関連(含シラスバルーン)公開特許/平成2年(1990年)公開(27件)

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発明の名称 公開番号 出願人 発明者
分相性アベンチュリンガラス及びその製造方法
(出願:S63.7.28)
特開平02-38338
(公開:H2.2.7)
国府 俊則 国府 俊則
本発明はガラス個体中にキラキラ光る結晶相を生成させたアベンチュリンガラスで、二次熱処理により分相し、単色の基礎ガラスから微妙で独特の色合いと模様が出現することを特徴とする分相性アベンチュリンガラス、及びその製造方法に関するものである。
この分相性アベンチュリンガラスは主に装飾用ガラス、工芸ガラス、建材タイル等の分野で利用されている。具体的には分相性の基本ガラスとアベンチュリン形成剤、及び溶融雰囲気調整剤を混合し,1300℃〜1500℃で溶融し,冷却後,900℃〜1100℃で加熱保持して結晶を生成させ、さらに700℃〜800℃で分相させアベンチュリンガラスを製造することができる。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
パネルの製造方法
(出願:S59.10.30)
特開平02-120284
(公開:H2.5.8)
積水化学工業株式会社 佐藤 修二
小笠原 忠興
本発明は、鉄、ステンレス等の金属で補強されたセラミックスのパネルの製造方法に関するものである。
従来、外壁等は、木版の上に金網を取り付け、この上をモルタル仕上げして、更にリシン仕上げあるいはスタッコ仕上げをしたものが一般的であった。
本発明では、珪酸含有原料を発泡させることによりセラミックス発泡体からなる大面積のパネルの製造を試みたが、実験の結果、製造上の困難性が存在することが判明した。
すなわち、発泡後の冷却の過程で亀裂が発生しやすいことである。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであり、その方法は、珪酸含有原料60〜85部(重量部,以下と同じ)、 軟化材40〜15部、発泡材0.1〜0.4部を均一に混合して発泡性混合物を作り,この発泡性混合物をほぼ均一な厚さに配置し、これを加熱発泡させて一体化した後冷却することにより大型のパネルの製造を可能にしたものである。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
着色模様を有する板状シラス発泡体の製造方法
(出願:S63.12.1)
特開平02-149480
(公開:H2.6.8)
積水化学工業株式会社
集合住宅用新材料・機器システム開発技術研究組合
大久保 稔
栗野 幸典
本発明は、主として軽量断熱材、保温材に使用される着色模様を有する板状シラス発泡体を製造する方法に関するものである。
従来、建材や保温材の分野では、優れた耐熱性、耐火性、断熱等の性質を有するために、表面に着色、模様づけして美観を向上されることが行われている。
しかしながら、上記釉薬により着色、模様付けする方法は、一個一個の製品に釉薬を手作業で塗るために、同一の着色模様を有する製品を大量に生産することが難しいという問題点があった。
本発明の着色模様を有する板状シラス発泡体の製造方法は、上記問題点を解決するためになされたものであり、底板と周壁と有する型内に、シラスに融剤と発泡剤と金属又は金属化合物とを配合した発泡性組成物を、平板的には隣り合う部分に異なった金属又は金属化合物を混合した発泡性組成物が模様を描き、かつ各発泡組成物が所定の厚さとなるように装填し、これを加熱発泡させて厚肉の発泡体を形成し、この発泡体を平板方向にスライスさせることより、板状シラス発泡体を製造することができる。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
コンクリートの改良材及び改良方法
(出願:S63.12.16)
特開平02-164755
(公開:H2.6.25)
柴田 徳人 柴田 徳人
本発明は、セメントの毒性アルカリ、コンクリートから排出する有害な遊離石灰質の抑制、収縮クラック、強度・密度を改善し防水モルタル・防水シートを不要にし、火山砂利・石炭灰利用を有効利用した高耐久性防水コンクリートの改良材と改良方法に関するものである。
具体的な改良材としては、カルボキシル基又はスルホン酸基を含有する高分子化合物、リグニンスルホン酸カルシウム基を含有する高分子化合物等がある。
上記コンクリート改良材と火山灰あるいは石炭灰砂と普通セメントを混合して、水溶液中で混練して軽量コンクリート等の製造を改良することができる。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
シラス発泡体の製造方法
(出願:S63.12.22)
特開平02-167869
(公開:H2.6.28)
積水化学工業(株)
集合住宅用新材料・機器システム開発技術研究組合
大久保 稔
栗野 幸典
本発明は、主として軽量断熱材、保温保冷材等に使用されるシラス発泡体を製造する方法に関するものである。
従来シラスの発泡体はシラス粉末に炭酸アルカリ、炭化珪素、金属酸化物等を混合して、950℃〜1100℃の高温で加熱して製造されていた。
しかし、これらの発泡体は気泡が独立気泡として存在するより、連続気泡として存在する比率が多くなるので、吸水性が大きいなど問題点があった。そこで本発明では、シラスと炭酸リチウム、炭化珪素、窒化珪素、酸化銅等を混合して焼成することにより、軽量で断熱性が優れ、かつ吸水率の小さいシラス発泡体を得ることができた。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
タイヤトレッド用ゴム組成物
(出願:S63.12.23)
特開平02-170840
(公開:H2.7.2)
株式会社ブリジストン 山田 紹良
本発明は、タイヤトレツド用ゴム組成物、特に耐摩耗性を実用範囲内に維持しながら、雪氷上の性能を改良した冬期タイヤ又はオールシーズントレッド用ゴム組成物の製造に関するものである。
従来、冬期用タイヤには、氷上制動性の良いスパイクタイヤが使用されてきたが、近年、これによる都市部での粉じんが大きな問題となり、最終的にスパイクタイヤの製造販売が中止となっている。
その為、スパイクタイヤに代わるものとして、スタッドレスタイヤが検討されているが、本発明では天然ゴムあるいは合成ゴムに対して平均粒子径10〜150μmの微細中空球状体を配合し、シランカップリング剤を添加してタイヤを製造した。
その結果、耐摩耗性を実用範囲内に維持しながら、雪氷上の走行性能を改良したタイヤトレッド用ゴム組成物を提供することが可能となった。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
防カビ性シラス発泡体の製造方法
(出願:S64.1.6)
特開平02-180773
(公開:H2.7.13)
積水化学工業株式会社
集合住宅用新材料・機器システム開発技術研究組合
大久保 稔
本発明は主として屋内使用を目的とした不燃断熱建材、保温剤に使用される防カビ性シラス発泡体を製造する方法に関するものである。
従来の発泡体では、高温・多湿の環境下では、数.の内に発泡体の表面にカビが発生する欠点があった。
本方は上記の欠点を改良したものである。
具体的には、シラス100重量部に、炭酸リチウム3〜20重量部と、発泡剤0.7〜2重量部とを混合してなる発泡性組成物に、銅、銀もしくはそれらの合金、または銅、銀の酸化物を、酸化銅(CuO)または酸化銀(AgO)換算で3〜10重量部混合した混合組成物を作り、次いで該混合物組成物を加熱して発泡させ、防カビ性シラス発泡体を製造することができる。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
長尺複合成形体及びその製造方法
(出願:H1.1.10)
特開平02-184435
(公開:H2.7.18)
積水化学工業株式会社 森鎌 保昌
刈茅 孝一
本発明は,熱伸縮や剛性及び耐衝撃性が改善され,耐久性に優れた長尺複合成形体及びその製造方法に関するものである。
雨樋などの建材は主に塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂で製造されているが,熱伸縮が大きく剛性が小さいため,気温変化によりひび割れが発生する等の欠点があった。
本発明は上記欠点を改良したものである。
具体的には,強化繊維を多数の中空粒子が浮遊する合成樹脂液の中に通して,一面部分に多数の中空粒子が分散した二枚の合成樹脂含浸繊維材を作り,さらに両面部分の合成樹脂中に多数の中空粒子を分散した芯材層を形成し,該芯材層に熱可塑性樹脂を被覆して製造する。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
長尺複合成形体
(出願:H1.1.17)
特開平02-188242
(公開:H2.7.24)
積水化学工業株式会社 刈茅 孝一
吉田 耕三
森鎌 保昌
強化繊維を合成樹脂で固定した芯材層に、合成樹脂中に多数の中空粒子を分散した中間層を介して、熱可塑性樹脂の外皮層を被覆することにより、熱伸縮を小さくし、温度変化による変形や剛性を改善する。
不飽和ポリエステル樹脂、硬化剤として過酸化ベンゾイルを混合した含浸用樹脂液を含浸槽に入れ、長手方向に多数条配列したガラスロービングを含浸し、ガイドロールの下をくぐらせて引き上げ乾燥する。
この両面に不飽和ポリエステル、硬化剤として過酸化ベンゾイルを混合したものに、シラスバルーンを混合した樹脂液を塗布し、乾燥して、シート状プリプリグを得る。
シート状プリプリグを、角型の軒樋状に賦形し完全に硬化させて,芯材層部の両面に中間層部を形成する。
中間層部の外面に,エチチレン−酢酸ビニル系のホツトメルト型接着剤を塗布する。
押出機に導き、表面に安定剤などを配合した塩化ビニル樹脂を、溶融押出して被覆し、外皮層を形成する。
その後、サイジング装置により表面仕上げを行う。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
軽量珪酸カルシウム製品の製造方法
(出願:H1.1.19)
特開平02-192447
(公開:H2.7.30)
旭硝子株式会社 矢田 明
白川 哲郎
本発明は軽量セメント製品の製造方法、特に、中空の珪素酸化物を用いて軽量かつ高意匠で、曲げ強度と収縮を向上せしめた製品の製造方法に係るものである。
従来、窯業系建材において、軽量化を目的として、パーライトやスチレンビーズが使用されている。
しかしこれらの材料はアルカリに対して反応性がなく、軽量骨材としての機能しか有しておらず、強度の点で不十分であった。
本発明は、前述の問題点を解決すべくなされたものであり、スラグ0〜50重量%、石膏0〜50%、セメント及び/又は消石灰5〜80重量%、繊維2〜30%、アルカリに可溶な珪素の酸化物からなる中実粒子0〜20%、アルカリに可溶な珪素の酸化物からなる中空粒子5〜90重量%を含有する原料を所定形状に成形し、軽量珪酸カルシウム製品を得る軽量珪酸カルシウム製品の製造法を提供するものである。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
シート状軽量制振材
(出願:H1.1.23)
特開平02-194057
(公開:H2.7.31)
日本特殊塗料株式会社 渡辺 佳昭
菅沼 英男
寺嶌 政隆
アスフアルト主成分のバインダー成分と、中空状充填材及び表面処理CaCO3を含む充填材とを混合し、混練、圧延することにより,シート加工性に優れ、軽量でしかも制振性能に優れた制振材を得る。
アスフアルトを主成分とするバインダー成分と、充填材とからなるシート状制振材を得るに当つて、充填材に中空状充填材(例:ガラスバルーンシラスバルーン、アクリル系プラスチツクバルーン等)及び表面処理CaCO3(CaCO3の表面をステアリン酸、パルミチン酸等のC18前後の高級脂肪酸またはその塩類を30重量%以上含有する脂肪酸で処理したもの)を含有させるようにする。
従来のシート状制振材と殆ど同等の制振性能とシート加工性を持ち、しかも低比重であり、車両の軽量化に有効なシート状制振材となる。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
タイヤトレツド用ゴム組成物
(出願:H1.2.7)
特開平02-208336
(公開:H2.8.17)
横浜ゴム株式会社 鈴木 好彦
木田 昌
阿波根 朝浩
時枝 明記
福井 善啓
本発明は,タイヤトレツド用ゴム組成物,特に耐摩耗性を実用範囲内に維持しながら,雪氷上の性能を改良した冬期タイヤ又はオールシーズントレッド用ゴム組成物の製造に関するものである。
従来,冬期用タイヤには,氷上制動性の良いスパイクタイヤが使用されてきたが,近年,これによる都市部での粉じんが大きな問題となり,最終的にスパイクタイヤの製造販売が中止となっている。
その為,スパイクタイヤに代わるものとして,スタッドレスタイヤが検討されているが,本発明では天然ゴムあるいは合成ゴムに対して平均粒子径10〜150μmの微細中空球状体を配合し,シランカップリング剤を添加してタイヤを製造した。
その結果,耐摩耗性を実用範囲内に維持しながら,雪氷上の走行性能を改良したタイヤトレッド用ゴム組成物を提供することが可能となった。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
軽量高強度硬化体の製造方法
(出願:H1.2.9)
特開平02-208271
(公開:H2. 8.17)
日本セメント株式会社 田中 敏嗣
下山 善秀
藤原 浩己
水硬性セメントにシリカ質中空骨材を混入して軽量硬化体を製造する際、シリカ質微粉末を混入し、オートクレーブ養生することにより、シリカ質中空骨材の種類を限定する必要なく、軽量で高強度の硬化体を得る。
水硬性セメント(例;普通ポルトランドセメント)、シリカ質中空骨材(例;シラスバルーンガラスバルーン)、シリカ質微粉末(例;シリカヒユーム)及び水を混練する。
次いで得られる混練物を所望形状に成形し,オートクレーブ養生することにより、軽量高強度硬化体を得る。
なお使用するシリカ質微粉末は混練時の材料分離の防止効果及び硬化体の強度増進効果を有し、添加量は水硬性セメント100重量部に対して5〜40重量部程度が適当である。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
耐湿性誘電体材料
(出願:H1.2.10)
特開平02-210710
(公開:H2.8.22)
潤工社株式会社 佐藤 喜昭
星子 健
絶縁性高分子材料中に特定のフッ素系シランカツプリング剤で表面処理された無機充填材を分散させることにより、耐湿性等の向上を図る。絶縁性高分子材料中に、Rf(CH2)2Si(OR1)nR23-nで示されるフツ素系シランカツプリング剤で表面処理された無機充填材を分散させる。
式中、Rfは炭素数1〜10のパーフルオロアルキル基を、R1及びR2は炭素数1または2のアルキル基を示し、nは1〜3の請求である。絶縁性高分子材料は、絶縁性を有するポリマーであれば樹脂、ゴム何れでもよく、また無機充填材としては、チタン酸バリウム、チタン酸カルシウム等の強誘電材料、ガラスバルーンシラスバルーン等の低誘電率の微小中空球体、その他種々の材質、形状のものが、使用目的に応じて選択され、フツ素系シランカツプリング剤によつて充填材の表面を疎水性に改質する。
これにより誘電体材料が耐湿性に優れ、さらに誘電正接の小さいものが得られる。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
合成樹脂製漆器素地の成形材料
(出願:H 1. 2.27)
特開平02-225556
(公開:H2.9.7)
上西 一永 奥 一郎
田端 一夫
本発明は合成樹脂性の盆その合成樹脂製漆器素地を成形するための樹脂材料に関するものである。
漆器素地としては古くから木素材を切削したものが使用され、これに漆を塗装して漆器を製造していが、この方法は多量生産に適さず極めて高価なものになる等欠点があった。
このため近年アミノ酸又はフェノール系の合成樹脂,或はポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂よりなる成形材料によって漆器素地を製造することが行われるようになった。
しかしながら天然木素材からなる漆器素地に比べて重量等異質感を与えるため不充分なものであった。
そこで本発明ではポリエステル樹脂にシラスバルーン等を添加することにより、天然漆器と酷似した製品の製造を可能とした。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
帯電防止塗床
(出願:H1.3.2)
特開平02-228370
(公開:H 2. 9.11)
アイカ工業株式会社 浅川 文男
朝倉 孝宏
微小中空体の表面に、金属または金属酸化物含有樹脂組成物をコーテイングし、得られる所定比重の導電フイラーを硬化性樹脂に混合分散させた塗床材を下地に塗工することにより、帯電防止特性に優れた塗床を提供する。
微小中空体(例;ガラスバルーンシラスバルーン)の表面に金属(例;ニツケル)をコーテイングするか、または金属酸化物(例;酸化チタン)の配合された樹脂組成物をコーテイングし、比重1±0.2g/cm3の導電フイラーを製造する。
次いでこの導電フイラーを硬化性樹脂(例;エポキシ樹脂)に混合分散させ、塗床材を製造する。
次いでこの塗床材を下地に塗工し、帯電防止塗床を形成する。
これにより、バインダー成分の樹脂の比重と導電フイラーの比重が同等であるため,導電フイラーの沈降がなく、均一で高性能の帯電防止塗床が得られる。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
セメント組成物
(出願:H1.3.2)
特開平02-229752
(公開:H2.9.12)
積水化学工業株式会社 中野 竜俊
迫田 博美
本発明は、建設用部材として好適に使用されている軽量セメント成形体の成形に適したセメント組成物に関するものである。
近年、住宅の外装材、内装材および天井材等の建設用部材として、軽量なセメント成形体が使用されるようになってきた。
この種のセメント成形体は、例えばポルトランドセメント、軽量骨材及び水の混合物をを所望の型に流し込んで製造されている。
しかし軽量発泡体が押し出し成形時に破壊され、セメント成形体の軽量化が充分に行われないなどの欠点があった。
そこで本発明では、新たにバーミキュライトを添加することより、軽量骨材の破壊を回避できるようになったとともに軽量化が促進され、耐火性のある軽量セメント成形体を得ることができた。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
耐熱成形材用組成物及び成形製作の容易な耐熱成形材
(出願:H1.3.6)
特開平02-233563
(公開:H2.9.17)
原澤 賢治 原澤 賢治
本発明は、耐熱成形材用組成物及び成形製作の容易な耐熱成形材に係り、常温硬化性で成形製作が容易かつ低コストであり、しかも卓越した耐熱性を有する各種炉設備ないし反応設備等に用いるに適した耐熱成形体を提供しようとするものである。
従来の耐熱材の製造方法では、原料コストが高くつくこと、一旦成形してから使用温度条件に即応したような焼成処理を経しめる必要がある為、製造コストが高くなる欠点があった。
しかし、本発明では、ポルトランドセメント、シラス等の鉱物質粉粒体、釉薬等を混合し、成形体を製造後、自然硬化させた後、焼成して成形体を製造するため容易に耐熱成形体の製造が可能となった。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
車両用ゾルシール材
(出願:H1.3.10)
特開平02-238082
(公開:H2.9.20)
鈴木自動車工業株式会社 葛岡 哲雄
国清 巧
本発明はシラスあるいはガラスなどにより形成したバルーン材を所定量配合し、低比重化させた車両用ゾルシール材の開発に関するものである。
現在使用されている自動車用のボディーシール用ゾルシール材は自動車の内外板の各合わせ目等をシールする目的で使用されている。
しかし、上記従来のゾルシール材は塩化ビニール樹脂系充填材等の比重の大きい成分を使用しており、車体重量に大きな影響を与えており、又比重が大きい為、製造工程において材料を運搬する時に支障を来たすと言う難点もあった。
本発明は上記欠点を補う為にシラスあるいはガラス等により形成したバルーン材を所定量配合し、低比重化したゾルシール材を提供するものである。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
製鋼スラグの改質方法
(出願:H1.3.11)
特開平02-239138
(公開:H2.9.21)
日本磁力選鉱株式会社 原田 光久
本発明は、遊離石灰、遊離苦土、γ-2CaO・SiO2を含有し、膨張破壊を起こす製鋼スラグの改質方法に関するものである。
溶融状態の製鋼スラグは、そのままの状態で冷却したのでは、遊離石灰、遊離苦土、γ-2CaO・SiO2を含有するので膨張破壊性を有し肥料として用いる場合は別として、利用方法がなく取扱に困窮するものである。
このような製鋼スラグの処理方法として珪酸塩鉱物あるいは赤泥を改質材として製鋼スラグに投入して安定鉱物である2CaO・Al2O3・SiO2、2CaO・MgO・SiO2等に改質する方法が知られている。
しかし、このような方法では、スラグと改質材とが充分に混合せず、さらには改質材に熱が吸収されるなどの欠点があった。
本発明は上記のような欠点を改良するため、溶融状態の製鋼スラグに硼酸、珪酸塩鉱物として花崗岩やシラス、並びにソーダガラス屑を少量混入することによりスラグの改質を図り、さらに補助熱源等も必要としない製鋼スラグの製造方法を提供するものである。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
切花などの植物用高分子組成物
(出願:H1.3.18)
特開平02-247101
(公開:H2.10.2)
株式会社ジェム 坂本 宗孝
本発明は、切り花の一輪差し、切り花の盛りつけ、切り花の輸送などの目的に適した高分子組成物に関するものである。
切り花を花瓶に一輪差しする時や皿状の花瓶に各種の切り花を盛り付ける時には、当然ながら花瓶に水を入れることにより水分を補給する。
営業用の切り花の場合には、花を長持ちさせるための薬剤を加えることもある。しかし現状では花を盛り付ける時、剣山に切り花を突き刺すことになるため、斜め方向に差すことが難しい上、何回も差し直すと切り花の根元の部分がいたんだり、寿命が短くなることがある。
本発明は、このような従来の問題点を解消した切り花等の植物用の高分子を提供することを目的としている。
具体的にはアルギル酸塩のような高分子並びに架橋ポリアクリル酸塩のような高級水性高分子の混合物にシラスバルーンのような増量剤を添加して高分子組成物を作成することができる。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
セラミックス・金属接合体及びその製造方法
(出願:H1.3.30)
特開平02-258983
(公開:H2.10.19)
日立金属株式会社 矢野 満
高橋 紀雄
中溝 雅敏
本発明は内燃機関の排気系機器等に使用し得るセラミック・金属接合体とその製造方法に関するものである。
内燃機関の排気系部材等のように高温腐食性ガスにふれかつ急激な熱衝撃を受けるものに対して、耐熱性、耐食性、及び耐熱衝撃性を付与するために、その内面にセラミックスのコーティングを施すことが提案されている。
しかし高温排気ガスによって急激な熱衝撃を受けるために、セラミックスと金属との熱膨張の差によってセラミックスと金属の接合界面で大きな歪応力が発生し、セラミックスの接合面から剥離が発生するという欠点があった。
本発明では、上記欠点を克服するため金属の酸化皮膜と珪酸塩が反応した結合層を成形し、さらにその表面にシラスバルーンのような無機質中空粒子を主体にした断熱層あるいは耐火層を形成させることにより長期間高温の腐食性排気ガスにさらされても剥離の恐れのないセラミックス複合体を開発した。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
帯電防止シーリング材
(出願:H1.3.29)
特開平02-255787
(公開:H2.10.16)
アイカ工業株式会社 浅川 文男
朝倉 孝宏
微小中空体の表面に導電性物質がコーテイングされたフイラーが、樹脂バインダー中に混合分散されてなる、フイラーの沈降や垂れがなく、導電性が均一で、コテムラ仕上りの良い標記シーリング材。粒径10〜500μmのガラスバルーンシリカバルーンシラスバルーン、カーボンバルーン等の微小中空体の表面に、銅、Al、Ni、TiO2、SnO2、ZnO等の導電性物質が蒸着または塗布されてコーテイングされた、比重1.0±0.2g/cm3の導電性フイラーが、シリコーン樹脂、ポリサルフアイド、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂バインダー中に混合分散されてなる、目的のシーリング材。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
炭素繊維補強セメントモルタル
(出願:H1.4.6)
特開平02-267145
(公開:H2.10.31)
三菱化成株式会社 勝俣 晴雄
坂井 広道
高橋 啓介
太田黒 博文
松本 正志
セメントモルタル組成中の水とセメントとの比、骨材とセメントとの比、シラスバルーン、炭素繊維、減水剤等の配合量を特定することにより、外装部材として要求される凍結融解性能を満足させる。
水/セメント重量百分率が50〜60%、骨材/セメント重量百分率が60〜100%、骨材中のシラスバルーンの配合量が20〜50重量%、炭素繊維が1〜7容量%、減水剤として高縮合トリアジン系化合物をセメントの0.5〜1%、AE減水剤として非イオン系界面活性剤をセメントの0.002〜0.009重量%を配合して、炭素繊維補強セメントモルタルを調整する。
炭素繊維は通常長さが1〜100mm程度の短繊維を使用する。このモルタルは軽量化と強靭性が要求される高層ビルのカーテンウオール等の外装部用の耐久性と長寿命化に資することができる。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
耐火複合パネル
(出願:H1.4.13)
特開平02-273230
(公開:H2.11.7)
アイジー技術研究所株式会社 石川 尭
滝口 英喜
金属薄板の芯材と接触する面に金属粉末を含有し、高熱下で発泡し無機断熱層を形成する薄層を設け、かつ芯材として軽量で耐火性のある骨材をバインダとして用いて一体化することにより、軽量で耐火1時間に合格する防火性能を具備する耐火複合パネルを得る。
芯材は無機軽量骨材と防火性,接着性を有するプラスチツクフオームからなるバインダとから形成する。
無機軽量骨材は主に不燃材、例えばパーライト粒、シラスバルーン、メサライト、セリサイト等の1種以上からなり、また、バインダはポリイソシアヌレートフオーム、フエノールフオーム、メラミンフオーム、ポリフエニレンフオーム等の1種を主成分とし、高熱下で炭化するフオームである。
薄層は表、裏面材の芯材と接触する面に塗布し主に高熱に曝された際の無機質断熱層を形成するので、耐火1時間に合格する性能が得られる。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
道路凍結防止用氷点降下剤とこれを用いた道路凍結防止剤
(出願:H1.4.25)
特開平02-283782
(公開:H2.11.21)
シンケン株式会社
竹田 巌
竹田 巌
ウイルヘルム
ケメライト
オスカル
エム
シユウミツト
ドロマイトと、燐酸と、有機カルボン酸との反応生成物を、有効成分として含有させることにより、極寒地域における凍結防止作用効果に優れた凍結防止剤が得られるようにする。
(a) CaCO3・MgCO3またはCa・Mg(CO32で表わされる複塩を主成分とするドロマイトと、(b) リン酸と、(c) b成分1に対する重量比1〜10の有機カルボン酸(例:酢酸)とを、加熱下に反応させて、反応生成物を有効成分とする標記氷点降下剤(C)を得る。
(A) 親水性粒子と、(B) 焼成疎水性パーライト粒子、膨張雲母粒子、シラスバルーン粒子,合成樹脂多孔粒子から選ばれる疎水性多孔粒子と、C成分とを配合して、B成分の孔にC成分を含有させて道路凍結防止剤を得る。
発明の名称 公開番号 出願人 発明者
熱可塑性樹脂組成物
(出願:H1.4.25)
特開平02-283760
(公開:H2.11.21)
帝人化成株式会社 清水 久永
竹下 信志
喜多村 一生
芳香族ポリカーボネートを主体とする樹脂成分に、夫々所定量の無機充填剤と特定の燐化合物とを配合して構成させることにより、分子量の低下のない、寸法安定性に優れた標記組成物を得る。
芳香族ポリカーボネート樹脂または同樹脂に他の熱可塑性樹脂を70重量%以下加えた樹脂成分100重量部に、炭酸のアルカリ土類金属塩、硫酸のアルカリ土類金属塩、アルミナ、シリカ、酸化鉄、酸化アンチモン、金属粉末、金属繊維、マイカ、チタン酸カリ、タルク、珪藻土、鉄鋼スラグ、シラスバルーンより選ぶ1種以上の無機充填剤1重量部以上と、燐化合物の無機充填剤に対する0.1〜10重量%とを配合して構成させる。
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