多久市相ノ浦の球状閃緑岩
佐賀県多久市相の浦地区に産する球状閃緑岩
(1992年1月5日撮影)

 佐賀県多久市の、長崎自動車道多久ICのすぐ近くに位置する相の浦地区には、全国でも珍しい球状閃緑岩が産出します。
 この標本は、相の浦地区にある神社の境内に展示されている球状閃緑岩で、長径5〜15cm、短径5〜10cmの不規則なゆがんだ球状の部分が、多数集合 しているのが見られます。
  残念ながら露頭は確認されていませんが、昔は山の斜面や沢筋に転石として多く分布していたようで、水田の石垣や、河川の護岸石として用いられていたそ うです。

 
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