邦舟(ほうしゅう)工房:
透光性磁器板
2011年8月 更新
工房名の"邦舟"は曾祖父(木村弦雄)の号 

有限会社 関窯舎(佐賀県有田町)とのコラボで,新規な透光性磁器板の作成法を開発しました.
この磁器板を用いた“あんどん”を試作しました.(平成23年(2011年)8月)
 

発明の名称  : 磁器及びその製造方法

出願番号 :特願2009-242967(P2009-242967)出願日:2009.10.22
公開番号 :特開2011-88772(P2011-88772A)公開日:2011.5.6
特許出願人:木村 邦夫,関 秀哉発明者 :木村 邦夫,関 秀哉

【要約】
【課題】磁器を製造する従来技術では,薄板状磁器の製造は困難であり,磁器質杯土を薄板状に成形した生地の強度は弱く,乾燥―焼成工程で壊れ,各工程で障害となっている.
【解決手段】本発明の磁器は,焼結時に焼失するシート状の原型構造体に磁器質陶土スラリーを含侵させ,それを空気が入らないように所望の厚さまで重ね合わせた後,乾燥することにより,乾燥強度,特に乾燥曲げ強度を陶土を平らに延ばして薄板状とする方法で得た従来生地の乾燥曲げ強度の数倍に高めるという利点がある.また,製造工程が簡素で,特別な成形装置を必要としないという利点があり,焼成前までに行う工程が簡素で,乾燥後,通常の加熱炉を用いて,1350℃以下の酸化雰囲気で製造でき,透光性に優れた磁器を得ることができる.

詳細な内容については,特許情報プラットフォームをご利用下さい.
 
【選択図】図1

Kimura Materials Research Lab. ホームページ