'04.01.12

昨年12月のある日、夜帰宅していつものようにPCの電源を入れようと、
テーブルタップのスイッチを入れました。

いつもは、ディスプレイが「ガイン!」と音をたててデガウスをし、PCのファンが
「ウォン」と一瞬うなるのですが、この時は、PCの電源が勝手に入り
給電はされているものの、BOOTはせずPCは「だんまり」状態
この現象は、ゲタを使ってのCPUアップグレードで経験したものと同じです。

何度やっても同じなので、通電したままPCを小一時間放置し、再度トライ
すると正常に起動しました。
電源がへたってきた(適切な電圧になっていない)のかなぁ…

数日こんな状態が続いたものの、一応使用できるので不安を感じながらも
ほったらかして使っていました。ところが、今度は、一発目で正常に起動
するのですが、途中でフリーズするようになってきました。(一番怖い症状)
この現象も、1時間ほど暖機運転(?)すると直ってしまいます。

不安定なPCは道具として使えない!!!
なおすぞー!(新しいの買えないので (笑))
という事でこの計画は始まりました。

これは、私のGP6-450(セレロン1.4GHz改)
のオリジナル電源です。

PCI も、メモリスロットも全部使用していて
電源の容量不足を感じていました

バスパワードのUSB機器をつなぐと
起動できませんので。(笑)

出力200Wで、まる5年以上使用しています。
そろそろ寿命かなっていう時期ですね。

(電解コンデンサは消耗品です。
 寿命は温度と、負荷と、通電時間に
 依存します)

ということで、電源ユニットが原因と仮定
して交換することにしました。
サイドカバーを開けると、こんな感じ。

天板との間に、2cmぐらいの隙間が
あります。

電源と、マザーボード間の接続は、
20ピンのATX用コネクタと、電源ファン
制御の3ピンコネクタのみでした。

→めんどくさそうと思っていましたが、
 以外に単純でした。
それがわかれば、話は簡単
ってことで、電源外しました。

意外と大きなファンを使っていたのと、
固定は、リア板金4ケ所と、右側面
の板金1ヶ所(写真の右端がステー)
でした。
電源外すとこんな感じ。

この際、たまったホコリを除去
しましょう。

私は、エアーで吹き飛ばしましたが
エアーの多用はやめた方がいいかも。
意外と静電気が発生します。
この季節は乾燥しているので特に注意。
オリジナル電源の定格ラベルです。

「Newton Power」って知ってます?
中を見たわけではないですが、FR4
基板らしき色をしてました。

まじめな作りかも。

ゲタ(PowerleapのPL-iP3/T)の電源は
おそらく、5V→1.5Vコンバータでしょうから
5V/18Aはきついかもしれませんね。
さて、私のPCケースのネジ穴位置、
板金の開口部がぴったり合う市販の
電源はありません

牛の掲示板によると
「DELTA GPS-350BB-100A」という電源が
上下逆向きであれば、板金無加工で取り
付くそうですが、物が近くのPCショップに
ないし、せっかくだから正しく、取り付けたい
ので、覚悟を決めて板金を加工すること
にしました。

右の写真は、そのために購入した、
・電動ドリル&ドライバーセット(一家に一台)
・研磨ヘッド(電動ドリル用)
・金属カッター(ハンドニプラがなかったので)
新しい電源は、
オウルテックが扱っている、SeaSonic電源
SS-350FB(350W)」にしました。
(買値:\9,980 ちと高めでした)

決め手は、
・近くのPCショップにあったから(笑)
・12cmの、温度検出による回転制御ファン
・ハニカム通気口が目新しかった
・有名メーカが扱っているので、それなりに
 安心
ってところです。
これは、電源の裏側。
12cmの大きなファンが目を引きます。

隙間から見たところ、
1次平滑コンデンサは、日立製85℃品
2次平滑コンデンサは、メーカ未確認の
105℃品でした。
これは「SS-350FB」の定格ラベルです。

オリジナル電源と比較して
・+3.3V:18Aアップ
・+5V:12Aアップ
・+12V:13Aアップ
ってところです。

増設したボードの消費電流を足しても
おつりが沢山きます。
さて、ケース板金の加工です。

まず、新電源の取り付け穴、ACインレット
の位置を、透明なプラスチック板に
書き写し、取り付け位置に貼り付けました。

この作業は、取り付け精度に影響します
ので、慎重に行いました

・丸が取り付けネジの位置
・四角がインレットの外形です

私は、めんどくさがりなので、電源以外の
ボードやドライブは着けっ放しです。
(後でびびりましたが…)
そのため、金クズがボード類に付かない
ように、梱包テープでマスクしました。
中は、こんな感じです。
白いのは梱包テープの粘着面です。

この方法は、やめた方がいいです
電気ドリルの振動は、思っていた以上
に大きく、ドライブやボード類を壊す危険
があります。(今回は運よく壊れていない
ようですが)

素直に、ケースだけの状態にして
作業しましょう。
これが、電気ドリルと金属カッターで、
板金と戦った結果です。

この作業が一番の難関で時間を食いました。
たかだか1mm程度の板金が、こんなに
硬いとは思いませんでした。

・ネジ穴は、ドリルで開けましたが、
 もともと開いていた穴の近くは難しく
 いびつになってしまいました(2ヶ所)。

・インレットの逃げはカッターで水平に
 2ヶ所切れ込みを入れ、金属疲労で
 もぎ取りました。

その後、研磨してバリを取りました。
いびつですが、なんとかできました。

ジャーン!

もくろみ通り、うまく取り付きました!

インレット逃げが、ちときたない仕上がり
ですが、当たりはないし、機能的に問題
なしです(笑)。

ハニカム通気口がかっこいいです。(笑)
固定強度も4本ネジで、問題はなさそう
です。(ステー取り付けは断念しました)

実は、写真右下のネジは、サイド板金と
当たります。
最初は、板金側を削って逃げようと思い
ましたが、板厚が厚いのでこれまた断念。

結局、無理やりネジ締めてます。
(サイド板金のリヤ側は、曲がりますが)
サイドはこんな感じです。

汎用電源なので、ケーブルが長く
ごちゃごちゃしてますが、ケーブル
たばねも付属してましたので、風の
流れを妨げないように、まとめた
つもりです。
で、苦労して交換した電源の効果は…

1.電源容量不足では?という心配がなくなった
  →これでさらなる機器増設も、P4移行も可能 (笑)

2.電源が無音!騒音から開放された。
  →これが最大のメリットだったりして (笑)
   このためCPUファンの音が目立ってきました。

3.そして、目的であったPCの安定化は…
  失敗です! (泣)
  PCを暖機運転すると安定しますが、コールドスタートの不安定さは、
  改善しませんでした。(つまり、電源交換する前と状況変わらず)

これで、PCの不安定原因がおそらくゲタ(PowerleapのPL-iP3/T)
であろうことがわかりました。

調べたら、このゲタ不具合報告が多数あり、ゲタの電源強化(修理?)
が必要と思われます(電解コン追加・交換とか…)。
面倒なので、新品と交換するのが手っ取り早いかな?

(内緒ですが、一気に最新のマザー、CPU、メモリに交換する手もあります。 
 年寄りうしGP6-450の皮を被った最新鋭PC!ってか。
 新しいのは買えないっていってたくせに(笑))


結論:不安定要因は、ひとつひとつつぶすべし!
コストのバランスも考慮しよう!(笑)

HOME


2004 Copyright by SON