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桜島火山は大正3年(1914年)に大規模な噴火を起こし、大量の溶岩を東側と西側に噴出しました。 この時に東側に噴出した大量の溶岩で、それまで島だった桜島は大隅半島と陸続きになりました。 この時同時に大量の溶岩を流出した西側の噴火口は、引の平の北東側にその姿を残しています。 火山砂防の調査でこの火口の縁まで登った時、長さ2mほどもある火山弾を見かけました。 その火山弾の表面には、小さな岩塊が落下して形成された大小のくぼみと亀裂がありました。 このことから、この火山弾は落下してしばらくの間は、まだ表面が柔らかい状態だったことが分かります。 |