シロアリの生態 |
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日本には20数種のシロアリが生息しております。主に建物を害するものとしてはヤマトシロアリとイエシロアリの2種です
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ヤマトシロアリ
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ヤマトシロアリは体長3~5mm程度、発達次第で 1万頭以上の集団を形成します。
職アリと兵隊アリ、王・女王アリが集団を形成しています。(集団の90パーセント以上は職アリです)
シロアリによる被害範囲は、主に1階部分が多く見られます。
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イエシロアリ
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イエシロアリの体長はヤマトシロアリより少し大型です。
ヤマトシロアリの場合より被害の侵行は速く甚大です。イエロアリ被害の多くは天井裏までのび、建物全体まで広がる場合があります。
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上記2種シロアリの見分け方
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ヤマトシロアリ・イエシロアリは兵隊アリの頭の特徴で見分けられます。ヤマトシロアリは細長い形をしており、イエシロアリは丸い頭をしています。
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その他のシロアリ
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沖縄に棲息しているタイワンシロアリ、その他、最近ではアメリカカンザイシロアリの被害が増えております
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羽アリ
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羽アリは、6~7月頃の蒸し暑い日の夕刻から飛び立ちます。この時、室内外の電灯に集まる傾向があります。風に乗ったりしてしばらく飛んだあと、 運の良いシロアリは(対になって)新しい巣を作ります。
体長 7.4~9.4mm 体色 黄褐色(頭部は暗褐色)
翅長 9.2~12.8mm 翅色 淡黄色・半透明
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巣の特徴
建物の壁の間や浴室下の土の中、さらには、建物から離れた木の切り株などに特別に加工した塊状の巣を作ります。シロアリの数は数十万から数百万匹に達することがあり、
この巣からの行動範囲は100mに及ぶ場合もあります。また、この本巣と被害個所の間に分巣を作る場合もあります。
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ヤマトシロアリ |
羽アリ
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羽アリは、温暖な沖縄で2~3月、東北や北海道では6月ごろ、それ以外の地域では、4~5月の日中の雨上がりの少し蒸し暑い日の昼間から夕方ごろに飛び立ちます。
このときの羽アリの数は数百から数千匹程度です。
体長 4.5~7.5mm 体色 黒褐色
羽長 7.0~7.4mm 翅色 淡黒褐色・半透明
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巣の特徴
ヤマトシロアリは、イエシロアリのように特別に加工した巣を持たず、加害中の木材が巣(コロニー)といえます。1コロニーのシロアリの個体数は1~2万匹程度が普通ですが、少数の職蟻からコロニーが再生されるので注意が必要です。行動半径も非常に狭く、1戸の住宅に2~3個のコロニーが見られる場合もあります。 |
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シロアリとクロアリの
見分け方 |

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①触角 アリの触角は「く」の字状をしていますが、シロアリの触角は真珠のネックレスのように数珠状をしています。
② 翅 アリの翅は前翅が後翅より大きいのに対して、シロアリの翅は4枚ともほぼ同じ大きさ・同じ形をしています。
③ 腰 アリは腰の部分が細くくびれていますが、シロアリはくびれはなく寸胴です。
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ここでは、シロアリの生態をマンガを ご覧頂きながらご紹介します
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