ロータリーとは、利他の心を養い、人を育てるとともに、献身的な奉仕活動を行う世界的な団体です

久留米ロータリークラブ　概要

栄ある「チャーターナイト」開催
水害にも拘わらず「奉仕の理想」を実現

　クラブ創立後、会員は翌年春の4月に「チャーターナイト（加盟認証状伝達式）」を開催する準備を進めていた。ところが吉田内閣によるいわゆる「馬鹿野郎解散」。4月の総選挙と期日が重なり、「チャーターナイト」秋の開催延期と決定した。そこに昭和28年6月の「筑後川大水害」。会員で住宅の浸水を受けた者17名、事業所に浸水を受け損害を出した者は多数に及んだという。そして、報道によって全国のRCより見舞いの電報・書簡、救援物資、見舞金が寄せられた。
　そしてクラブ設立より1年半後。1954年4月3日・4日、久留米ロータリークラブは「チャーターナイト」を開催した。参加者は、北は網走、南は鹿児島と全国34のクラブより会員248名、来賓20名、ホームクラブ71名、計339名。久留米市公会堂の会場に入った参加者は息を飲んだという。壇上前面を色鮮やかな「クルメツツジ」の鉢が埋め尽くしていたのである。

RI拡大拠点として新しいクラブ創立
地区大会の初ホスト・青少年育成・ガバナー擁立

　創立10周年の1962年（昭和32年）当クラブがスポンサークラブとなり「久留米東RC」が結成された。すでに大牟田RC1954年・筑後RC1957年の創立を支援、のちに鳥栖RC1975年・久留米北RC1977年・久留米中央RC1990年と、計6クラブの創立を支援している。
　また、久留米クラブはいちはやく新世代プログラムに取り組んできた。1962年交換留学生の国内第一号派遣を果たし、1966年に「インターアクトクラブ」創立。

※　創立60周年記念誌より抜粋