関連(含シラスバルーン)公開特許/〜平成6年(1994年)公開(30件)

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発明の名称 公開番号 出願人 発明者
タイル用坏土並びにその製造方法及びタイル
(出願:H4.6.18)
特開平06-1676
(公開:H6.1.11)
株式会社丸中中垣陶料 中垣 和嘉
本発明では、軽いタイル、及び、軽いタイルを製造するためのタイル用坏土並びにそのタイル用坏土の製造方法を提供する。
タイル用坏土は、タイル成形に供する顆粒状の粒子の中に、1個又は複数個の微細中空球(シリカ、アルミナを主成分とする火山ガラス粒子を焼成してなる発泡粒)を埋設してなる。
その製造方法は、粘土,長石,陶石等の原料と水と微細中空球を混合して泥漿を作り、その泥漿をスプレードライヤーで噴霧乾燥して粒状化する。
こうして出来たタイル用坏土で作ったタイルには、内部に微細中空球による多数の気泡が形成される。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
透過光−反射散乱光色相差オパールガラスおよびその製造方法
(出願:H4.5.28)
特開平06-24792
(公開:H6.2.1)
国府 俊則 国府 俊則
本発明は、透過光−散乱光色相差オパールガラスおよびその製造方法を提供することを目的とする。
基本ガラス原料が、リン酸を含んでいず、重量%で40〜65%のケイ酸と、5〜20%のアルミナと、10〜25%の酸化ホウ素と、5〜20%の炭酸カルシウムと、0〜5%の酸化マグネシウムと、1〜10%のアルカリ金属酸化物とを含み、上記ガラス化補助添加剤が、重量%で0〜5%の炭酸バリウムと、0〜3%のフッ化物とを含み、着色剤が、基本ガラス原料およびガラス化補助添加剤の重量に対する重量%で、0.005〜0.05%の金と、0〜3%の二酸化マンガンと、0〜3%の稀土類元素酸化物類とを含み、原料混合物を1200〜1500℃の間の温度で溶融後、冷却して基礎ガラスを得、基礎ガラスを600〜800℃の間で再加熱処理して分相ガラスとした後、再度900〜1100℃に加熱して金コロイドの成長を行わせる。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
水質汚濁防止剤
(出願:H4.7.17)
特開平06-31282
(公開:H6.2.8)
日鐵セメント株式会社
北海道電力株式会社
岳上 広光
上野 努
森 邦広
武田 正宏
新崎 義幸
本発明の目的は、泥土の固化および人工池や水路の造成の際に、用いたセメント、石灰、それらを含む固化材、およびコンクリート、モルタル等の水硬性材料によって水中に溶出するカルシウムアルカリを吸収し、pHの上昇を低減させる水質汚濁防止剤を提供することにある。
本発明は、酸化カルシウム、硫酸カルシウム、酸化アルミ、二酸化ケイ素系硬化物を含有し、石炭灰あるいは使用済石灰系排ガス処理剤に消石灰、生石灰、石膏、および火山灰の一つ以上を混合して水和硬化させ、その後に硫黄酸化物、窒素酸化物を含有する排煙で処理してなる水質汚濁防止剤に関するものである。
本発明の水質汚濁防止剤は石灰系の使用済排煙処理剤を活用するものであって,水硬性材料によるカルシウムアルカリの溶出やpHの上昇を容易にかつ有効に低減,抑制することができるものである。
また、この汚濁防止剤自体が水中で硬化して固結体となるため、水中での流出や散逸もなく二次汚濁を生じることがない。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
鉄筋−セメント構造物
(出願:H4.7.17)
特開平06-32276
(公開:H6.2.8)
水谷 晃
佐藤 忠
佐藤 忠
本発明では、船体に使用するに十分な耐衝撃強度と硬度とを備えた鉄筋−セメント構造物を提供する。
スチールワイヤを所定形状に組み立てて殻体を作る。
その外表面に、セメントと骨材にアクリル系ポリマーあるいはラテックス系ポリマーの混和剤を添加したモルタルを塗布する。
硬化後、その表面をエポキシ系のパテ及び塗料で固めて硬度を持たせる。
なお、骨材は粒径30〜40μmのガラス粉末、シラスバルーンマイクロバルーンから選択されたものを使用することが好ましい。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
高強度コンクリート用軽量骨材の製造方法
(出願:H4.3.13)
特開平06-56489
(公開:H6.3.1)
新島物産株式会社
清水建設株式会社
木村 薫
木村 吉一
内藤 憲一
中西 正俊
篠崎 明夫
本発明では、超高強度コンクリートに対して強度の低下なしに軽量化を行うための軽量骨材を提供する。
抗火石シラス流紋岩の如き火山ガラス鉱物を微粉砕(10μm以下)し、これに発泡剤を加えて緻密組織に造粒し焼成する方法、微粉砕を湿式で行い水分を18〜25wt%に調節して造粒機を用いてチクソトロピー現象を起こさせながら緻密な組織に造粒して焼成する方法、並びに湿式微粉砕物をフィルタープレスで脱水して、乾燥、粉砕、造粒し、焼成する方法であり、高強度で超軽量の人工軽量骨材を得ることができる。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
生コンクリートプラントの洗浄廃水の利用方法
(出願:H4.8.11)
特開平06-56490
(公開:H6.3.1)
森田 良一 森田 良一
本発明では、生コンクリートプラントで発生する洗浄廃水を、その強アルカリ性の特性を活用して有効利用する方法を提供する。
生コンクリートプラントで生ずる強アルカリ洗浄廃水の上澄水を、強酸性の火山灰に混合して中和する。
また、生コンクリートプラントで生ずる強アルカリ洗浄廃水の上澄水を、ゴミ焼却工場で発生する酸性ガスの中和剤として、酸性ガス除去設備のウォータースクラバーで使用する。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
シラスバルーンボード及びその製造方法
(出願:H4.8.10)
特開平06-57916
(公開:H6.3.1)
有限会社スペーサー工業 立元 操
本発明では、軽量であるとともに曲げや引張強度、さらに耐摩耗性に優れた建材、特に内装材に適したシラスバルーンボード及びその製造方法を提供する。
シラスバルーンボードは、シラスバルーンシラス、セメント、混和材および繊維状補強材を含む成形体の表面に、金属膜を形成する。
また、シラスバルーンボードの製造方法は、シラスバルーンシラス、セメント、混和材および繊維状補強材を混練して原料を配合する。
この原料をボード状に成形した後に養生して成形体を形成する。
この成形体の表面に金属溶射して金属膜を形成する。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
図工美術造形材およびその製造方法
(出願:H4.9.8)
特開平06-89071
(公開:H6.3.1)
大山 晃介 大山 晃介
本発明は原材料に珪藻土もしくはそれに類するものを使用しているため、安定供給が可能となる。
また、加熱処理を行うことにより、再生利用も可能である。
従って、自然破壊を回避し図工美術の造形用材料(教育用材料)を安定して供給することを目的とする。
酢酸ビニル系樹脂(例えば、コニシ鋳製造のCF630等)と粉末状の無機質充填材(珪藻土、シラス、砂粒等)、および水分を、例えば、1:2:3に混ぜ合わせることにより得られる液状の混合物を型に流し込み、乾燥(自然乾燥でも強制乾燥でも可)させて固形化して造る造形材(教育用材料)である。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
火山灰利用の耐火建材
(出願:H4.9.16)
特開平06-100341
(公開:H6.4.12)
高倉 昭蔵 高倉 昭蔵
火山灰、セメント、骨材、無機質系接着剤材料、ふのりを所定量の水と共に混練して得た形成材料を圧送機によって所定形状の型枠内に、芯材となるネット状のガラスクロスを敷設装填して投入する。
更に、形成材料の上面を平滑にし、必要があれば模様を付し、自然乾燥によって固化した後、脱型し、成型品として形成する。
また、火山灰、セメント、骨材、無機質系接着剤材料、コンクリート表面密封防水処理剤を所定量の水と共に混練し、ペースト状に形成して吹付け用に形成する。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
塗材及び遮熱断熱工法
(出願:H4.9.22)
特開平06-100796
(公開:H6.4.12)
有限会社伊東産業 伊東 忠征
本発明の目的は、太陽光熱による輻射、対流、伝導の面を考慮した遮熱断熱塗材とその工法を提供することである。
具体的には、シラスバルーンを主材とし、これに白セメント及び硅砂をそれぞれ適量配合して無機粉体を作成し、これに常温架橋型合成エマルジョン樹脂液を混合してペースト状にし、前記粉体と液体との配合比率を返ることにより弾力性を異ならしめるように成る塗材を得ることができる。
また、その上面に反射塗料を塗布して成る遮熱断熱工法をも提供するものである。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
吹付け用セメントモルタルの組成物
(出願:H4.10.22)
特開平06-128007
(公開:H6.5.10)
イヂチ化成株式会社
諌山 幸男
伊地知 正勝
諌山 幸男
本発明は、構造物の築造あるいは老朽化補修用の基材として、施工時における粉塵や材料の跳返りを著しく改良した吹付け用セメントモルタルの組成物に関するものである。
具体的にはセメントとシラスバルーン細骨材とを容積比で1:1〜1:5の割合で含む基本組成 100重量部に対し、水溶液樹脂の固形分換算で50〜50重量部配合し、95〜150 重量部の水を加えて調整して成る吹き付け用セメントモルタルの組成物である。
本発明により、これまでの吹付け用セメントモルタルの組成物の欠点である紛塵や材料の跳返りを著しく低減し、安全衛生上や施行品質が作業員の熟練や能力に影響されることなく経済的で、かつ高効率な吹付けを容易にすることが可能となった。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
火山灰利用の不燃耐火建材
(出願:H4.11.10)
特開平06-144895
(公開:H6.5.24)
高倉 昭蔵 高倉 昭蔵
高倉 和昭
本発明は、未利用資源である火山灰を主たる形成素材として活用し、耐火性に富み、軽量で、耐衝撃性、加工性に優れた不燃性の建築材料に関するものである。
具体的には火山灰、分子内水分保有可能材、セメント、骨材、無機質系接着剤材料、ふのりを所定量の水と共に混練して得た形成材料を圧送機によって所定形状の型枠内に、芯材となるネット状のガラスクロスを敷設装填して投入する。
更に、形成材料の上面を平滑にし、必要があれば模様を付し、自然乾燥によって固化した後、脱型し、成型品として形成する。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
セラミック微細中空球体及びその製造法
(出願:H4.3.3)
特開平06-154586
(公開:H6.6.3)
鹿児島県 神野 好孝
袖山 研一
中重 朗
薗田 徳幸
瀬戸口 正和
清藤 純一
国生 徹郎
大迫 陽一
陣内 和彦
本発明は、軽量性、断熱性、耐熱性、耐蝕性、吸音性、吸着性、耐水性または破壊強度に優れ、閉気孔で高い真球度を特徴とするセラミック微細中空球体とその製造方法を提供する。
粒径20μm以下の火山ガラス微細中空球体または1mm以下のセラミック微細中空球体を製造することに際し、強熱減量を有する微粒子を未処理で気流媒体中に分散させ瞬間的にその物質の硬化点以上に加熱して製造でき、構造水や結晶水や熱分解性のガス成分などを持つもの即ち、強熱減量を有するもので有れば、どのような素材でもセラミック微細中空球体にすることが可能となった。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
火山灰吸着剤及びその製造方法
(出願:H4.11.27)
特開平06-154594
(公開:H6.6.3)
株式会社アスクテクニカ
山梨県
鮎沢 信家
八城 健彰
平栗 寛治
坂本 和夫
本発明の目的は、嵩比重が小さくても水中崩壊が少なく、低コストの球状造粒物からなる火山灰吸着剤及びその製造方法を提供し、この火山灰吸着剤を使用することによりカラム法等でのホスフィン酸イオンやホスホン酸イオンの吸着除去を効率的に行い、排水処理を簡易化することにある。
本発明の火山灰吸着剤は、Si 18〜24%、Al 23〜29%、Fe 1〜5%の化学組成を有し、アロフェンを主成分とする火山灰土壌を造粒して得られる実質上添加剤を含まない嵩比重0.5〜0.7、水中破壊率25%以下の球状造粒物よりなることを特徴とし、該火山灰吸着剤は、該火山灰土壌の水分を24〜37%に調整して混合撹拌型造粒機により造粒し、その後乾燥することを特徴として製造することができる。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
陶磁器製品の製造方法
(出願:H4.11.25)
特開平06-157113br>(公開:H6.6.3)
大建工業株式会社 堤 一徳
國屋 宏明
伊藤 圭
本発明は、陶磁器製品の製法において、耐衝撃性の向上に関するものである。具体的には、セメント20〜70重量%と、シラス坑火石等の30%以上のガラス質を含む無機粉体25〜75重量%と、硅砂15〜55重量%と、繊維径0.1〜0.6mm繊維長5〜40mmの金属繊維0.3〜20重量%と、メチルセルロース等の増粘剤0.2〜2重量%と水15〜25重量%とを必須成分とするセメント混合物を押出し成形し水和硬化後、焼成してなる陶磁器製品の製造方法であって、内添された金属繊維により耐衝撃性に優れた陶磁器製品を得ることができる。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
繊維強化セメントプレス成形体
(出願:H4.12.3)
特開平06-172002
(公開:H6.6.21)
東陶機器株式会社 長谷川 守克
石川 秀美
本発明は、例えばシステムフロアの床材または壁材・天井材等に用いられるプレス成形繊維強化セメント製品に関するものである。本発明による繊維強化セメントプレス成形体は、セメント 100重量部と、20重量部以下の砂と、10〜40重量部のシラスバルーンと、補強繊維としてガラス繊維とさらに少なくとも一種類以上の補強繊維とを含んでいるものである。
本発明により軽量でかつ強度の高いセメントプレス成形体を提供することが可能となった。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
住宅向けのセラミツクスパネル壁体
(出願:H4.12.14)
特開平06-180032
(公開:H6.6.28)
小谷 捨男 小谷 捨男
アングル材より成る枠体と、肋骨材と縦肋骨材とを溶接して壁体の構造体を作成する。
この構造体の外壁側には、セメントモルタルを固定するためのメツシユ網と、内壁側及び柱側の側面部分にわたり鋼板を覆せて籠状の網体を構成する。
籠状の網体に、セメントモルタルに活性シリカを加えた表打ち材と、セメント、シラス材、活性シリカ、減水剤より成る中打ち材と、セメント、シラス材、バーミキユライト、無水珪酸、ガラス繊維より成る裏打ち材とを三層に積重ねるように打込んで壁体を完成させる。
本発明により、耐久力があり軽量、耐火性、断熱性に優れ、吸音性があり、吸水性の少い壁体を得る。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
人工建材
(出願:H4.12.15)
特開平06-183813
(公開:H6.7.5)
三菱重工業株式会社
長菱エンジニアリング株式会社
井上 忠彦
森山 雅之
堀江 哲夫
山内 正
角田 英雄
荒牧 幹雄
この発明は、組成原料の溶解等の前処理,発色顔料の外部添加を省き、コスト低減を図ることを主要な目的とする。
具体的には、SiO2を主成分とし、Al2O3を13〜16重量%、 CaOを4〜13重量%及びその他酸化物を含有する火山灰を高温焼成して得られる人工建材において、前記火山灰が0.105mm未満の粒子のみを含有することを特徴とする人工建材に関するものである。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
軽量高強度建材の製造方法
(出願:H4.3.23)
特開平06-191963
(公開:H6.7.12)
工業技術院長
株式会社カルシード
木村 邦夫
神尾 典
陣内 和彦
松田 健一郎
木本 潤一
深川 文夫
解砕した火山ガラス質堆積物を、粗粒と微粒に分級し、粗粒のみを900〜1100℃の温度において、熱処理して中空ガラス球状体を形成させたのち、これを前記微粒と混合し、この混合物をセメントモルタル基材として配合して、軽量高強度建材を製造する。
これまで未利用のまま廃棄されていた火山ガラス質堆積物微粒部を有効に活用し、補強材の併用を必要とせずに、中空ガラス球状体を含む軽量高強度の建材を得ることができる。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
軽量樹脂モルタル組成物及び軽量床
(出願:H5.1.25)
特開平06-219806
(公開:H6.8.9)
株式会社エービーシー商会 浅見 勉
大田 皓士
相原 哲夫
森川 雅司
本発明は、充分な強度とじん性を維持しつつ軽量化を図り、作業性、施工性に優れていると共に材料設計がしやすく、断熱性も有し、鉄道車両、船舶等の床材、或いはその他の建造物の床材などに好適に使用可能な軽量樹脂モルタル組成物に関するものである。
表面部分が略々不透水性のガラス質状表面皮膜となって内部に多くの気孔を包み、比重の割りに強度が大きく吸水率が小さい性質を有し、嵩比重略々が1より小さいパーライトシラスバルーンなどの如き人工軽量骨材と、吸油性乃至吸水性があり、人工軽量骨材よりも小粒で単位容積重量が略々1.5以下好ましくは1より小さい天然軽量骨材とを混合し、これらのバインダーとしてエポキシ樹脂などの合成樹脂を用いて構成した。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
マツノマダラカミキリ用殺虫剤
(出願:H5.2.12)
特開平06-234610
(公開:H6.8.23)
西山 一隆 西山 一隆
本発明は、殺虫効果に優れ、しかも生態系にさほど悪影響を与えないマツノマダラカミキリ用の殺虫剤に関するものである。
具体的には、鹿児島県の桜島地方の火山の噴火によって発生する火山灰を主成分とする殺虫剤を松林に散布するか、各松に水を噴霧したのち火山灰を松林全体に噴霧し、徐々に火山灰を落下させることによってマツノマダラカミキリを死滅させることができる。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
断熱皮膜の形成方法
(出願:H4.3.3)
特開平06-235056
(公開:H6.8.23)
鹿児島県 瀬戸口 正和
清藤 純一
中重 朗
神野 好孝
袖山 研一
本発明は、断熱性に富む発泡性セラミック原料であるシラスあるいは真珠岩からなる発泡したセラミックスの溶射による基材表面への断熱皮膜の形成方法に関するもので、更にその皮膜の表面のみを加熱溶融する事により、断熱効果を向上させる方法に関するものである。
具体的には、発泡性セラミック原料自体の加熱による発泡性を利用して、基材に発泡性セラミックスであるシラスあるいは真珠岩を溶射することでシラス皮膜あるいは真珠岩皮膜は、発泡したシラスあるいは発泡した真珠岩と多くの気孔を含んだ多孔質断熱皮膜を形成する。
また、その皮膜の表面のみを加熱溶融することにより断熱性を更に向上させることができる。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
シラスを単独原料として用いた黒色ガラスの合成方法
(出願:H5.2.12)
特開平06-239643
(公開:H6.8.30)
科学技術庁無機材質研究所長 小谷 和夫
本発明は、火山灰堆積物であるシラスの処理・資源化の技術に関するものであって、更に詳しくは、透明・均質な大型の黒耀石類似の黒色ガラスの合成法に関するものである。
シラスを単独原料として用いて黒色ガラスを合成するためには、シラスを1600℃以上に昇温して融解、発泡させ、一旦、泡ガラスのまま急冷により固化した後、粉砕により脱ガラスを行い、清澄に至るまで上記融解から粉砕までの工程を反復することにより得られる。
得られた黒色ガラスはガラス構造上、天然黒耀石に類似したものとなっていた。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
火山灰利用の耐火、耐熱建材
(出願:H5.2.19)
特開平06-247763
(公開:H6.9.6)
高倉 昭蔵 高倉 昭蔵
高倉 和昭
本発明は、未利用資源である火山灰を主たる形成素材として活用し、耐火、断熱性に富み、軽量で、耐衝撃性、加工性に優れた耐火断熱性の建築材料に関するものである。
具体的には、火山灰、無機軽量骨材をポリアクリル酸ソーダ水溶液に懸濁し、攪拌する一方、塩化カルシウム水溶液を添加し、火山灰−ポリアクリル酸カルシウムの結合体、骨材−ポリアクリル酸カルシウムの結合体を生成し、水洗、脱塩処理を行なう。
次いで、セメント、無機質系硬化剤、水と混練し、所定形状に成型し、必要があれば模様を付し、乾燥機にて乾燥固化した後、脱型し、成型品として形成する。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
多孔性ビトリファイド砥石の製造方法
(出願:H5.3.5)
特開平06-262528
(公開:H6.9.20)
本田技研工業株式会社 北中 和彦
本発明は、砥石に充分な気孔率と結合力が付与された多孔性ビトリファイド砥石の製造方法に関するものである。
本製造方法では、CNB砥粒の中にシラスを配設し、空隙に結合剤となるガラスセラミックス粒子を充填しておく。
この状態で砥石を焼成すると、先ず軟化温度の低いガラスセラミックス粒子が軟化して流動性を増大させ、シラスの表面を包みこむように当接する。
焼成温度が上昇して900℃を超えると、シラスが溶融して前記ガラスセラミックス粒子と反応して新たなガラス体として生成される。
この結果、シラス内部の気孔に含有される気体と前記空隙の気体が一体となって気孔を形成するために、気孔率が向上するとともに、量的に増大した前記ガラス体によって砥石の強度が確保され、型崩れすることもない。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
やきもの及びセメント製品の製造法
(出願:H5.4.12)
特開平06-271351
(公開:H6.9.27)
江口 光市郎 江口 喜久二
本発明は、素焼工程をなくした簡便なやきものの製造法と安価な火山灰を使用したセメント製品の製造法に関するものである。
具体的には、陶土に柿渋と珪酸ソ−ダとを加えて混練して素地土を形成し、これを所定形状に成形したのち70〜100度の温度で3〜5時間加熱して素地を作り、これに釉薬を施して800〜1200度の温度で本焼する。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
押出成形用軽量セメント組成物
(出願:H5.4.14)
特開平06-298580
(公開:H6.10.25)
新日本製鐵株式会社
鹿島建設株式会社
山田 寛次
平戸 靖浩
末永 龍夫
里山 公治
本発明は、土木建築向け押出成形中空パネルに用いる無石綿軽量セメント組成物に関するものである。
具体的には、マトリックス構成成分であるセメントと珪酸質材料の粉体100重量部あたり、パルプを1〜3重量部含有し、珪酸質材料としてセメント100重量部あたり、シラス白土火山灰等の火山噴出物を2〜200重量部および/又は前記火山噴出物を原料として加熱発泡させた軽量骨材を2〜50重量部含有してなり、前記軽量骨材が、平均粒径100μm以下でかつ見かけ密度が0.9以上であることを特徴とする押出成形用軽量セメント組成物に関するものである。
本発明の、押出成形用軽量セメント組成物は、高い押出成形圧力に耐えて、成形速度も高く、中空率30%以上の中空材に対する保形性も充分な押出成形が可能である。
又、硬化物は強度も高く、耐火性、耐久性に優れている。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
耐火性コンクリート部材の製造方法
(出願:H5.4.13)
特開平06-299652
(公開:H6.10.25)
鹿島建設株式会社 宮本 圭一
柳田 克巳
和美 広喜
大内 富夫
本発明は、高強度を備え、爆裂しない耐火性コンクリート部材を能率よく製造する方法に関するものである。
具体的には、シラスを骨剤となし混入した断熱性を備え爆裂性がないセメント系成形体を用い、表装材を兼用する断面方形の柱型枠を組立て、鉄筋を配筋した後、超高強度コンクリートを打設して耐火性高強度コンクリート柱を施工する。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
炭水化物を含む廃液の処理方法
(出願:H5.4.27)
特開平06-328064
(公開:H6.11.29)
駒山 羊介
沼口 一夫
駒山 羊介
沼口 一夫
本発明は、焼酎、酒等の廃液を簡単に処理する方法に関するものである。
具体的には、焼酎、酒等の製造工程で発生する廃液と、シラス等の粉粒体を混合し、約500℃〜1200℃で焼成することにより、固形物を作る。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
模型作製用または補修用の2剤型充填接着剤
(出願:H5.5.24)
特開平06-329995
(公開:H6.11.29)
株式会社アルファ技研 治武 政実
福澤 稔
本発明の目的は、パーツ等の対象物に対する濡れ性(馴染み)、接着性及び充填性が良好で、ポットライフが適度であり、硬化後の切削性が極めて良好で、硬化時に収縮を生じがたい使い勝手の良い模型作製用又は補修用の2剤型充填接着剤を提供することである。
具体的には、2−シアノアクリレートに切削加工性向上剤を配合した2−シアノアクリレート組成物(1)と、無機または有機質の中空微小球(2)とからなる模型作製用または補修用の2剤型充填接着剤である。
切削加工性向上剤としては、中空微小球(殊に合成樹脂中空微小球)、カーボネート化合物、ゴム弾性ポリマーまたは可塑剤が用いられる。中空微小球(2)は、無機質中空微小球、殊にガラスバルーンまたはシラスバルーンあるいはそれらを表面処理したものである。
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