関連(含シラスバルーン)公開特許/平成5年(1993年)公開(29件)

詳細な内容については、特許庁の特許情報プラットフォームをご利用下さい。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
無機軽量建材の製造法
(出願:H3.2.8)
特開平05-4826
(公開:H5.1.14)
ジエイエスピー株式会社 北浜 卓
橋場 正博
下条 芳範
シラスバルーンを主成分として含む無機軽量建材の製造方法において、成形時の加圧圧力を規定することにより、強度的にすぐれ、かつ低熱伝導率及び非吸水性にすぐれた建材を得る。
シラスバルーンを主成分とする無機骨材、水ガラス及び水ガラス硬化剤からなる混合物を型内に充填した後、該混合物を加圧成形し、次いで硬化を完了させる無機軽量建材の製造法において、上記成形時の加圧圧力を5kg/cm2Gを超え20kg/cm2G未満とすることを特徴とする無機軽量建材の製造法。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
軽量化粧板及びその製造方法
(出願:H3.6.26)
特開平05-9086
(公開:H5.1.19)
ジエイエスピー株式会社 北浜 卓
橋場 正博
下条 芳範
本発明は、表面が天然石板からなる軽量化粧板及びその製造方法に関するものである。
本軽量化粧板は、天然石板を樹脂層に介して無機質軽量板と積層接着させた積層体からなり、該無機質軽量板はガラスバルーンを主成分とする無機骨材が水ガラス硬化体によって一体に接合形成されたものである。
具体的な製造方法としては、天然石版の一方の表面に樹脂層を設け、この樹脂層を有する天然石版の表面に、硬化剤を含む水ガラスを塗布した後、その上に硬化剤、水ガラス及びシラスバルーンを主成分とする無機骨材からなる混合物を積層し、常温又は加熱下において板状に加圧成形し、硬化させることにより軽量化粧板を製造することができる。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
シラスバルーン成形体及びその製造方法
(出願:H3.6.26)
特開平05-9087
(公開:H5.1.19)
ジエイエスピー株式会社 北浜 卓
橋場 正博
下条 芳範
本発明は、シラスバルーンを主体とする軽量成形体及びその製造方法に関するものである。
本発明は、シラスバルーンに水ガラス及び水ガラス硬化剤を配合した組成物の硬化物からなる板状成形体であって、該成形体の両面に樹脂を形成してなるシラスバルーン成形体である。
具体的な製造方法としては、シラスバルーンに水ガラス及び水ガラス硬化剤を配合した組成物を板状に加圧成形し、予備硬化した後、得られた板状成形体の両面に樹脂膜を形成させて乾燥硬化させることにより製造することができる。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
耐火・防音パネル
(出願:H3.7.3)
特開平05-9987
(公開:H5.1.19)
アイジー技術研究所株式会社 梅津 浩之
阿部 雅彦
滝口 英喜
軽量骨材を合成樹脂発泡体でバインドした芯材と、鉛層とを、不織布を接着した金属板で挟持積層することにより、耐火、防音性の向上を図る。
パーライト粒等の軽量骨材をフェノールフォーム等の合成樹脂発泡体でバインドした発泡層を形成する。
次にハニカム状、平板状、格子状等に形成した鉛層を発泡層で挟持する。
次いで不織布を接着した金属板からなる表面材および裏面材を設け、布を内側にして発泡層に接着し、積層一体化したパネルを形成する。
さらに必要により、発泡層および鉛層を所望数積層してもよい。
これにより、耐火、断熱性を強化できると共に、防音性を向上でき、かつ機械的強度および寸法安定性を増加でき、また軽量であるため施工性を向上させることができる。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
無機押出成形体の製造方法
(出願:H3.7.15)
特開平05-17262
(公開:H5.1.26)
積水化学工業株式会社 中野 竜俊
滝華 裕之
材料分散性の高い高回転速度の混合機を使用しても中空軽量化材の破壊を抑制することができるとともに良好な成形体を得ることができる無機押出成形体の製造方法を提供する。
無機水硬性材料および中空軽量化材を含む配合物を水と混合混練して得た押出成形用材料を押出成形する無機押出成形体の製造方法であつて、中空軽量化材として表面を予め潤滑性かつ造膜性のある材料でコートしたものを使用するようにした。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
樹脂組成物
(出願:H3.7.9)
特開平05-17693
(公開:H5.1.26)
昭和電工株式会社 吉川 和男
柏木 正二
加工成形が容易で、比較的小さな力で容易に破壊して目的の形状にすることができ、しかも難燃性をも有する樹脂組成物を得る。
本発明の樹脂組成物は、合成樹脂100体積部に対し、中空発泡体25〜1000体積部を配合してなり、成形体の曲げ強度が30kg/cm2以下である。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
耐火パネル
(出願:H3.7.31)
特開平05-31843
(公開:H5.2.9)
アイジー技術研究所株式会社 今田 弘昭
表面材と裏面材の芯材側面に起毛したシート状の不織布を接着すると共に、芯材を軽量骨材を合成樹脂発泡体でバインドして形成することにより、耐火性、防火性を向上し、芯材を表、裏面材間の接着強度を強化したパネルを得る。
表面材、裏面材は金属製の薄板からなり、ロール成形、押出成形等を行い形成したものである。
また表面材、裏面材の芯材側の面にはシート状の不織布が接着されており、不織布は凹凸を有するローラー等により、少なくとも芯材側の面が起毛されている。
芯材は軽量骨材を細密充填し、バインダーとして合成樹脂発泡体を用いたものであり、パネルAに対して断熱材、接着材、補強材、防音材、緩衝材、防火材、耐火材として機能する。
又軽量骨材としてはパーライト粒、ガラスビーズ、石膏スラグ、タルク石、シラスバルーン等からなり、芯材に対し防火性、耐火性が向上する。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
耐熱・耐火建築材
(出願:H3.3.4)
特開平05-39642
(公開:H5.2.19)
プラス創建株式会社 副島 康正
木製の基材の表面を保護層で被覆し、空気との接触を遮断することにより、耐熱性、耐火性、耐久性等を維持し、軽量にして構築物の施工性、工期の短縮化等の改善を図る。
木製の基材の表面に、ガラス繊維を補強してセメントで固化したガラス繊維強化コンクリートの保護層を形成する。
その際セメント中に、珪砂、シラスバルーン状粒子等を骨材として練り込み、基材を気密状態に被覆する。次に保護層の表面に保護兼化粧層を被覆する。
この場合保護兼化粧層を、水酸化アルミニウム等の多量に水和結晶を含む粉体と、比較的融点の低いガラス、長石等の粉粒体を粗材にしたモルタルで成形する。
そして火災時に高熱を受けた際には、保護層が溶解し、基材の表面にガラス質の溶融層を生じて気密性を高め、基材と外気中の酸素とを遮断する。
また鋼性芯材の使用によつて高温下でも剛性の維持を可能にする。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
軽量無機質板の製造方法
(出願:H3.8.12)
特開平05-43290
(公開:H5.2.23)
ニチハ株式会社 西沢 和秀
軽量無機質板の製造原料に、特定量の酸化マグネシウム及び/または水酸化マグネシウムを配合し、板状に成形した後、蒸気養生することにより、寸法安定性に優れた軽量無機質板を得る。
(A) セメント (例;ポルトランドセメント) 20〜85重量%、(B) 有機繊維(例;木質パルプ)5〜10重量%、(C) 軽量骨材(例;シラスバルーン)5〜15重量%および (D) 酸化マグネシウムまたは/及び水酸化マグネシウム2〜20重量%を混合する。
次いで混合物を板状に成形した後、蒸気養生を行なうことにより、軽量無機質板を得る。これにより、製造後に空気中の炭酸ガスが軽量無機質板の組織内に侵入した場合、この炭酸ガスは優先的に組織中の水酸化マグネシウムと反応し、針状の中性炭酸マグネシウムの結晶を生成する。
従つて炭酸ガスと組織内で膨張したセメント水和物との反応が阻止され、その結果組織の収縮が阻止される。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
多孔質焼結体及びその製造方法
(出願:H3.9.5)
特開平05-58759
(公開:H5.3.9)
三菱金属株式会社 島田 浩
佐々木 博
気孔サイズ、気孔分布が均一で強度、熱衝撃に優れ、炉材、セツター材、サヤ材、断熱材に用いられる多孔質焼結体を得る。
シリカ質中空球状体の表面にマグネシア微粒子を被覆し、得られた被覆物を加圧成形した後、該成形体を150〜300℃/hrで昇温し、1100〜1400℃で焼結する。
シリカ質中空球状体としては、フライアツシユバルーンシリカバルーンシラスバルーン等が用いられ、またマグネシア微粒子の平均粒径はシリカ質中空球状体の1/10以下である。
マグネシア微粒子とシリカ質中空球状体との割合は、該中空球状体の量が容量比で30〜60%である。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
多孔質焼結体及びその製造方法
(出願:H3.9.5)
特開平05-58760
(公開:H5.3.9)
三菱金属株式会社 島田 浩
佐々木 博
気孔サイズ、気孔分布が均一で強度、熱衝撃に優れ、炉材、セツター材、サヤ材、断熱材に用いられる多孔質焼結体を得る。
シリカ質中空球状体の表面にアルミナ微粒子を被覆し、得られた被覆物を加圧成形した後、該成形体を150〜300℃/hrで昇温し、1140〜1550℃で焼結する。
シリカ質中空球状体としては、フライアツシユバルーンシリカバルーンシラスバルーン等が用いられ、またアルミナ微粒子の平均粒径はシリカ質中空球状体の1/10以下である。
アルミナ微粒子とシリカ質中空球状体との割合は、該中空球状体の量が容量比で30〜60%の添加量である。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
水面施用浮遊性農薬製剤
(出願:H3.9.5)
特開平05-58804
(公開:H5.3.9)
北興化学工業株式会社 鍋谷 佳彦
黒津 裕一
米村 伸二
散布機が不要で省力的防除ができ、しかも水面で農薬活性成分を速やかに拡散する水面施用浮遊性農薬製剤。
農薬活性成分、平均粒子径250μm以下のガラス質中空体および水溶性高分子からなり、1個当り10〜100gの重量に成型してなることを特徴とする水面施用浮遊性農薬製剤。
水田に10アール当り約5〜20個を投入するだけでよく、省力的であると同時に、散布機が不要であり、経済的である。
しかも水田に投入された本発明の浮遊性農薬製剤は、水面に速やかに農薬活性成分を拡散し、均一な処理層を作るため、慣行の製剤などと比べて高い効果を発現し、薬害も軽減される。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
水面施用浮遊性農薬製剤
(出願:H3.9.20)
特開平05-78204
(公開:H5.3.30)
北興化学工業株式会社 鍋谷 佳彦
黒津 裕一
柳生 憲秀
米村 伸二
本発明は散布機が不要で省力的防除ができ、しかも水面で農薬活性成分を速やかに拡散する水面施用浮遊性農薬製剤。
農薬活性成分、平均粒子径250μm以下の無機浮遊性物質および高沸点溶剤を含有する粒子径600μm以下の固体状組成物の10〜100gを水溶性高分子フイルムにより包装してなることを特徴とする水面施用浮遊性農薬製剤。
水田に10アール当り約5〜20個を投入するだけでよく、しかも水田に投入された本発明の浮遊性農薬製剤は、水面に速やかに農薬活性成分を拡散し、均一な処理層を作るため、慣行の製剤などと比べて高い効果を発現し、薬害も軽減される。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
シラスバルーンを用いた陶磁器用原料およびその製造方法
(出願:H3.9.30)
特開平05-85861
(公開:H5.4.6)
瀬戸製土業株式会社
岩城硝子株式会社
東海工業株式会社
谷口 良治郎
山口 孝雄
斉藤 攻
焼成して加熱膨張した一次シラスバルーンから鉄分、Ti等の不純物を除去または減少した二次シラスバルーンをはい土及び Al2O3等の強化材中に分散させることにより、荷重の平均化を図る。
シラス岩石を900〜1000℃で焼成し、加熱膨張した一次シラスバルーンとし、振動式網篩機で粒径25〜150μmに選別した後マグネツトフイルターで処理して鉄分、Ti等の不純物を除去または減少させた二次シラスバルーンを得る。
次に水を入れた水槽に二次シラスバルーンを投入して均一混合し、これに所定量のはい土及びAl2O3、ZrSiO4、 クリストバライト等の微粉末状強化材を投入して水、二次シラスバルーン、はい土、強化材を所定の重量比に均一混合する。
この混合物を脱水処理して粘土状陶器用原料とし、一定形状のケーキに成形する。その後成形、乾燥した後釉薬処理し、焼成炉で焼成して製品を得る。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
成形用材料およびその成形物
(出願:H4.2.14)
特開平05-86213
(公開:H5.4.6)
武田薬品工業株式会社 柴田 孝司
秋山 浩一
浅尾 信一郎
特定の樹脂組成物を塗布したフイルム塗被面と、塗布されていないフイルムとの間に繊維強化材を挟み、フイルムよりの液状成分を含浸させてなる、軽量で、機械的強度、生産性に優れた、構造部品等に有用な標記材料。
(A) シラスバルーン等の中空状充填材(数平均粒子径は好ましくは35〜50μm)の好ましくは10〜100重量部(全樹脂成分100重量部に対して)を含有する、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂組成物(樹脂成分の濃度は好ましくは30〜50 (重量) %)を塗布したフイルム(例;PEフイルム等)の塗被面と、(B) 樹脂組成物を塗布していないフイルムとの間に、ガラス繊維等の繊維強化材の好ましくは30〜70%(材料全量に対して)を挟み込み、成分Aの液状成分を該繊維強化材に含浸させてなる、目的の材料。
尚、該材料を加熱圧縮下に硬化させて、機械物性に優れた成形物が得られる。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
成形用材料およびその成形物
(出願:H4.2.14)
特開平05-93078
(公開:H5.4.16)
武田薬品工業株式会社 柴田 孝司
秋山 浩一
浅尾 信一郎
特定な樹脂組成物を塗布したフイルム塗被面と前記組成物を塗布してないフイルム間に、特定な繊維強化材を挟み込んでなる、軽量で機械的強度に優れた成形物を与える成形用材料。
好ましくは数平均粒子径が20〜65μm、真比重0.3〜0.8の独立気泡を有する中空状充填材(例;GMBシラスバルーン等)を含有する熱硬化性樹脂組成物を塗布したフイルムの塗被面と、前記樹脂組成物を塗布していないフイルムとの間に、繊維強化材(例;ガラス繊維、アラミド繊維等からなるチョップドストランド、不織布等)を挟み込み、前記樹脂組成物の液状成分を前記繊維強化材に含浸させ、目的の材料を得る。
尚、この材料2枚を用意し、2枚から予め前記組成物を塗布したフイルムを取り除き、この取り除いた面同志を重ね合せ、次に前記組成物を塗布していないフイルムも取り除いて加圧圧縮して硬化させ成形物を得る。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
耐熱性断熱材
(出願:H3.2.8)
特開平05-96678
(公開:H5.4.20)
横井 保夫
加島 道夫
横井 成人
横井 保夫
加島 道夫
横井 成人
水溶性シリケートを各種耐熱、断熱処理して得た8種の耐熱性断熱組成物を基材に塗布し、表面に耐アルカリ性塗料を塗布し、更にフッ素系塗料を塗布して保護被膜を形成して、耐熱、断熱性を向上する。
水溶性シリケート (以下単にシリケートという) に、アルコキシシラン誘導体を反応させた第1の耐熱断熱組成物 (以下単に組成物という)、オルガノシリカゾルと反応させた第2組成物、アルミノシリケートとアルコキシシラン誘導体の反応生成物たる第3組成物、これら第1、第2組成物に融点向上用金属酸化物の微粉末を含有させた第4組成物、第3組成物に融点向上用金属酸化物を加えた第5組成物、第1〜第5組成物を粉砕して合成樹脂を塗布した第6組成物、織物に含浸した第7組成物、パーライト等骨材を混合した第8組成物の何れかを、基材に塗布して組成物層を形成する。
更に、耐アルカリ塗料を塗布して、その上にフツ素系塗料をコーテイングする。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
軽量無機質建材
(出願:H3.10.3)
特開平05-97538
(公開:H5.4.20)
ジエイエスピー株式会社 北浜 卓
橋場 正博
下条 芳範
吸水性の極めて少ない軽量、耐火、断熱性、機械的強度に富む無機質軽量建材を提供する。
平均粒径40〜600μmの微細中空ガラス球及び平均粒径5nm〜300nmの表面撥水化された超微粒子状粉体からなり、該ガラス球100重量部あたり該超微粒子状粉体3〜20重量部の混合物を無機質接合剤で一体に接合させた成形体から成る軽量無機質建材。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
樹脂成型体及びその製造方法
(出願:H3.10.3)
特開平05-98044
(公開:H5.4.20)
昭和電工株式会社 柏木 正二
吉川 和男
表面層が特定容積比の樹脂と中空発泡体とから成る成型体の表面を研削し、中空発泡体の破断面を表面に存在させることにより、無電解メツキ時、塗布時等に密着性に優れた樹脂成型体を得る。
表面層が樹脂(例;エポキシ樹脂)100体積部と、中空発泡体(例;シラスバルーン)5〜1000体積部とから成る樹脂成型体を製造する。
次いでこの樹脂成型体の表面を物理的に研削することにより、表面に中空発泡体の破断面を存在させる。
なお必要に応じ、クロム酸エッチング等の化学的エッチング処理を行なうようにしてもよく、また表層部を加熱し、成型体の表面近くに存在する中空発泡体を発泡させ、表面に微小な傷を形成させるようにしてもよい。
これにより、無電解メツキ処理時、塗料定着時等に優れた密着性を示す被覆層を形成することができる。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
液晶素子
(出願:H3.10.4)
特開平05-100251
(公開:H5.4.23)
日本板硝子株式会社 衣笠 直己
矢野 祐一
滝川 章雄
透明材料からなる多孔性粒子(多孔質ガラス粉体、シラスバルーン等)の孔に液晶物質を保持させた多数の液晶含有粒子を透明導電膜間に介在させることにより、耐光性および耐候性に優れ、より広い視野角を有する液晶素子を得る。
多孔性粒子を入れたビーカーに液晶物質を注入して多孔性粒子を浸漬させる。
これにより、液晶物質は多孔性粒子の孔中に含浸され、ほぼ球状または他の曲線状表面に閉じ込められる。
そして、余分な液晶物質を取り除き、多孔性粒子の孔に液晶物質を保持した液晶含有粒子のみを抽出する。
この後、この液晶含有粒子と支持媒質との混合物をドクターブレードを用いて予め透明導電膜が形成された基板の透明導電膜面上に必要な厚みに塗布して乾燥させ、更に、透明導電膜側を内面側としてもう一方の基板で積層挟持させる。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
セメント系軽量人工石及びその製造方法
(出願:H3.10.14)
特開平05-105491
(公開:H5.4.27)
アサオカ株式会社
小島 昭
小島 昭
浅田 俊彦
軽量骨材と繊維強化プラスチツク微粉末とを含む細骨材と、セメント及び水との混合物を成型後に水中養生と高温養生とを行うことにより、軽量で、機械的強度に優れた人工石を得ると共に、産業廃棄物の利用を図る。
シラスバルーン等の軽量骨材と繊維強化プラスチツクの微粉末とを少なくとも含む細骨材と、セメントとを混合する。
次いで、これに所定量の水を加えて型枠中に流し込み、脱型後水中養生をし、更にその後加熱して高温養生を行うことにより目的軽量人工石を得る。
前記人工石は、セメントと細骨材とからなり、細骨材として少なくともシラスバルーン等の軽量骨材と繊維強化プラスチツクの微粉末とを含み、後記の物性を有する。
すなわち、嵩密度0.6〜1.0g/cm3、曲げ強度27kg/cm2以上、圧縮強度140kg/cm2以上の機械的性質をもち、凍結融解に対して30回以上の耐久性を有する。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
鉄道車両外板の塗装方法
(出願:H3.11.5)
特開平05-123645
(公開:H5.5.21)
東海旅客鉄道株式会社
日本ペイント株式会社
柳川 雅弘
赤峰 博文
春田 泰夫
岡村 正和
新造時、塗り替え時、補修時に有用な鉄道車両の外板塗装で、作業性に優れ、クラツクや塗膜脱落がなく耐久性に富んだ美しい外観の塗膜を得る。
鉄道車両外板上にプライマー塗膜、パテ塗膜、プライマーサーフエーサー塗膜および上塗塗膜を順次形成せしめる方法で、パテ塗膜が平均粒径10〜100μmの微小中空球体を0.1〜5.0重量%含有させた不飽和ポリエステル樹脂パテと、ベンゾイルパーオキサイドとシクロヘキサノンパーオキサイドの混合物からなる硬化剤とを用いて得られる抗張力70〜200kg/cm2、伸び率2.0〜6.0%のパテ塗膜であるような、鉄道車両外板の塗装方法である。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
凹凸模様状吹付塗料主材用又はパテ用充填材及び凹凸模様状吹付塗料主材又はパテの製造方法
(出願:H3.10.31)
特開平05-125304
(公開:H5.5.21)
タヤインダストリ株式会社 田谷 嘉徳
特定の粒度分布を有する無機質粉末を主成分として成る、合成樹脂平面仕上げ塗料等(残存物)に配合して、凹凸模様状吹付塗料主剤またはパテを経済的に製造できる充填材。
(A) 60メツシユ以上が0%、60〜100メツシユが5〜10%、 100〜150メツシユが10〜20%、150〜200メツシユが20〜30%であり、 200メツシユ以下が 40〜60% である粒度分布を有する無機質粉末(例;炭酸カルシウム、発泡シラスバルーン発泡松脂岩)を主成分とし、好ましくは少量の繊維粉、消泡剤、増粘剤等を添加して成る凹凸模様状吹付塗料主剤用またはパテ用充填材。
(B) 合成樹脂平面仕上げ塗料または砂壁状吹付材用骨材抜きベース (リシンベース) の例えば残存物に、Aの充填材を均一に混合して凹凸模様状吹付塗料主剤またはパテを製造する。
平面仕上げ塗料はパテの製造、リシンベースは凹凸模様状吹付塗料主剤の製造に適している。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
空気入りタイヤ
(出願:H3.11.25)
特開平05-140372
(公開:H5.6.8)
横浜ゴム株式会社 緑川 真吾
城川 隆
原田 昌明
トレッド部を、ゴムと特定の中空微粒子ガラスバルーン、フライアッシュ等)、短繊維とから構成し、短繊維をトレッド部のブロック表面及び側面に沿つて配向してなる、氷上に於ける摩擦力、制動性を向上させたスタッドレスの空気入りタイヤ。
トレッド部を (A) ゴムと (B) 中空微粒子と (C) 短繊維とから構成し、成分Bが平均粒径10〜120μm、平均肉厚0.1〜10μm、平均比重0.2〜1.0であり、更に、成分Cの殆んどがトレッド部のブロック表面及び側面に沿つて配向してなる空気入りタイヤ。
尚、成分Cは、1μm以上の平均直径と100〜5000μmの平均長を有するものが好ましく、トレッド部のゴムは、ガラス転移温度−60〜−20℃のポリマーを含有したものが好ましい。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
木片セメント板
(出願:H4.1.17)
特開平05-194004
(公開:H5.8.3)
大建工業株式会社 松岡 章
野崎 善治
木材小片とセメントに、軽量骨材として前記木材小片の厚みよりも小径の無機質発泡体を含有させることにより、所定の強度を確保しつつ、軽量で加工し易い木片セメント板を得る。
この木片セメント板は、木材小片とセメントとを主成分とし、軽量骨材として前記木材小片の厚みよりも粒径の小さい無機質発泡体を含有してなる。
前記無機質発泡体を添加することにより、軽量化できると共に加工し易くなる。
無機質発泡体としては、例えば黒曜石系パーライト真珠岩系パーライトシラスバルーン、膨張頁岩、フライアッシュ等が挙げられる。無機質発泡体の粒径は、通常の木材小片の厚み(0.2〜0.4mm)よりも小さいことが必要であり、特に粒径149μm以下のものが50%以上含まれていることが好ましい。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
発泡性ホットメルト接着剤
(出願:H4.1.17)
特開平05-194921
(公開:H5.8.3)
吉形 遜 吉形 遜
ホットメルト接着剤中に、この接着剤の溶融温度では溶解しない複数の気体封入中空球体を分散含有させることにより、加熱して溶融させるだけで発泡状態とし得る標記ホットメルト接着剤を得る。
ホットメルト接着剤と、このホットメルト接着剤の溶融温度では溶解不能な複数の気体封入中空球体(例;シリカバルーン)とを混練する。
そしてホットメルト接着剤中に複数の中空球体を均一に分散させ、発泡性ホットメルト接着剤を製造する。
そして使用時にはこの発泡性ホットメルト接着剤をタンクに入れ、タンク内の温度をホットメルト接着剤が溶融する温度に保持し、発泡性ホットメルト接着剤を溶融状態とする。
次いでポンプで加圧し、発泡性ホットメルト接着剤をホースの先端部から吐出させ、中空球体を泡として機能させることにより、発泡状態の溶融ホットメルト接着剤を得る。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
半導体装置
(出願:H4.1.24)
特開平05-206325
(公開:H5.8.13)
日立製作所株式会社 小角 博義
北村 輝夫
石井 利昭
宝蔵寺 裕之
尾形 正次
瀬川 正則
江口 州志
半導体素子を、樹脂成分と充填剤とを含み、特定の誘電率を示す樹脂組成物で保護することにより、誘電率が低く、成形性、量産性に優れた樹脂組成物を用いた半導体装置を得る。
半導体素子1を保護する樹脂成分として、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂より選ぶ。
また充填剤は空気を含み、充填剤に含まれる空気の体積分率は5〜85%が好ましく、充填剤はシリカバルーンシラスバルーン、ポリエチレンバルーン、ポリウレタンバルーンなどで、好ましくは1〜200μmの大きさである。
そして、これらを含む樹脂組成物の誘電率は、50℃、1MHz〜50GHzにおいて3.5以下である。樹脂組成物に誘電率改質剤を含有させて誘電率を小さくし、樹脂に充填剤を含有した組成物が弾性率、耐熱性等を向上させる。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
無機軽量化粧板及びその製造方法
(出願:H4.2.10)
特開平05-221746
(公開:H5.8.31)
ジエイエスピー株式会社 北浜 卓
橋場 正博
下条 芳範
表面が複数個の天然石板又は天然石様板からなる施工性にすぐれ、大寸法のものも容易に得ることのできる無機軽量化粧板及びその製造方法を提供する。
シラスバルーンを主成分とする無機骨材と水ガラスと水ガラス硬化剤との混合物から形成された一個の厚み7〜90mmの無機質軽量板と、その上に積層接着させた複数個の厚み3〜20mmの天然石板又は天然石様板とからなり、該隣接する天然石板又天然石様板の間には、下記式 (1) 及び (2) を満足する空隙部が介在することを特徴とする無機軽量化粧板。
0<t/T≦0.8 (1)。
1.5≦T/w≦10 (2)。
(但し、Tは天然石板又は天然石様板の厚みを示し、tは空隙部の深さを示し、wは空隙部の幅を示す)。
発明の名称 公開番号 出願人 出願人
ヒーター内蔵パネル
(出願:H4.3.31)
特開平05-280142
(公開:H5.10.26)
平野エンヂニアリング (有)
平野 靖夫
平野 靖夫
水硬性セメント他の材料を含むモルタルを鋳造成形したパネル内の表面近傍に自己制御機能をもつ発熱装置を埋設したパネルを用いて、火災等の心配がなく、安全で熱効率のよい暖房を行えるようにする。
まず、水硬性セメントとシラスバルーンと補強繊維分と水とを充分に混合し、予め発熱装置がセメントされた型枠内に、これを充填してヒーター内蔵パネルを形成する。
そして発熱装置は、断面溝状のアルミ製の伝熱板と、その内側に固着され、温度が上昇すると高抵抗となつて殆んど電流を通さなくなる材料製の半導性発熱体から構成しておく。
次に住宅の床、壁暖房等に使用するため、多数のヒーター内蔵パネルを敷き並べ、コネクター、を並列に接続して電力の供給を受ける。
この結果、半導性発熱体からの熱は伝熱板に伝わり、これが表面のモルタルを加熱し、部屋を温めると共に、モルタルが伝熱板からの直接の熱を和らげる作用をする。
前画面に戻る