発泡機構モデル
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風化により Na+ が H+ と交換している表面層
クリスタリット等の不純物 溝状亀裂
@室温 A500℃ B900℃ C950℃ D1,000℃ E発泡終了
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@火山ガラス質堆積物に含まれる火山ガラス自然粒を加熱すると、
A約500℃で表面層のHイオンが粒子外に拡散し、収縮のため表面に亀裂が発生する。
B約900℃になると、Naイオンの濃度勾配があるため、粒子の内部が表面層より先に軟化し、クリスタリットやミクロポアなどの異物を核として気泡が発生し、両端はひれ状になる。
C約950℃では、表面層はNaイオンが少ないため硬いので、粒子の端面付近に気泡が発生しても、気泡は内部のひれ状の方向に膨張を続け、
D約1000℃になると、表面の硬い層が発泡体の表面層となり、また、表面層だけ硬いので球形となり、
E表面層の亀裂の部分を両側に広げるような形で膨張する。
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