私の持ってる双眼鏡の性能比較。

あくまでも、個人的な感想です。


今日の双眼鏡の活躍

2010年10月20日

天候に恵まれた一日だった。
中学校駅伝大会を応援に行きました。
夫婦で高性能な双眼鏡を首から下げての応援は、不審者と間違われるかとも心配しましたが、問題なく楽しめました。
応援の合間に、鳥見もできて幸せな時間を過ごせました。

私が使用したのは、QF8×40SK-D
妻は、QF6×30SB-D でした。


日本(我が国)を代表する製品は、多くあるのですが、光学関係(特に双眼鏡、望遠鏡)は、お家芸的に素晴らしい技術と歴史があるのです。
良い物は良いと実感できる、光学機器を見直したいと考えてます。


Vixen Z Type. 7X50 Field 7.1° 124m at 1000m.





Mizar 8X40 Field 6°
海外に居るOMへ、プレゼントしました。

そして、新たに勝間光学機械株式会社の8X40を購入




Nikon Monarch 8.5X56 Field 6.2°





Glory 勝間光学機械株式会社 6X30 Field 8.5°




他にも、Nashica Zoom 50(Zoom 14 - 50X25)など、所有してますが、観れない双眼鏡は紹介したくありません。

写真で紹介した双眼鏡は、すべて実用になる性能を有してます。

初めての双眼鏡でしたら、満足できるかもしれないのが、Mizar 8X40 Field 6°です。
価格は、一万円以下で、防塵、防水ですが、ピント調整ダイアルがスムーズとは言えませんでした。
観える画も、それなりです。
Vixen Z Type. 7X50 Field 7.1°も、Mizarに似た観え方です。
これは、防塵、防水ではないタイプですので、軽量で使いやすいと思います。


さすがはNikonです、自然な色合い、シャープな画。
普及機とはいえ、素晴らしい双眼鏡です。
防塵、防水です。

私の一番のお気に入り^^
勝間光学機械株式会社の双眼鏡。
軍事用に設計された、しっかりとした設計、仕上げです。
本来は、私なんかの一般人が入手できない、所有できない物かもしれません。
覗いた瞬間、クリアな画に声が出そうになりました。
細部の仕上げにも、手を抜かず、素晴らしい仕上がりです。

ただ、商品の数に限りがあるために、紹介しにくいところもあります。
完全な、国内生産品です、100年は持つのではと思うほどのしっかりとした双眼鏡です。



値段が高けりゃ高性能の商品とは限らないのが双眼鏡の世界かもしれません。


どうぞ、双眼鏡は玩具だと思ってた貴方、本物を覗いて見てください。
きっと、歓喜の声がでるはずです。

それでは、また


Glory 勝間光学機械株式会社製の双眼鏡、大、中、小型が、入手できました^^v

WP16×70SB-D
肉眼で見た状態  周辺に乱れはありますが、中央部(目標付近)は、素晴らしい解像度です。
販売サイトの写真では、-ネジを使用されてたのに、私のは何故+ネジ?
付属のケースにGLORYロゴの型押しがなかった、何故?

メーカーからの私の疑問への返事です ↓

「お届け致しましたWP16×70SB-Dにつきましては、
6×30や8×40とは異なるネジを使用しているのですが、
既にこのサイズの−ネジが市販されていないため、
ファーストロットからすべて+ネジとなっております。

ケースの型押しは諸般の事情によりセカンドロットより行っておりません。
結果的に初回限定のような形となってしまいました。
レアアイテムということでなく、申し訳ございません。」


納得できる理由ではあるが、事前に公開できない理由でもあるのだろうか?

その後に入手した QF8X40SK-Dでは、私はメーカーを誤解してしまった。
というか、誤解して当然だったと、今でも思ってます。

QF8×40SK-D
素晴らしい性能なのですが、外観に傷をみつけました。

何なんだこれは、「これくらいの傷は、気づかないだろう」ということか?

メーカーへ、問い合わせましたら、「8X 40のこの部品の全数に指摘のようなキズがある」と把握されてました。
私の所有する物だけへの固有の傷ではないことが判明し、一安心しました。
しかし、同じ心配をしてるユーザーもいると想像できるので、誤解を生まない為にも、傷については公開してくださいとお願いしました。
下記のコメントが楽天の販売サイトの商品ページ中に告知されていました。

「カバープレートの中央基軸寄り接眼筒下にあるビスを受けている
ボディーの出っ張り部分下にキズが入ってしまっていますが、
これは部品の段階においてすべてに確認されているものであり、
目下のところ、それらのキズが入る原因を調査中でございます。
申し訳ございませんが、この点につきましては不良もしくは
アウトレットに振り分けられる基準とはしておりませんので、
ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。」


私のは、比較的キズの目立つ個体らしく、多少キズが薄いと思われる個体もいくつかあるとのことで、それらとの取り替えの提案を受けましたが、
性能に不満はまったくなく、傷の理由も理解できたので、その提案はお断りしました。
まぁ〜良く見ると、この傷は、高性能双眼鏡への勲章のように見えてきて、愛着が増しました。


これは、素晴らしいです。性能は当然ですが、外観の傷もなく、綺麗で高性能、野外で使用するのがもったいないくらいです。
私のお気に入りですが、今では、妻のお気に入りになってます。.......持って行くのは私で、楽しく使用するのは妻なのでした(汗
QF6×30SB-D


私が所有している勝間光学機械株式会社の双眼鏡です↓


私の我がままを叶えていただき、ついに入手できました。

WP8X30RC-D



実視界 見かけ視界
WP16X70SB-D 4.0° 64°
QF8X40SKD 6.5° 52°
QF6X30SBD 8.5° 51°
WP8X30RC-D 8.5° 68°


実視界とは、双眼鏡で実際に見える範囲です。角度で表したり、1000m先の見える範囲をmで表したりします。

見かけ視界とは、双眼鏡を覗いたときに同時に見える角度です。 実視界に倍率をかけると求められます。 標準的な双眼鏡では、見かけ視界が50°前後で、65°以上は「広角」と呼ばれてるようです。

WP8X30RC-Dについての感想

見かけ視界68°と広い視界を確保されてます。
WP8X30RC-Dの周辺収差は、かなり大きいです。民生用として考えれば評価の別れるところでしょうが、軍隊用としては、この広い視界は武器になるのでしょう。
遠距離の移動体を捉えるには、広い視界が必要だと思いますし、一度捉えてしまえば追いかける時に見るのは、ほぼ視野中心ですから視野周辺は気にならないと思います。
私が覗いて見ましても、遠距離において、視野周辺はあくまでファインダーという感覚で、広いファインダーの端っこに何かを見つければ視野中心の素晴らしい解像度で確認する。
こんな使い方が、本来の軍事用双眼鏡(8X30)の使い方でしょう。
周辺収差の大きさに違和感をもつ方のために、実視界を7°見かけ視界56°と狭くして周辺収差を少なくしたWP8X30SB-Dというモデルもあるようです。

WP8X30RC-Dの設計目的に心を馳せながら、世界中の戦争、紛争が無くなることを祈念してます。









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