関連(含シラスバルーン)公開特許/〜平成1年(1989年)公開(23件)
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多孔質アルミニウム合金複合材の製造方法 | (出願:S50.3.31) 特開昭51-112717 (公開:S51.10.5) 工業技術院長
| 今川 耕治 | 北原 晃 秋山 茂 上野 英俊 長田 純夫 本田 英昌 本発明は、アルミニウム合金を連続相とし、シラスバルーン及び微細気泡を分散相とした多孔状組織を有する超軽量アルミニウム合金複合材を簡単に製造する方法に関するものである。
| シラスバルーンを、溶融アルミニウム合金中に均一に分散させたのち加熱し、アルミニウムと反応して水素を発生、さらにこの水素が溶融アルミニウム合金中で一様に分散した気泡を形成する時間保持し、所望の形状に成形し、凝固させる。 本方法は、従来法とを比較すると、大気中で操作でき、加圧や雰囲気調節のための特別な装置を必要とせず、連続的操業が可能なので、比較的容易に長尺物の製造が出来るという利点がある。 また、一連の工程をほぼ一定の温度で操業しうるので温度管理が容易であるという利点もある。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| シラスを主原料とする耐アルカリガラス繊維用組成物
| (出願:S54.6.20) 特開昭56-5351 (公開:S56.1.20) 日本バルカー工業株式会社 | 末松 民憲
| コンクリートの薄肉、軽量化を目的とするガラス繊維強化コンクリート(GRC)の強化繊維や石綿スレートの配合石綿量の低減化のための代替繊維として混入するガラス繊維には pH13程度の高アルカリ雰囲気中で急速に劣化しない耐アルカリ性を必要とする。
| 南九州一帯に広く分布するシラスはアルミノシリケートを主成分とする火山噴出物であるため、シラス単独では1700℃を必要とするためシラス60〜70重量部に対し、溶融剤としてCaO、MgOを6〜20、フラックスとしてNa2O、K2O、Li2Oを6〜11、耐アルカリ付与剤としてZrO2を8〜13の組成物となし1250℃以下で紡糸する。 得られた繊維の耐アルカリ性はNaOH及びセメント抽出液中80℃、24時間で0.1%重量減少率の優れた耐アルカリ性ガラス繊維が得られる。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| シラス窒化物の製造方法 | (出願:S55.6.30) 特開昭57-17467 (公開:S57.1.29) 工業技術院長 | 株式会社伊地知種鶏場 諌山 幸男 | 小林 和夫 梅林 正気 濱崎 廣教 シラスを原料として、耐火レンガ用骨材、耐火材生地、成形材料等として広い範囲の用途をもつ良質のシラス窒化物を、低いエネルギー消費量により効率よく製造する方法に関するものである。
| これまでに公知な方法は、金型中に原料粉末を充填し、加圧成形(200〜400kgf/cm2)によって行われているため、生産性が悪く、かつ成形体の組成が不均一になるという欠点がある。 また、いったん仮焼したのち、ホットプレスする方法では仮熱及びホットプレスに長時間を要し、不経済である。 本発明は、シラス粉末とアルミニウムから成る混合物を、粒径3mm以下に造粒し 1100〜1400℃で2〜4時間、次いで1700〜1900℃で1〜2時間加熱することにより高強度、高密度の粒状シラス窒化物を効率よく製造することができる。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| シラスとアルミナセメントを主成分とした着色水硬性物体
| (出願:S56.2.20) 特開昭57-140350 (公開:S57.8.30) 福壽 十喜 | 南日本高圧コンクリート株式会社 株式会社技研社 高平 純一
| シラス火山噴出物を細かく粉砕したシラス粉と、アルミナを含有したアルミナセメントを適当な割合(例えば、シラスに対するアルミナセメントの重量比10〜50%)で混合し、更に赤色着色剤(Fe2O3)や黒色着色剤(Fe3O4)などを最適比率で添加した後に水で混練りして成型枠に充填し、気中硬化すべくして成るものである。
| このようにして得られた物体は、圧縮強度や曲げ強度が、20〜30%も増加し、さらに表面は光沢のある硬化体として成型され、美麗な建築用材、或は、代用陶器類、用品として広範囲な製品を得ることが出来る。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| シラスとアルミナセメントを主成分とした樹脂含浸水硬性物体
| (出願:S56.2.23) 特開昭57-140354 (公開:S57.8.30) 福壽 十喜 | 南日本高圧コンクリート株式会社 株式会社技研社 高平 純一
| シラス(火山噴出物)を粉砕したシラス粉とアルミナセメントとを適当な割合で混合して水で捏練りした後に充填して気中硬化させる水硬性物体に、合成樹脂を原料に混合させるか、或は成形後に外周面より合成樹脂を含浸させることを特徴とするものであり、シラスとアルミナセメントとによる硬化体の性質を損なうことなく、吸収性や透水性を除去し得るもので、耐海水性、耐薬品性、耐火性に優れたブロックやタイル、或はボード等をセメント流し込みによる成形法で簡易に得られる。
| 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| シラス石鹸
| (出願:S56.5.23) 特開昭57-195200 (公開:S57.11.30) 榎本 信義 | 榎本 信義
| 本発明は、従来の石鹸に、シラスの粉末を混和させ、洗浄効果を高め、シラスの有効利用を促進する事になる。
| 従来の固形または、粉末状の石鹸に1μm〜210μm のシラス(アルミナ硅酸質ガラス)を容積比1:9〜9:1の割合で混合させた石鹸であり、大幅な原料費減と、洗浄効果を得ることが出来るものである。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| シラスを主成分とする水硬性成形物の製造法
| (出願:S56.12.29) 特開昭58-115054 (公開:S58.7.8) 福壽 由多加 | 株式会社技研社 福壽 十喜 高平 純一
| 本発明は、火山噴出物を利用した水硬性成形物の製造法に関するものである。
| 本方法によれば、シラスとセメントとを混和するに当り消石灰を加えてシラスに含まれる酸化アルミニウムをアルミン酸塩に変換し、もって混和物を水硬化して得られる均一相中にエトリンガイトの針状結晶を生じ高強度が得られ表面も緻密な平滑面が得られると共に、遊離石灰が残る場合にはこれを酸によって中和し、エフロレッセンス生成のおそれを完全に除去し極めて性能の優れた水硬性成形物が得られる。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| 油吸収体
| (出願:S58.9.14) 特開昭60-60175 (公開:S60.4.6) 工業技術院長 | 株式会社伊地知種鶏場 諌山 幸男 | 陣内 和彦 立山 博 木村 邦夫 浜崎 広教 船舶の遭難、石油タンクの損傷に際しての重油の流出や工場廃油の漏出による油や河川の汚染が問題となっている。
| このような油を清浄化処理するために、種々の油吸収材や中和剤などが用いられているが、特殊な原料を用いているのでコスト高である。 よって、本発明は低コストを目的にシラスの焼成発泡粒体を油吸収基材とし、これを撥水加工した布製の袋状体に充填することにより、単にシラスを焼成しただけのものを用いることが出来るので、極めて経済的である。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| 低温配管用断熱支持材
| (出願:S5812.1) 特開昭60-121381 (公開:S60.6.28) 工業技術院長 | 日本発条株式会社 神尾 典 | 渡辺 明子 森 勉 芳賀 志信 液体窒素などの極低温流体を輸送する配管の支持装置に用いる断熱支持材は、低熱伝導率でかつ十分な圧縮強度、および配管設定時にかかる曲げ荷重などに対応できることが必要である。
| 従来、硬質の木材が用いられていたが、最近は硬質ポリウレタンフォ−ムがこれに代わって使用されている。 しかし、可燃性であるため、不燃性の断熱支持材の出現が要望されている。 本発明は、このような観点から、アルミナセメント、シャモット、シラスバル−ン、ガラス繊維、及び減水材を主成分とする、セメントモルタルの水和硬化物を断熱部材として用いることを特徴とするものであり、密度0.6〜0.9g/cm3、曲げ強度40〜82kgf/cm2、圧縮強度65〜100kgf/cm2および熱伝導率 0.16〜0.2kcal/m・h・℃の耐候性支持材を得ることができる。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| シラス粉を骨材としてセメントの2次製品を製造する方法
| (出願:S59.3.16) 特開昭60-195042 (公開:S60.10.3) 大迫 繁 | 大迫 繁
| 本発明は、セメントと事前に水浸しされ水切りされたシラス粉と硬化剤、防水剤を加え混練し乍ら高性能減水剤を散布し、出来たモルタルを型枠にいれバイブレ−タで締め固めることによりシラス粉モルタルの2次製品を製造する。
| また、モルタルに起泡剤を散布し、型枠につめ発泡モルタルの2次製品を製造する。 更にそれらのシラス粉モルタルが出来た状態で事前に水浸しされ水切りされた軽石を規定量混合し型枠にいれ、締め固めてシラス粉及び発泡コンクリ−トの2次製品を製造する。 これらのシラス粉、軽石を主材料と作られるセメントの2次製品は何れも耐火、断熱、軽量等の特性を持っている。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| シラスから無塩砂及び複合無塩砂を工業的に製造する方法
| (出願:S59.3.30) 特開昭60-206476 (公開:S60.10.18) 大迫 繁 | 大迫 繁
| シラスの構成はシラス微粒子部分が15〜20%、砂質部分が45〜50%、軽石部分が20%程度である。
| 従ってシラスよりシラス微粒子部分と軽石部分を分離させ砂質部分を取り出し更に砂質部分を分級させることにより細骨材としての無塩砂を製造する。 また、シラスの特性は産地の場所により一定ではない。 従って製造される無塩砂の品質も必ずしも品質の規準が良質とは限らない。 複合無塩砂が規準値に達しない場合被複合材と混合することにより良質の無塩砂として製造するものである。 製造された無塩砂および複合無塩砂を現行の規準と比較すると、(1)JIS A5308によれば規準値内で適確である。 (2)JASS-5規準では2級となるが1級も可能である。 (3)複合無塩砂(火山灰砂)も2級であるが1級に調製可能である。 (4)JASS-15規準によれば無塩砂はA種であり複合無塩砂もA種である。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| シラスオパールガラスおよびその製造方法
| (出願:S59.12.10) 特開昭61-141639 (公開:S61.6.28) 国府 俊則 | 国府 俊則
| 本発明は、シラス、長石、酸化ホウ素、酸化カルシウム、酸化ナトリウムを有した原料を調合し、加熱熔融後、冷却して、シラス−長石−酸化ホウ素−酸化カルシウム−酸化ナトリウムの5原料組成に由来する酸化物ガラスを製造し、更にこの酸化物ガラスを再度600℃〜800℃の間の温度で一定時間加熱してガラスの分相を惹起させシラスオパールガラスを製造する方法に関するものである。
| 本発明の他の目的はシラス中に含有され、製造されるガラスに著しい着色を与える鉄分の影響を効果的に押え、明るい呈色示すとともに着色剤による明瞭な呈色効果が認められ、装飾工芸用及び装飾建築材料(壁用タイル)等の用途に供し得るシラスオパールガラスを提供することにある。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| 火山ガラスを原料とする白色度のよい洗剤用ビルダーの合成方法
| (出願:S60.10.11) 特開昭62-86097 (公開:S62.4.20) 工業技術院長 | 吉田 章 | 井上 耕三 原 尚道 シラスなどの火山ガラスを利用して、現在洗剤用ビルダーとして使用されている白色度のよい微細なA型ゼオライトを製造する方法に関するものである。
| とくに鉄分が含有されていても、結晶表面に濃縮されることなく、結晶粒界もしくは結晶粒内にとどめ、白色度の良好な合成を可能にした。 火山ガラスを3〜6Nの水酸化ナトリウム溶液で処理して得た水ガラスをシリカ源とし、工業用水酸化アルミニウムを工業用水酸化ナトリウム溶液または工業用水酸化ナトリウムに固体の水酸化ナトリウムを溶解して得たアルミン酸ナトリウム溶液をアルミナ源とし、これを混合、熟成、加熱結晶化することを特徴とする白色度が良く、イオン交換速度の大きい微細なA型ゼオライトの製造方法。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| シラスとセリウム酸化物含有アルミノけい酸塩ガラスの製造法
| (出願:S60.6.21) 特開昭62-91443 (公開:S62.4.25) 科学技術庁無機材質研究所長 | 牧島 亮男 | 久保 肇 下平 高次郎 本発明は、二次シラスとセリウムコンセントレートの混合物を加熱してガラス化することを特徴とするシラスとセリウム酸化物含有アルミノけい酸塩ガラスの製造法に関するものである。
| 従来のSiO2、Al2O3、CeO2を原料とする場合に比べて極めて安価に、しかも溶融温度が低いので一般の電気炉で容易に溶解してガラス化し得られる。 そして得られるガラスはアルミノけい酸塩ガラスの特性をそのまま保有し、高弾性率を有する優れたものとなる。 また、耐アルカリ性が高いため、セメントと複合した複合材とすることができ、Fe2O3とCeO2を含有するため紫外線吸収特性を有し、紫外線吸収材料としても有効に使用することができる等の優れた効果を有する。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| 強化ガラスの製造方法
| (出願:S60.11.26) 特開昭62-128938 (公開:S62.6.11) 工業技術院長 | 株式会社伊地知種鶏場 今川 耕治 | 陣内 和彦 立山 博 木村 邦夫 伊地知 正勝 浜崎 廣教 火山ガラス質堆積物を原料として高強度のガラスを製造する方法に関するものである。
| 即ち火山ガラス質堆積物粉末100部に対して、Al2O3粉末4〜8部、Li2O粉末3〜6部、ZrO2粉末3〜6部の割合で混合し、加熱溶解した後、歪除去処理を施し、更に650〜730℃で1〜7間再加熱を行うことを特微とする強化ガラスの製造方法である。 この方法によって得られた強化ガラスは、市販のコップやパイレックス等と比較して曲げ強度が4〜5倍向上する。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| 負の熱膨張係数を有する結晶化ガラスの製造法
| (出願:S62.2.10) 特開昭63-201034 (公開:S63.8.19) 工業技術院長 | 株式会社伊地知種鶏場 陣内 和彦 | 立山 博 木村 邦夫 伊地知 正勝 浜崎 廣教 シラスをはじめとする火山ガラス質堆積物を利用して、負の熱膨張係数を有するガラスの製造法に関するものである。
| 製造方法は、火山ガラス質堆積物粉末100部に対して、Al2O3粉末14〜30部、Li2O粉末7〜15部を混合し、加熱溶融した後、歪除去処理を施し、更に550〜800℃の温度下で12〜24時間再加熱し、徐冷することによって得られる。 このガラスは通常の正の熱膨張係数を有するガラスあるいはセラミックスと適量配合し、加熱焼結して無膨張焼結体を得ることができる。 また、それ単味で加熱した際に収縮することが望まれる部材を得るなど、従来のガラスが具備していなかった新規な用途に活用できる。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| 強化ガラスの製造法
| (出願:S62.2.10) 特開昭63-201035 (公開:S63.8.19) 工業技術院長 | 株式会社 伊地知種鶏場 陣内 和彦 | 立山 博 木村 邦夫 伊地知 正勝 浜崎 廣教 シラスの利用方法の一つとしてガラスへの応用がある。
| 従来の提案された方法によるガラスは耐アルカリ性に富むが、その強度が弱い。また強度を有するガラスを得ることは達成出来るが、製造に要する時間が長過ぎる。 本発明はAl2O3粉末5〜8重量%、Li2O粉末5〜9重量%、残部火山ガラス質堆積物粉末なる配合の混合粉末を、加熱溶融した後歪除去処理を施し、更に500〜650℃の温度下で12〜24時間再加熱することを特徴とする強化ガラスの製造法である。 本方法によれば短時間かつ低温の再加熱処理で曲げ強度が大なるガラスを得ることが出来、強度面での効果が有ると共に製造は短時間かつ低コストで行えるという利点がある。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| マイカバルーンの製造方法
| (出願:S62.2.20) 特開昭63-206338 (公開:S63.8.25) 工業技術院長
| 立山 博 | 木村 邦夫 陣内 和彦 本発明は、軽量骨材、防音材、あるいは断熱材などの各種用途に用いられているシラスバルーンの表面に電気絶縁性、耐熱性あるいは良摺動性を有するマイカを一体的に生成せしめ、シラスバルーンとマイカの両者の特徴を兼備する新規な材料の製造方法に関するものである。
| 即ち、少なくとも10重量%以上のフッ化カリウムと残部滑石からなる組成第一混合物に対して、シラス粉末を全量の70重量%以上混合し、シラス粉末の表面に上記第一混合物が付着した状態の第二混合物となし、この混合物を900℃〜1200℃に加熱することによりマイカバルーンが得られるものである。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| 押出成形による軽量セメント製品の製造方法
| (出願:S62.3.16) 特開昭63-218589 (公開:S63.9.12) 工業技術院長 | 株式会社九建 株式会社ジェイ・エフ・ビー 神尾 典 | 守 明子 押出成形により、実用強度をもつ軽量でかつ断熱性に優れたセメント系建材の製造方法に関するものである。
| 押出成形による軽量セメント建材の製造は、パーライトやシラスバルーンのような軽量発泡骨材を配合したものが提案されているが、この配合量を多くすると押出成形時の剪断力で破壊され、また押出成形性も悪く、軽量化出来ない。 本発明は、特別の処理工程を必要とせずに、押出成形により十分に実用に供しうる機械的強度を有する軽量建材の製造方法を提供するものである。 即ち、骨材の一部として、シラスバルーンの粒径以上で、かつ強度を有する骨材を混合することによりシラスバルーンの配合量を多くしても剪断破壊を著しく低減でき、押出成形を損なわず、補強繊維との併用により十分な機械的強度を有するセメント建材が得られる。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| 耐熱衝撃性ガラスの製造方法
| (出願:S62.10.15) 特開平01-103929 (公開:H1.4.21) 工業技術院長 | 株式会社伊地知種鶏場 陣内 和彦 | 立山 博 木村 邦夫 伊地知 正勝 浜崎 廣教 本発明は、火山ガラス質堆積物を主原料とし比較的に低い温度域での処理で強度及び耐熱衝撃性の点ではコップ等の各種用品材料として十分に対応が出来るガラスを得る事が可能な方法を提供することを目的とするものである。
| 即ち、LiO2粉末、Na2O粉末、火山ガラス質堆積物粉末から成る組成、またはLiO2粉末、B2O3粉末、火山ガラス質堆積物粉末から成る組成の混合粉末を、1350℃以下の温度に加熱溶融し、次いで450〜550℃の温度下で歪除去処理を施すことを特徴とする耐熱衝撃性ガラスの製造方法である。 得られるガラスは熱膨張率や強度の点で従来品と遜色がない。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| 発泡金属の製造方法
| (出願:S62.11.10) 特開平01-127631 (公開:H1.5.19) 工業技術院長
| 上野 英俊 | 秋山 茂 北原 晃 本発明は、従来困難であった銅や鉄などの高融点金属発泡体の製造方法、及びアルミニウムなどの低融点金属の製造技術を改善した発泡金属の製造方法に関するものである。
| 本発明方法によれば、従来から知られた諸方法で増粘した溶融金属に大気圧下でガスあるいは熱分解によってガスを発生する水素化チタンやシラス等の粒子を加えその後に減圧状態となす事で発泡させるので、鋳込みと発泡を時間を違え行える為に、複雑な形状や任意の大きさの製品を、しかも形状が均質な独立気泡を有する製品を得る事が出来、低融点金属ばかりではなく銅や鉄等の高融点金属に対しても有用であり、また、水蒸気を吹き込む方法の場合には増粘とガス溶融が同時に行え、より高効率の方法である。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| 微小中空球体金属複合材料の製造方法
| (出願:S63.4.19) 特開平01-268829 (公開:H1.10.26) 古河電気工業株式会社
| 君島 和浩
| 本発明は無機質微小中空球体の集合体に金属溶湯を加圧下で含浸凝固させる微小中空体金属複合材料の製造方法に関するものである。
| 従来よりアルミナ、シリカ、黒鉛、シラス等の微小中空体金属複合材料は、軽量性、耐熱性等に優れているため航空機、自動車、船舶等の輸送機関の部材等幅広い分野において実用化が検討されている。 しかし従来の製造方法においては、母材金属溶湯が微小中空体の集合体へ含浸する過程で微小中空体が破壊すると言った問題があった。本発明は上記の問題について種々検討の結果、加圧鋳造法における微小中空体の破壊は金属溶湯の加圧力及び微小中空体の穀厚に大きく影響することを見出し、これらを調整することにより健全な微小中空球体金属複合材料の製造が可能となった。 発明の名称 | 公開番号 | 出願人 | 出願人
| セラミックス−合金複合体の製造方法
| (出願:S55.4.8) 特開平01-309934 (公開:H1.12.14) 工業技術院長
| 今川 耕治 | 秋山 茂 上野 英俊 長田 純夫 北原 晃 本発明は、相互に混和しにくい溶融合金とセラミックスとを均一に混合し、均質な複合体を製造する方法に関するものである。
| 具体的な製造方法としては、アルミニウム合金、スズ合金、鉛合金及び亜鉛合金の中から選ばれた一種の合金と、その重量に基づき、0.05〜5%のカルシウムとの合金−カルシウム混合物を溶製した後、セラミックス粒子の添加混合に適した粘性に達するまで混合物の融成物を酸素の存在下で激しくかき混ぜ続けて酸化促進させる。 しかるのちセラミックス−合金複合体を製造することが出来る。 本発明の利用分野としては、一例として減摩材を目的とする黒鉛・合金複合体、軽量合金を目的とする軽量ガラス質微小中空球・合金複合体等がある。 |