流体浄化装置
出願番号/公開番号/特許番号 | 出願日/公開日/登録日 | 特許権者 | 発明者 |
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特願2004-351755(P2004-351755) 特開2006-159029(P2006-159029A) 特許第4915979号 | 2004.12. 3 2006. 6.22 2012. 2. 3 | 独立行政法人 産業技術総合研究所 | 谷 英治 木村 邦夫 |
【課題】汚染流体を効率よく浄化する流体浄化装置を提供する。
【解決手段】 表面に酸化チタン皮膜が形成されたスポンジ状多孔質構造体の 3 次元微細セル構造光触媒フィルタ 5 を収納し汚染物質を含む流体を通過させ外部から光透過を可能とする容器 1 に、 汚染流体を通過させ、 UV ランプ等の光源体 2 により光を照射させて汚染物質の分解を行い汚染流体の浄化を行う。 複数のフィルタ 5 間に流体の通路を変える通路部材 6 を配置して、 又、複数のガラス管封入のフィルタに通路部材としてチューブを配置し、 フィルタ 5 における流体の流れ経路を長くし光の照射を多くするようにした。 | 【選択図】図 1![]() |
【特許請求の範囲】
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【請求項 1】表面に酸化チタン皮膜が形成されたスポンジ状多孔質構造体の 3 次元微細セル構造光触媒フィルタを有する浄化装置であって、 前記3次元微細セル構造光触媒フィルタを収納し汚染物質を含む流体を通過させ外部から光透過を可能とする容器と、 前記容器を通過する前記流体に光を照射させる光源体と、 前記容器に設けられ前記流体の流路を変え前記 3 次元微細セル構造光触媒フィルタの流体滞留経路を長くする通路手段とからなり、 前記3次元微細セル構造光触媒フィルタは、スポンジ状骨格を有するとともに炭素化時に熱分解する原型構造体に炭素源となる樹脂と、シリコン粉末、又はシリコン合金を含むスラリーを含浸させた後、 前記原型構造体を不活性雰囲気下で、 800°C〜1300°C で前記樹脂を炭素化させて、更には、1300°C 以上で反応焼結させて炭素化させて多孔質構造体を形成した 3 次元 Si/SiC 多孔質セラミックスに、 前記酸化チタン皮膜をコーティングしたスポンジ状のフィルタであり、 このフィルタは、 骨格の架橋太さの平均が 1mm 以下、気孔率が 85 容量% 以上で、モル比(Si/SiC)が 0.1〜4 の範囲のシリコンと炭化ケイ素によって構成されており、 前記通路手段は、前記容器内に設けられ分割して配置された前記 3 次元微細セル構造光触媒フィルタの間を仕切る仕切部材であり、かつ、前記仕切部材は、 分割された前記 3 次元微細セル構造光触媒フィルタ間に交互に設けられ、複数の穴を外径寄りに設けたリング体、 複数の穴を内径寄りに設けたリング体であり、リング体に設けられた穴の位置は交互に 180 度ずらす位置に設けられていることを特徴とする流体浄化装置。 |
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