適動作に必要な物理メモリ量 SSDまたはM.2容量
Windows10
最低  4GB(8GB以上推奨) 最低120GB(250GB以上推奨)
Windows11
最低  8GB(8GB以上推奨) 最低250GB(250GB以上推奨)

Windows 7、8.1のOSでは32bitは2GB以上、64bitは4GB以上は必要です。2GBでも動作しますが快適とはいえません。

32bitのWindowsの場合はメモリを4GB搭載しても3GBまでしか認識、使用されません。4GB以上のメモリが搭載されている場合はできるだけ 64bit版を導入してください。

レディブーストは結構早くなるようですが、物理メモリ増設にはかないません。対処療法という考え方が妥当だといえます。


 自分PCのメモリ容量を調べる

デスクトップのマイコンピュータのアイコンを右クリック、「プロパティー」を選択してクリックすると下記画面が表示されます。 Vista、7も同じです。下図の赤い○で囲んだ数字が「搭載されている物理メモリ量」です。

※デスクトップにマイコンピュータがない場合はスタートからコントロールパネルの中の「システム」を クリックしてください。「RAM」というのが物理メモリ量です。

Windows7の場合

Windows10の場合



 メモリの増設方法

メモリ増設とはこういうことで す


ノートパソコンの基板上にメモリスロットがあります。既に1枚下側のスロットにはメモリが装填してあります。上側は追加できるように空いています。

 

パソコンを買った当時のままでは写真のように1枚しか装填されてませんがもう一枚追加できるようにスロットが空いていますのでここに増設メモリを装填します。
容量の少ない物が2枚さしてある場合の容量アップでは、2枚とも容量の大きい物に交換します。


 PCの整備は自動車と同様に不可欠

車 のエンジンブレーキと同じような事例が起こっています。どこかで「坂道ではエンジンブレーキを使いましょう・・・」と言うのを聞きかじって、車屋さんに「エンジンブレーキを付けてほしい」と訪れて来る人がたまにいると言う冗談のような話があるそうです。同じパターンでパソコンでも「仮想メモリを使用した方が良い」と聞きかじってネット情報を頼りに見様見真似で設定し、パソコンをおかしくしてしまう人がいるようです。

根本解決するには小手先ではなくまず物理メモリを増設するなど、パソコンの基本的な環境をきちんと整えることが肝要です。

ハードディスク容量とメモリ容量を混同している方もおられますが、どちらも容量不足はトラブルの元。

Cドライブ、要するにシステムドライブの空きが少ない場合は、空き領域を仮想メモリとして利用しているWindowsのシステムが思うように動かなくなりパソコンの動作が遅くなります。

その場合はストレージデバイスを容量の大きいものへ交換するか、中のデータを外付けHDDなどへ移す、HDD のクリーンナップ機能を使用して不要な一時ファイルやゴミファイルを削除するなどして空き領域の確保に努めて下さい。


メモリ容量やHDDの空き容量に問題がないのに遅い場合は、そのほかの原因が考えられます。

 常駐アプリ(ソフト)が多い

 

常駐ソフトとは、PC画面の下の図の部分に並んでいる、起動時に読込んでいるソフト類のことです。

(Windowsではタスクバーの三角マークまたは【山マーク=プルアップメニューボタン】をクリックすると表示される)

※上図は実際にサポートで持ち込まれたPC。マルウェアやウイルスが常駐してしまっている。また不必要なソフトも数多い。

常駐物の多くは、パソコンの起動時に必要の無いものもあります。不必要に常駐させるとメモリをそれだけ占有して、本当に必要なソフトウェアや機能の動作を妨げます。

ソフトは必要な時にだけ起動すればよいので、ここに使っていないソフトの
アイコンが多数ある場合は起動時に常駐させないよう設定したり、スタートアップやタスクスケジュールから外すことで解決します。これは削除ではありませんのでソフトが消えてなくなるわけではありません。

しかしそもそも不必要なものは完全に削除してしまったほうがそれだけ容量も減ってパソコンの動作にとっては有利になります。

 古いセキュリティーソフトが入っている




セキュリティー・ウイルス対策ソフトを導入すると見事なまでにパソコンが遅くなります。

ウイルスやネットワークの状況を絶えず監視する機能(リアルタイムプロテクション)があり、その際にパソコンのリソースを一部占有するのでパソコンの動作が遅くなります。

例えて言えば、
夏場、軽自動車のエアコンを入れ、大人4人を載せて坂道を登っていると、エアコンのコンプレッサがエンジンのパワーを横取りするために、みるみる車の速度が落ちてしまいます。

パ ソコンも同じように、車のエンジンに相当するCPU処理能力やメモリ容量などが貧弱で少ないと、セキュリティーソフトが横取りするため動作が重くなります。特にアップデートやスキャンが始まると処理が追いつかずに遅くなって、とても使える状態ではなくなってしまうこともあります。

解決には、やはりメモリ容量を増やす、常駐ソフトを減らす、最新のもので軽くてメモリ消費量が少ないセキュリティーソフトを導入する必要があります。
※Windows10、11ならばOS標準機能で十分。セキュリティーソフトの導入はよく考えましょう。

そのほかの問題としては何年も前の古いバージョンのウイルス対策ソフトを使用していたり、お試し期間や更新期限が過ぎて機能をしていないもの、全く更新をしていないものなどを放置してトラブルの元になっていることがあります。

 ※古いバージョンのセキュリティーソフトはトラブルの元。新しいバージョンへ移行する。

古いものは更新も滞り機能も停止していて、危険な状況になっています。当時のソフトはメモリ占有度も大きく、OSのアップデートとの整合性が取れなくなることもあり、セキュリティーソフト自体が暴走を始めたり、重く不安定な状態になります。最悪はWindowsアップデートの適用の際に起動できなくなったりしてひとつもいいことはありません。とりあえず何か入れていればいいだろう・・・というのは通用しません。

期限切れのセキュリティー対策ソフトや出来の悪い無料版のソフトは削除して、OS標準機能に戻すか最新の物を導入してください。

ウイルス・マルウェアに感染している、ニセモノソフトが入り込んでいる。

 

 
ウイルスやマルウェア(スパイウェア)は、データやシステムを破壊する場合もありますが、最近のものは目立った破壊活動をしなくてもバックグラウンドで余計な動きをしたりシステムの正常な動作を阻害する、
気が付かない間にデータをどこかへ送信したりします。


気 がつかれないように活動しますので感染していないと思い込んでしまうようですが、必ず挙動に不審な点があるはずです。たとえば、異様にCPU使用率が高い、ネットワークトラフィック量が多い、HDDのアクセスが頻繁にあるなど、普段と違う動きに注意が必要です。セキュリティーソフトが警告しないから大丈夫だろう・・・という判断は危険です。

それから、ニセモノのソフト(迷惑ソフト)、ブラウザのアドオンを入れたり、気がつかない間に入ったりして遅くなっている例もあります。

Windowsをスキャンする・安定化する・エラーを修復する・お掃除する・・というフリーソフトでどうにかなる?

ネット上にあるフリーソフトのほとんどが勝手に起動してスキャンを始めたり、消そうと思っても消えない、消せない、余計に重くなるニセモノ迷惑ソフトです。無料という表記に釣られてインストールすべきではありません。

そんな便利な物があったらMicrosoftはその会社を飲み込んで Windowsに標準装備しているはずです。



ニセモノソフトはこういう画面で誘導します




最近の悪質なソフトはセキュリティー対策ソフトなどには検出されないように普通のソフトを装います。ウイルス対策ソフトでは防ぎきれません。とにかく、 無料のフリーソフト導入の際には細心の注意を払ってそのようなものを導入しないようにしてください。

最 近はインターネットにつないでないパソコンも、USBメモリや複製データなどからウイルスに感染することがあります。(AutoRunウイルスやOffice系マクロウイルスなど)ウイルスチェックはどんなパソコンでも定期的に行う必要があります。インターネットにつないでなくても危険はなくなりません。

 ご注意!!  ウイルスに感染しているパソコンにセキュリティー対策ソフトを後入れすると状況が悪化するどころか、システムが不全になったりします。無理をせず、まずは専門家に相談するなど十分注意してください。

インターネット環境が不備でおそい

 


 モバイルルータで遅い場合は、解決法以前の問題になる場合もある

※ まず、モバイルルータ(Wi-Fi)などをメインで利用している場合は、電波の状況などで速度が出ていない場合があります。このようなそもそも電波次第の安定しないネット環境では対策以前の問題があります。モバイルルータに過度な期待をしているということを認識してください。モバイルルータで、遅い、早いと一喜一憂することは無意味です。なぜなら・・・

モバイルルータは送受信とも電波を使っていますからその電波事情というものが回線速度に直接影響します。電波が入りにくい場所や位置がありますし、 建物の構造でも電波の入り方が違ってきます。同じエリア内の同時利用等で混雑具合も関係するでしょう。モバイルルータはある程度のリスクを容認した上で使用しなければなりません。


とはいっても、契約してしまった以上何とかしたいのはわかります。電波が安定していない使用環境でモバイルルータを契約してしまった場合は、その回線業者にネットから改善の申請をすることができます。必ずやってくれる保証があるわけではないですが、可能な限り対応するようですからネットなどから申請してみるのも良いかもしれません。


それからモバイルルータの表記速度は実際の回線速度では8bitで割った数字しかありません。 これがベストエフォートの値ですので環境によっては動画再生に必要な転送速度が出ない、もしくはそれを下回る場合もあります。これでは動画がスムーズに表示されないのは当然です。

また、回線によっては一定の時間、期間内に決められた通信量に達すると通信速度を低下させるいわゆる「容量制限」(パケット制限)が起きます。その場合、その後は激遅になるのは当然です。

特に動画サイトを頻繁に利用したり、動画配信サービスに契約している場合などでは、モバイル通信の容量では到底間に合いません。固定回線と同様の使い方をしていると、あっという間に容量の上限に達してしまうでしょう。

要するに、利用方法が回線の選択とマッチしていないという事ですから、回線契約の見直しをすべきでしょう。モバイル用途で利用することがほとんどないのに、固定回線ではなくモバイル回線で契約するのは様々な齟齬が生じます。そのような場合はやはり高速な固定回線でWi-Fiを導入するというのが基本です。

では、通常の固定回線(有線LAN、無線LAN)でおそい場合は何が原因なのでしょうか?

 ネットがおそい理由にはたくさんの要因がある

インターネットがおそい理由はたくさんありますが、まず、本当にパソコンのせいなのかどうか、冷静に判断する必要があります。

特定のページは早くて、特定のページが遅い・・・と言う場合はアクセ スしようとしているサイト自体がアクセスの集中などでおそいか、サーバーなどが何かのトラブルになっていることもあって、パソコンがおかしいとは限りません。 しばらく時間をおいてアクセスしてみたほうが良いです。

Webサービスに障害が発生しているかどうかは以下のサイトが参考になります。

 Downdetector https://downdetector.jp/

開 こうとしているページ自体が様々なコンテンツを盛りすぎて遅くなっている場合もあります。そのページがあるサーバ自体が貧弱で遅いこともあります。特に海外のページなどは経由しているルートが複雑だったりページの作りがおかしくて表示に時間がかかることがありますがその際は辛抱強く待つ他ありません。

セキュリティー対策ソフトなどのファイアウォール機能がおかしくなって動作が不安定になることもあります。その場合は一度完全にアンインストールしてインストールをやり直してみた方がよいでしょう。

用途によってブラウザを選択する時代へ!

Edge

Microsoft Edge


Firefox


Google Chrome


Chromiumベースの
Windows標準ブラウザ。
Microsoft関連のWeb
サービスとの親和性が高い。

プラグインやカスタマイズなど
拡張性ならFirefoxがお勧め。
機能的で操作設定が多彩。

機能はシンプルですが
ネットサーフィンならGoogle
 Chromeが軽くて最適です。
Google Public DNSを同時
導入で更に高速

どこのページにアクセスしても遅い場合は、パソコンの中で何か余計な物が動いているのかもしれません。ウイルスやマルウェア感染も疑われます。

他には、セキュリティー対策ソフトのスケジュールが開始されているとか Windowsの自動アップデートが始まっている・・などでもおそくなります。しかし、これは時間が経てば完了して解消するはずです。

ブ ラウザに様々なサービスのアドオンを導入していると当然遅くなる原因となります。アドオンにはいろいろな機能があり、ネットの転送速度を監視したり、ページの監視機能が動いていたりしていますのでそれだけでも負荷が増えます。

そういうものを多量に組込めば、ブラウジングそのものが不安定になって当然です。少ないほど安定することは言うまでもありません。中には1つだけでもブラウジングを壊滅的に遅くするものまであります。

Wi-Fi無線LANでおそい場合は、パソコンの能力不足なども関係します。これは主にCPUの能力が関係し、貧弱なものではおそくなります。

無 線Wi-Fiは暗号化や転 送の際に復号などでかなりの負荷がかかります。古くて低性能パソコンでは遅くなります。親機との距離も関係しますのでアクセスポイントと子機の間はできるだけ距離を短くしたほうが良いです。遠ければ遅くなるのは当然。アンテナ感度表示を確認して入りやすい位置を確保してくださ い。

ルー タが古い、ルータやハブに不具合がある場合も遅くなります。無線ルータなどは必ずファームウェアを最新にしておくべきです。各メーカーの各機種ごとに用意してありますのでネットからダウンロードして最新版を適用してください。ルータの規格が古い場合は最新の規格に買い換えたほうが良いでしょう。今では無線ルータも破格値です。

無線LAN(Wi-Fi)よりも有線 LAN接続の方が高速です。ルータが近い場合はできるだけ有線を利用するようにしましょう。
※注意 インターネット回線を光回線に変えたからと言ってパソコンの起動は早くなりません。パソコンの起動がおそいのはパソコンに問題がある場合が多いからです。

アップデートが原因

 

Windows のアップデート(更新)は出来るだけ行ったほうが良いのですが、アップデートの失敗やトラブルで不安定に陥っていることもあります。そんな場合は、一旦更新を元に戻してみます。アップデートや更新で何らかの問題が発生した場合は、Microsoftの情報を参考にして、不具合情報が出ているようならば、改善されるまでアップデートや更新を停止します。

アップデート後にWindowsの動作がおかしくなっ たりセキュリティーソフトの動作が不安定になったりします。その場合はセキュリティーソフトを修正インストールしてみることも必要でしょう。

バーションアップやアップデートはシステムが正常に動作している上で行うのが常識です。アップデートエラーの発生などがないかどうか事前のチェックを完了してから行ってください。

パソコンの能力以上のことをしようとしている・させようとしている

   

最近のインターネットコンテンツはYouTubeやその他の動画配信サイトなどで高画質で配信されています。パソコンの能力がかなり強力でなければスムーズに再生できないサービスが大変多くなってきました。

古いパソコンでは処理能力的に、既にそういうものを再生できなくなっているという現実的な問題が出てきます。

YouTubeの全画面表示やHD画質(720pや1080)がまともに再生できない場合は、そのパソコンでは最近のコンテンツ利用が難しくなってきていると判断していいと思います。

そのようなPCで無理に再生させようとするとカクカクとコマ送りになったり、途切れ途切れになってまともに視聴が出来ません。無線LANなどで接続している環境ではさらに負荷が増しますので、状況はますます悪化するばかりです


注 意※回線速度自体が遅くてコマ送りが発生する場合とは別問題です。再生進捗バーの読込が終わっているのにカクカクする場合ということで判断してください。再生能力に問題がないパソコンでも、回線速度が遅い場合はカクつきますのでその場合は回線速度を速くする対策、もしくは回線契約を変更するなどしてください。モバイル系の回線は論外で環境によっては動画再生できないくらいに速度が落ちても当然です。

YouTube のフル画面やHD動画で720pや1080pの再生が
スムーズでない、固まる、コマ落ちするなどの場合
パソコンのパフォーマンスが低いと言うことです。

 

パソコンのフルHD対応確認プログラム CyberLink BD & 3D Advisor (ベータ版)
PCのBlu-ray とBlu-ray 3D 再生環境を確認してみましょう !

http://jp.cyberlink.com/prog/bd-support/diagnosis.do

動画再生の問題はパソコンが故障しているとかおかしくなっていると言うことではなく、パソコンの性能不足による物もありますから判断を間違えないよう注意してください。

デスクトップPCでは、CPUやグラフィックスカードなどをアップグレードして対処出来るかもしれませんが、増設スロットのないメーカー製パソコンやノートパソコンは出来ませんので現状で限界と言うことです。グラボ増設や設定、裏技とかでは対処は出来ません。

これは機械的な能力、ハードウェアの問題ですのでどうすることも出来ません。

オー クションなどにアクセラレータなどが出ていて、ノートパソコンでも動画再生が快適になるという謳い文句でいかにもなんとかなりそうな感じで売っていますが、これはハードウェアやOSなどに制限事項も多く、何にでも合うと言うわけではないようです。また、動作してもメインボードなどに対する負荷も相当なので、寿命や安定性の観点からするとある程度の「リスク」は覚悟をしたほうが良いと思います。

中古ノートPCを購入する 際は特に注意が必要です。高画質の動画再生ができるCore iシリーズ以上の物を必ず購入してください。YouTube視聴を目的でパソコンを 買ったのに高画質映像がカクカクだったとなれば、お金を捨てたような結果になってしまいます。

最近の家庭用ビデオムービーやスマホでもフルHD動画撮影が一般的になっています。

●以下は、パソコンのIntelチップセットによる大まかな判断です。※あくまでも今までの経験上の目安です。

最近のCorei3,i5,i7などのCPU搭載PCで動画が遅い場合は ドライバの不具合や 他のタスクが暴走してCPUがフル回転している、アップデートなどが始まっているなど考えられます。また、回線やルータなどネット側装置自体に異常がある場合も速度が出ないなどで遅くなります。そのような場合は回線業者や専門家にご相談されることをお勧めいたしま す。

動画再生がスムーズでない場合は無理に動作させないで、まずは診断したほうが良いでしょう。

そのまま使い続けると無理をして発熱や過負荷が元でフリーズしたり、 その結果としてシステムをおかしくする、回路を傷めるなど、深刻な故障の原因にもなります。 


※上記事項を参考にパソコンの設定などをされる場合はあくまでも
自己責任の上において作業してください。
設定や対策に際して起きた
いかなるトラブルも弊社はその責を負いかねます。

サポートのお申し込み、お問い合わせはこちらまで








 



 パソコンがおもい、固まる主な原因と対処法
もっと知りたい詳しい解説編

 ウイルス・マルウェアに感染している
 

ウ イルス、マルウェアは、データやシステムを破壊する場合もありますが、最近のものは目立った破壊活動をすることなく、バックグラウンドでシステムの正常な動作を阻害したり、気が付かない間にネット上へデータを送ったりしますので、データを破壊される以上のダメージを被ることがあります。

以前のウイルスなどのような派手な活動をしないものが多くな り、
普段使用していても気がつかなかったり、存在すら分からない場合がありますが、 何らかのきっかけで異常が発生して初めて感染に気がつく場合があります。

そこで、パソコンに少しでも異常を感じた場合は速やかに探し出し、完全な駆除が必要なことは言うまでもありません。

新型のウイルスが出現して、ウイルスソフトがそれに対応していくまでにはタイムラグがありますので、新しいウイルスや未知のウイルスに対してはセキュリティーソフトが反応しないことも当然あります。

セキュリティー対策ソフトは万全ではなく新種のものに対しては発見・ 駆除に対応していないこともあり過信は禁物です。ウイルスとスパイウェア、マルウェアは非常に境界線があいまいになってきているのが現実で、ウイルス検索に掛からないから大丈夫という判断は危険です。

■迷惑な偽の修復ツールなどはセキュリティーソフトに検知されることはなく、パソコンを遅くしたりタスクスケジュールされ意思に関係なく活動します。さらに、削除が困難で通常の方法では除去できないなど厄介な性質があります。

セキュリティー対策ソフトは毎年更新し、アップデートを欠かさず行わなければ導入した意味がないものです。

Microsoft が無償のセキュリティーソフトを公開しています。Windows7なら、Microsoft Security Essentials まずはこれで対処しましょう。Windows10であれば既にOSにセキュリティー対策機能が組み込まれていますので、利用用途によってはそれで十分な場合もあります。

セキュリティー対策ソフトの比較や体験版のダウンロードはこちらから 無料ウイルス対策ソフト一覧

ご注意!! ウイルスが感染していると分かっている場合、セキュリティーソフトを後入れすると状況が悪化することがあります。十分注意してください。


セキュリティー対策の種類

 

メールからの感染・・・メーラーなどメールクライアントソフトの場合「受信後に自動的に開く」という設定を外すのがまず第一。次に「終了時に削除済みアイテムを空にする」という設定を入れてください。これだけで、メールからのウイルストラブルの多くは回避できるはずです。


html形式で送受信するのは危険が伴うことがありますので、できるだけTEXT形式で送受信するようにすることも予防策の一つです。

Windows Live MailやOffice2010以下のOutlookは既にサポートが終了しています。メーラーをThunderBird など一定の評価のある物に変更し速やかな移行をお勧めします。

○フィッシング詐欺被害は、セキュリティー対策ソフトでは防ぐことができません。リンク先などの信頼性についてはアクセスする場合よく確かめる必要があります。添付ファイルの適切な取り扱いなども必要です。

○ウイルスの感染とその原因は、主にソフトウェアの脆弱性を狙われることにあります。ですから、日ごろからのシステムの更新はもちろんのこと、ソフトウェア類も常に更新するなどして脆弱性が無いようにする必要があります。

侵入・・・ADSL回線やケーブルモデム、 電力系モデムルータなどは、モデムとパソコン間に「ブロードバンドルータ」を 設置しましょう。「ルータ」は言わば「関所」の役目をしますので、不正なパケットをブロックしウイルスの侵入を防ぐ効果があります。

ルー ターを設置せずにOSによるPPPOE回線接続によってネットを利用すると、グローバルIPが直接パソコンなどに割り当てられてしまいます。Windows10にはファイアウォールが装備されていますが、それだけでは万全とはいえなくなります。ですから、ネットの利用でルーターの導入は必須といっても良いでしょう。ルーター導入の際は必ずログインIDとパスワードを設定して不正なアクセスを受けないようにしておく必要があります。


インターネット上の広告表示やスパムリンクには、余計なツールバーやWebページを強引にパソコンに組み込み、パソコンに無駄な負荷を与え続けたりします。表示が消せなくなり簡単には削除できなくしたりする物が多く、簡単に削除できないなど厄介な存在です。

ネット上のページからMicrosoftなどのロゴ表示を騙ってマルウェアや架空請求詐欺ページへ誘導する表示が出た場合はアクセスしないようにしましょう。 

  
誘いに簡単に釣られないこと!

フリーソフトからの侵入・・・ 最近では海外などのフリーソフトを使用してディスクのコピーを作成したりマルチメディアプレーヤで音楽を聴いたり動画を見たり、また相互に音楽や動画などのファイルを変換・編集する人が多いようです。ネット上で出回っているフリーソフトの中にはインス トール時にウイルスやマルウェアをユーザーの選択や許可なく同時にインストールさせようとする物があります。

ブラウザにツールバーなどを強引に組み込んだり、スタートアップやブックマークにURLを落とすものもあります。 知らない間にホーム画面が変わった、何かアイコン表示が増えた・・・などはその類です。

無料だからと何でも手放しで喜んでいるとタダより怖い物はないので注意が必要です。

インターネットからの侵入・・・ ネット上のコンテンツや掲示板のリンク先、アダルトサイトなどでは、クリックしたりページを開いただけで「アドウェア」が侵入することがあります。

パソコンのセキュリティーレベルや設定、ソフトウェア更新などが不備のまま、ネットに接続することは大変危険です。場合によってはパソコンが知らない間に誰かに乗っ取られて「ゾンビPC」にされ、世界中のほかのパソコンの「ゾンビ化」に手を貸すことになります。

○怪しいサイトやページには特に注意を払い、安易にリンク先をクリックしないようにしましょう。

※システムやセキュリティーソフトからのこのような表示や警告を無視したり、実行したりしない。

プロバイダのウイルス駆除サービスとは、メールに対してのものです。
約200円程度月額利用料を支払ってメールサーバーの受信メールのウイルスを駆除してもらうサービスのことですが、良く間違って認識されているのが、「うちのプロバイダは回線にウイルスが入らないようにやってくれている・・・」というものです。

ウイルス駆除サービスとは、メールに対してのサービスであって、インターネットの契約回線自体をウイルス監視などはしていません。
自分のインターネット回線自体が安全になっているとの認識は間違いです。
やはり、ルータや対策ソフトなどで対策する必要があります。

Windows10や11ならば、標準でセキュリティー対策が機能していますから特にセキュリティー対策ソフトを導入しなくても危険にさらされていることはありません。更新は自動的に行われます。防御力も有償のソフトと比較して遜色はありません。



 常駐アプリ (ソフト)が多い
  起動時に読み込むアプリケーション類で必要のない物は出来る限りスタートアップから外しておいた方が良いでしょう。占有メモリ量も少なくなり、余裕ができますので起動自体も、起動後のOSの動作も速くなり安定します。

デスクトップ画面右下の時計表示の部分(タスクトレイ)にあるアイコン表示が「常駐物」です。

通常は多くても4~5個程度にとどめてください。10個以上ある場合は多すぎです。


※とんでもないことになっているタスクバー内

ファイル名を指定して実行で"msconfig"と入力しスタートアップ項目から「無効」設定にするか削除してください。

スタートアップから外すこととプログラム自体を削除することは別問題です。スタートアップから外してもプログラム自体がなくなるわけではありません。

しかし、プログラム自体が必要のない場合は「コントロールパネル」の「アプリケーション(プログラム)の追加と削除」より使わない物を削除します。これで速度や不具合が大幅に改善することもあります。
 
   
  ファイル、フォルダの使い方に問題がある
  ファ イルネームやディレクトリ構造に問題がある場合も動作がおかしくなる原因になる事があります。不必要に長いファイル、フォルダネームや本来ファイルやフォルダ名に使用するべきではない記号などもありますから、ファイル、フォルダ名はできるだけアルファベットと数字、もしくは日本語でも文字数が少ない簡潔なものが適しています。

■Windowsの設計は当然英語で行われ、その後各国の言語に翻訳されます。あくまでも基本設計は英語ベースです。特に日本語はひらがなやカタカナなど文字数も多く、世界中のWindowsの中でも日本語版Windowsは最も負荷を与える言語だといわれています。そのため、たびたびWindows10でユーザーアカウントやMicrosoftアカウントを日本語で登録したことによるトラブルが実際に発生しています。

また、フォルダの中にフォルダが幾重にもあるようないわゆるディレクトリ階層を深くすると、トラブルを誘発することがあります。

ファイル、フォルダの取り扱いに留意することでトラブルを回避できることがあります。

 
   
 ★★★メモリ容量が足りない★★★
  ● メモリ容量不足は動作が遅い・固まるなどの一番の大きな原因になっています。
特に起動時に恐ろしく時間が掛かると言う場合、ウイルス感染が疑われたり物理メモリ量が足りないことが原因の多くを占めます。

ハードディスク容量とメモリ容量を混同している方も見受けられますが、根本的に違います。
データを「本」に例えるとハードディスク容量というのはいわば本棚の「棚」の部分のことです。
メモリ容量というのはそれを読んだり写したりする「机」の広さに相当します。本棚だけいくら大きくしても「机」が狭いと作業場所がすぐになくなり、仕事の効率が落ちて作業が進まず支障が出ます。要するに
パソコンが「遅くなる」原因です。

「机」の広さ(メモリ容量)を大きくしたり能率を上げることは「本棚」 (HDD)の「本」(データ)をデスク(メモリ)にゆったりと広げて作業が出来て、仕事がはかどるわけです。

下記図を番号順にたどって見てください。

この図は、初心者でもわかりやすく示すために 簡略化していて一部強引に示している部分もありますがご了承ください。

こんな図は見たくもない・・・と思われる方は、見たままで良いですから、メモリが中心にあって、矢印が集まっていると言うことだけでも分かってもらえれば結構です。

それだけメモリと言うのは重要ですよ・・・ということが伝わったでしょうか?

Windows 10 では最低42GBは必要です。快適な動作には8GB以上が条件です。8GBあれば通常の作業に支障になることは無いでしょう。高速ブラウジングと今時のマルチメディアコンテンツを利用したい場合はできれば8GB以上はあったほうが快適です。

メーカー製ノートパソコンでは最新型でも、プリインストールされたメーカー独自のソフトウェアなどが多量に常駐し、起まるで故障でもしているかのように遅いものもあります。

■プリインストールのメーカー独自のソフトやユーティリティー群が大挙して常駐していて、ほとんどのメーカーの最新型PCが購入時から「遅い」という事実があります。

最近のメーカー製PCはHDD容量がやたら無駄に大きいのが特徴ですが、デジカメデータくらいでは普通ではそんなにすぐに一杯になるはずがありませんし、それが原因になっているわけでもありません。

快適な作業やハードディスクの負担軽減の為にはメーカー製パソコンの場合は十分にメモリを増やしましょう。(それでも、遅いことが多いですが・・)。

また、大容量メモリは、動画・画像処理のような用途には必須条件です。



 
 アップデートが原因
  最近、ちょっとしたパニックになっているのはWindowsの更新です。OSの種類に限らずトラブルが多発しています。

機 能更新プログラムに限らず通常の更新後にネットが繋がらないなど、かなりのトラブル事例が相次いでい ます。これは理由をあげればたくさんあるのですが、まず第一に、発表直後のものをすぐに導入することは、かえって危険やリスクを伴う という可能性があります。

Microsoft が配信する更新プログラムは初期の段階でバグがあることがあり、公開と同時に発生する市場でのトラブル情報などに基づいて修正が加えられます。場合によっては更新の配信を停止することもあります。ですから、そのような修正などがある程度改善されてから更新するほうが望ましいのです。

要はアップデートというとファイルの追加程度の感覚でついつい導入してしまいがちですがシステム自体に大きく変更を加えることが多く、環境も大きく変化する場合があります。ですから、アップデートスケジュールはできるだけ遅延設定させるか手動設定にしておきましょう。

メー カー製パソコンならば、メーカーの機種別情報で公開されているアップデートに対応の修正モジュールをあらかじめ準備しておくことが必要です。また、セキュリティーソフトなどが古かったり、正常に機能していない場合はアップデートに失敗したり、エラーが頻発したりして起動に問題が出たりすることがあります。

アップデートは、 OSに限らず、すべての物について同様のことが言えるので慎重に行いましょう。
   
 Windows のメンテナンスができていない
  Windowsは、定期的なメンテナンスが必要です。
購入してから何年も、リカバリはおろか履歴や一時ファイルの削除を全くやっていないパソコンは、レジストリやTempファイルの肥大化、ディレクトリ構造やシステムファイルがおかしくなっていたりして動作が遅くなっています。

不必要なスタートアップやサービス、アドオンも知らないうちに入っていたりしますので要チェックです。

また、ビルドバージョンが古いなどバージョンアップが全く適用されていない、安全性にも問題がある状態で運用されているパソコンも見かけます。

パソコンの使用頻度によっては、定期的にリカバリしたり、履歴や一時ファイルの完全な削除をしてください。特にインターネット履歴やキャッシュは いろいろな面からも頻繁に削除した方が良いでしょう。

   
 ハードディスクが遅い
  古いパソコンの少ない容量のHDDは遅くて当たり前。SATAでキャッシュメモリが大きなHDDでないと転送速度自体が遅いです。回転数が早い物ほど動作も高速ですが、発熱などの点にリスクがあります。

ノートパソコン用のHDDはデスクトップのものに比べて全く比較にならないくらいおそいのが特徴。ノートパソコンがデスクトップよりもおそい原因はHDDに大きな要因があると言ってもいいでしょう。

これはノートパソコンの宿命といっても良いでしょう。本当に早いデスクトップを使っている人からすればノートパソコンでの作業はストレスが溜まるくらい遅く感じてしまいます。

ノートパソコンで早くしたい場合は最近価格も下がってきたSSD(Solid StateDrive)に換装すると良いかもしれませんが、安価になってきたとはいえまだまだ回転系に比べると割高で安いものほど容量も少なく突然死の問題もあり慎重に検討する必要があります。

■ 基本的にWindowsは、長期間の使用でシステムの容量が肥大化しシステムドライブの空き容量が少なくなってきます。SSDは全体容量の三分の一を下回るとシステムが遅くなり始めます。特に、SSD容量が最初から小さいと、早期にそのような状態に陥ってしまいます。ですから、SSDの高速性を重視する場合はできるだけ大容量のものを購入すべきで、128GB以下のものへ換装するくらいなら通常のHDDで大容量キャッシュを搭載したもののほうがはるかに使い勝手は良いでしょう。

デフラグはシステムのトラブルを解消する主要な方法ではありません。デフラグだけでは多くのトラブルはほとんど解消しません。Windows Vista以上のOSではデフラグは標準で自動化されています。あえて行う必要はありません。

デフラグをするとHDDへの負担もかかりますので行わない方が良いでしょう。夏場のエアコンなしでの環境でデフラグすることは、HDDへの虐待とも言えます。

ハードディスクの空き容量が極端に少なくなると、システム自体の作業領域が狭くなり不安定になります。容量の大きい物に交換しましょう。

しかし
いきなり大容量のHDDを搭載することは問題があります。PCの仕様などで認識しないなどの問題となります。32bit OSやPC側のBIOS、ドライバなど、交換の際には環境によってはいくつかの技術的な問題やハードルがありますので対応などを良く確認することが必要です。


ノートPCのHDD  デスクトップの物より遅い

自作などではコントローラのモードを確認して最適なセッティングを設定しておきましょう。SATAの場合はAHCIなどの有効化が必要です。

ノートパソコンのHDDはデスクトップのものに比べて遅い傾向にあります。HDDの容量や早さに依存する作業(動画編集など)の場合はノートパソコンは不向きです。

バックアップ用のサブドライブが外付けHDDで転送が遅いという事例がよくあります。
特に以前の古いパソコンで大容量のハードディスクを外付けにしている場合ですが、そのほとんどが
USB2.0接続になっています。USBは高速転送 の2.0をもってしても転送内容によっては大変速度が遅く、大容量のデータ転送には向きません。

最近のパソコンは
USB3.0が装備されていますので、青く色分けされたUSB3.0コネクタ接続部に刺して使用してください。パ ソコンによっては黒いコネクタの2.0規格と混在している場合があり、注意が必要です。また、外付USBデバ イス自体がUSB3.0になっていなければ転送速度を発揮できません。大容量転送が頻繁に発生する環境では、PC側、外部デバイスともUSB3.0に対応したものを選択してください。

それから、USBはCPUの負荷も大きく、消費電力も大きいので、スペックの低いパソコンでは大変な負荷がかかります。

意外なことにはケーブルの品質が問題になって、転送速度が出ない場合もありますので、格安品やどこからか拾ってきたような物は使用せずに、 AINEX製のような専門メーカーで新品高品質のものを使用することをお勧めいたします。たかがケーブルですが実際にサポート事例でもUSBケーブル交換で改善した例がたくさんあります。

ハードディスクにエラーがあったり、損傷があったり、寿命に近かったりすると壊れる前に遅くなることがあります。

異音がしたり、フリーズやエラーが頻発する、起動にたびたび失敗する場合は早急に交換の必要があります。

電源コードを引っこ抜いてパソコンの電源を切っていると言う、聞いているほうが気絶しそうなことは絶対にやらないことです。

Windows ロゴから進まない、セーフモードになる、起動モード選択で、どのモードでも起動しない場合もハードディスクのトラブルの可能性があり ます。

何度も起動にチャレンジすると状況がかえって悪化する場合があります。

よほどの自信がない限り、雑誌やインターネットなどの情報を頼りにトラブルシューティングはしないで下さい。俗にパソコンに詳しいと言う
知人のアドバイスなども危険です。

手順を誤ると復旧できるはずのデータが完全に失われるなど、取り返しのつかないことになる場合があります。

とにかく、パソコンの動作がいつもと違う場合は素人判断は 非常に危険です。すぐにプロに診断してもらうことが、トラブルの早期発見につながり、 重症化を防ぐことになります。
 
   
 使用環境・用途に対してパソコンの能力が足りていない
  CPUの使用環境・用途による目安です。

Pentium4や初期のCore2、Core i第2世代以下のCeleronは、もはや今の時代のIT環境で使用するには限界です。現在のネット、アプリケーション環境から判断するととても使用に耐えないと思います。

Core iシリーズの第3世代のマルチコアCPUで強力なビデオカードを装着すればまだかなり使えます。

ノートパソコンでは、Core iシリーズの第4世代モデル以上が現在の環境でも使える最低ラインでしょう。それ以前の物はネットコンテンツによっては運用は厳しいです。ワープロ表計算程度では利用に問題ないでしょう。

マルチメディアを用途の中心とする場合はマルチコアCPUでなければ快適とは言えません。

 
   
 ハードウェアの設定ができていない・故障している
  デバイスマネージャー上に 「?」マークがあちこちにある場合はパソコンは不安定になります。特にHDDやCD-ROMなどのドライブ関連に問題がある場合は、OSの動作自体が不安定になったりします。


OSのアニメーション動作表示が遅いという場合や、古いパソコンに多いのですが、動画がコマ切れになる、画像が出てきたり消えたりするのが遅く、画面に残像が残ったり時には固まるなど、ビデオ処理のチップ(GPU)が古くて表示に影響が出ていることがあります。

VRAMも少ないものが多く、中にはメインメモリと共有するチッ プセット統合のものもありますので、環境としては決して良いとはいえません。


グラフィックスボード(ビデオカード)で描画力を強化できる


最近のアプリケーションは表示の負荷もある程度大きくなってきていて、 古いパソコンではビデオ処理の能力が追いつかないことがあります。デスクトップPCの場合は、ビデオカードで拡張する必要があります。YouTubeやフルHDビデオムービーなどを利用する場合は拡張することで快適になる場合もあります。

この場合、最寄のショップなどにお願いして規格や対応などを診断してもらう必要があります。ただし、メーカー製パソコンやノートパソコンには拡張できる仕様になっていませんので、現状のまま使うしかありません。

それから、意外にあるのがメモリの故障です。メモリが故障することはよくあります。パソコンが起動しない、途中で落ちる、起動と再起動を繰り返す、リカバリができない、アプリケーションエラーが出る・・・など症状がでます。

メモリテストを実行してエラーがあれば即座に交換となります。 Windows10には管理ツールにメモリ診断が標準装備されています。

続いて多いのが、コンデンサの不具合によるトラブルです。数年前にコンデンサメーカーが欠陥品を多くのメーカーに供給してしまったおかげで、コンデンサが壊れてパソコンが突然トラブルを起こす事例が、メーカーを問わず相次いでいます。これはシステム上ではわかりませんので、パソコンのパネルを開けてみてコンデンサが破裂しているのを目視で確認する必要があります。

症 状としては、パソコンがいきなり再起動する、立ち上がらない、 起動途中で止まる、もしくは起動しない、エラー表示が出る・・・など。症状が該当するようでしたら懐中電灯を手に、パソコンの内部を良く観察してみてください。(電源コードは元から抜いてから行ってください。)

参考記事 デル1社では済まない --PCメーカーを揺るがす不良コンデンサ問題          


故障した電解コンデンサ

正常な電解コンデンサ

全体的に膨張し、上部が破裂して
液漏れしています。
(基盤面にも漏れ出た痕が見えます。)

通常の状態は写真のように頂部が
平らになっていますので、少しでも膨張
があれば、故障の可能性があります。


OSの設定にばかり気をとられて肝心のハードウェアの環境が不備では何にも解決しません。
 
   
 ネットワーク転送速度が遅い、安定しない
  光回線なのにLAN環境がギガ対応でない場合、ボトルネックが生じてしまいます。ハブ、ケーブルをGbE対応のものに交換しなければ光の速度は活かされません。

また LANカード、LANアダプタも故障することがあります。落雷の際には最も壊れやすい部分の一つです。

メインボード内蔵のLANアダプタが故障してしまったら、USB-LAN変換アダプタというものがあります。それで代替可能でしょう。

LANケーブルに問題がある場合、転送速度が遅くなることがあります。カテゴリは必ず順守しましょう。100BASEなら5または5e  GbEなら5e,6または7です。

断 線やコネクタの損傷などによっても遅延が引き起こされますが、pingは飛んだりしますのでなかなか最初は判断が難しいことがありま す。しかし新品に交換することではっきりとしますので、1メータあたり100円くらいのLANケーブルへの投資は早急な原因発見の為ならばやってみる価値は充分にあると思います。

スイッチングハブ、ルータなどを使用している場合、それ自体が故障していることも考えられます。

故障ではなくても、ルーターのファームウェアが古い場合は問題が出やすくなりますので、メーカーサイトから最新のファームウェアをダウンロードして適用してください。受信感度が上がるなど、かなりの効果が出ることがあります。

ハブやルータも、年数を重ねると回路の構成部品が劣化して故障します。今やハブやルータさえも「消耗品」なのです。何をやってもネットワークの問題が解決しない場合などは、新規交換で一発解決と言うことも珍しくはありません。
 
   
 インターネッ トが遅い
  古い無線Wi-Fi装置では処理速度が遅いのでインターネットも遅くなります。子機、親機とも新しい規格のものに交換すれば早くなりますが、パソコンの処理能力も関係しますので古いパソコンでは効果が薄いかもしれません。

Wi-Fiでは電波の状態や距離で速度や通信安定性に影響が起きやすいので、可能な限り親機と子機は距離を縮めて下さい。

最 近ではモバイルルータなどが工事が不必要で簡単で手ごろな回線として出回っていますが、電波状況によってはとても遅いです。宣伝に釣られるのは自由ですが、自宅に固定回線のWi-Fiルータがあるのに、ほとんど外出先で使うことも無いモバイルルータを契約するという無駄になっている方もおられます。

インターネットの履歴やキャッシュフォルダを掃除してください。オートコンプリートも時々お掃除すべし。インターネットの配線付近にACアダプタ、電話機や電子レンジなど強力な電界・磁界を発する物があれば離してください。

回線速度が遅い・・・と良く耳にしますが契約回線によっては地域や時間帯などで遅くなることがありますので一概にパソコンやOSがおかしいとは言えないこ とがあります。時間をおいて再度アクセスしてみてください。特に平日の日中は遅い傾向にあるようです。深夜や早朝はかなり速度が出るようです。また、集合住宅では元が〃同一回線という場合が多く混雑時には速度が出ないこともあります。

モ デムやルータ、回線引込み部などに不具合があると遅くなりますので、回線業者のレンタル品の場合は調査を依頼してみてください。意外と回線やモデム自体が原因の場合もあります。最近の巣籠傾向でネット回線がひっ迫してIPV4がおそくなっていることもありますので、IPV6の申し込みを行ってみましょう。対応しているプロバイダで対応のルータが必要ですが、速度の改善できます。
 
   
 ウイルス、セキュリティー対策ソフトでおそくなる
  ウイルス、セキュリティーソフトを導入すると見事なまでにパソコンが遅くなります。

常駐してウイルスを絶えずリアルタイム監視していますので、パソコンに対して非常に負荷が掛かるからです。

CPU速度、メモリ容量など、絶対量が少ないと、とても使える状態ではなくなってしまうこともあります。非力な古いパソコンに導入する際は特に注意が必要です。

ウイルスソフトは、絶えずエンジンの出力を奪っている夏場の車のエアコンのような物です。
軽自動車など、エンジン出力が小さいとエアコン一つで発進や加速が遅くなるように、パソコンでも
非力なCPUでは動作が遅くなります。逆にパワーがあるエンジンの車はエアコンをつけたくらいでは通常の走行で出力の低下をほとんど感じることはないように、CPUが強力でメモリ容量が十分あればセキュリティーソフトが入っていても「遅い」と感じることは少ないと思います。

特に古いPCほど影響が大きく、更にメモリが足りない場合は事実上、使えないほど「のろま」なパソコンになってしまう場合もあり ます。

■Windows10,11の場合は標準のセキュリティー機能ならおそくなることもありません。性能も十分ですから無料はともかく有料でも出来の悪いセキュリティー対策ソフトの導入はやめたほうが良いでしょう。極論を言えば、セキュリティー対策ソフトは通常の使用では必要ありません。
 
   
 パソコンの能力以上のことをしようとしている、させようとしている
  高画質の動画、画像の表示再生、処理、編集など、そのパソコンで出来る範囲がわからずに、闇雲になんでもかんでもやらせてしまっている例がありますが、パソコンは悲鳴を上げています。車で言うならば、乗ってるあいだ中アクセルベタ踏みで運転しているような物です。車ならばーバーヒートしますが、パソコンはCPU使用率100%になって最悪フリーズします。パソコンのCPUファンが絶えずブンブン言っている様な使い方は酷使している証拠です。

そのような使い方でパソコンがおそいということで検索で出てきた無料の「パソコン高速化ソフト」を使うというのは火に油を注ぐことになります。パソコンの性能や仕様をよく理解して使うことが快適に使う秘訣でもあります。

YouTubeの高画質再生モードの再生もある程度のPC性能が必要です。再生がカクつくからと言ってもそれは性能の問題なのであってほとんどの場合故障とかトラブルではありません。4kに対応していないPCで再生画質モードを4kにしてしまうと当然映像はカクつきます。

最 近ではデジカメやビデオの解像度も上がり、ファイルサイズも大きくなっています。膨大な数、容量の映像や音楽データを一気にパソコンへ取り込みを行うと、パフォーマンスの低いパソコンでは転送に相当の時間が掛かってしまいます。

ブルーレイやフルHD再生などは一定水準のパソコンの仕様と能力を要求されます。得にグラフィックスの能力が必要とされます。高フレームレートのものや高解像度のものは古い仕様のパソコンでは再生できません。

古いパソコンに外付けのUSBブルーレイディスクを購入して接続し、再生できないという相談がありましたが、性能や環境が整っていなければ再生どころか反応すらしません。

今、自分がしようとしている事はそもそもこのパソコンで大丈夫なのか?をまず検証して下さい。パソコンならばどれでも何でも同じ様に動くというわけではありません。
 
   
 パソコンの放熱に問題がある
  CPUや電源回路など、ホコリや設置環境によっては放熱が阻害されて性能が発揮できないばかりか、機能不全や機能停止に陥ることがあります。

パソコンの清掃は定期的に行い、設置環境も放熱性を考慮して、
風通しの良いところがベストで す。

これらの対策によりパソコンはブラックアウトすることがほとんどなくなります。

   参照→
 
   
 ノートパソコンが遅い
  ノートパソコンは上記のリスクに、「ノー トである」というだけで遅いことが加わりますのでデスクトップ機並の速度を期待することは精神衛生上もよくありません。

ノー トパソコンは放熱性の問題やバッテリーの保持時間の問題などによりCPUやチップセットにモバイル専用のものを使用しています。これは「SpeedStepTechnology」など、負荷に応じて能力を可変する機能があり、これによって発熱を抑えたりバッテ リーの持ちをよくしたりしています。

しかし、その影響でCPUの能力などが抑えられることもあり、処理が遅いというデメリットが生じます。これはノートパソコンの宿命というべき問題です。

デスクトップ機が100Vから直接電源を取って容量の大きい電源を確保できるのに対し、ノートパソコンは小型のACアダプタで変換された電源かバッテリーという極めて小さな電源しか確保できないことでも、遅い必然性が既に内包しているのです。

ノートパソコンを早くするには同クラスのCPU換装は無駄な努力です。ハードディスクのSSD化とメモリの増設が最優先です。小手先の「○速ツールソフト」導入位では根本解決になりません。

同時に以下の対策もあわせて万全な環境づくりを目指してください。

※上記事項を参考にパソコンの設定などをされる場合はあくまでも自己責任の上にお いて作業してください。
設定や対策に際して起きた
いかなるトラブルも弊社はその責を負いかねます。

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